ウォーゲーム、シミュレーションゲームのあれこれ


by たかさわ
Pay Dirt Red Zone Tower Bowl 2017

かつてAvalon Hillが出版していたプロ・アメリカン・フットボールのゲーム「Paydirt」は、「RedZone」という名前になって、今なおチームのデータが毎年供給されています。今年の猿遊会では、2016年のデータを使い、6チームが争うトーナメント「タワーボウル」が開催されました。

参加者それぞれがユルっとリラックスしたプレイをするものと思っていたのですが、始まってみると思いのほか白熱したプレイばかり。優勝者へのインタビューまで実現して、いい意味で予想外のとてもエキサイティングで楽しいトーナメントになりました。全チームのチャートやコマ、ボードなどを準備してくださった発起人さん(コミッショナー、と呼ばせてもらいました)、本当にありがとうございます。

Pay Dirt Red Zone Tower Bowl 2017

まずは3チームずつが2つのカンファレンス、CFC(コマンド・フットボール・カンファレンス)とGFC(ゲームジャーナル・フットボール・カンファレンス)に分かれた予選。それぞれの勝者1チームが決勝戦に進みます。カンファレンスの名称に深い意味はありません。

トーナメントが長時間化してダレるのを防ぐため、予選は第1、第3クォーターを省略して、通常の半分の長さのゲームにしました。時間を稼ぐ「ランダウン」は使用禁止。攻撃の時間が短いため、フィールドゴールが頻発して「3対3」とか「6対3」といった低得点のゲームが続出します。「野球の試合じゃないんですから!」という声も。

CFCではニューヨーク・ジャイアンツが1勝1分で、GFCではロスアンゼルス・ラムズが2勝0敗が勝ち上がって決勝戦。史実の戦いでは芳しい結果をだせなかったラムズが37対24で勝利を収めました。今回、トーナメントを公式に開始する前に、各プレイヤーが練習をかねて何回かの練習試合をしたのですが、ラムズはそれらを含めて負けなしの強さでした。

Tower Bowl 2017

ラムズの担当プレイヤーにインタビューしたところ、次のような答えが返ってきました。
  • 強いチームではないがディフェンスがよく、キックがよく飛ぶ
  • きちんと守っていれば互いにファーストダウンを取れないまま一進一退になるはず
  • キックがより飛ぶので、一進一退なら敵陣に近付くのはラムズ
  • それを繰り返せばフィールドゴールなりタッチダウンなりで点を取っていける

僕はPaydirtを、敵の裏をかいて攻撃する、敵の選んだ攻撃を読み当てて守る、ジャンケンみたいなゲームだと思っていました。しかし、このインタビューで「あー、全然違う次元で考えてる」と驚かされました。ラムズ以外のプレイヤーも、タイムアウトやオーディブルの使い方がとても効果的で、フットボールを随分分かったような気になりました。

プレイ自体はもちろん、参加プレイヤーたちそれぞれが語るアメリカン・フットボールへの思いや、どんな経緯でフットボールを知って、好きになったのか、といった話がとても楽しかったです。トーナメントに参加しない方も、フットボールグッズを持ち寄ってくださったりして、それは幸せな空間ができあがったのでした。

コミッショナー、タワーボウル2、ありますよね?

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by gameape | 2017-10-16 22:53 | 対戦 | Comments(0)