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ウォーゲーム、シミュレーションゲームのあれこれ


by たかさわ

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NATOの旅団長」の続きです。

合衆国軍は第1旅団を北に移動させ、ソ連の戦車師団による突破に備えました。増援として到着した第2旅団は南に展開し、中央は機甲騎兵による遅滞戦闘で乗り切る算段です。

雨が上がった第2ターン。ソ連軍は機甲騎兵4個中隊すべてに激しい連続攻撃を加え、すべてを壊滅させてしまいます。敵と接触している部隊を失った合衆国軍は、航空機と通信傍受を総動員して広範囲の偵察を実施します。

師団長への状況報告(SITREP)は驚くべき内容でした。ギーセンとその北5マイルにあるダウブリンゲンに、ソ連軍の戦車部隊の存在が確認されたのです(冒頭の画像です)。

NATO Division Commander

ギーセンにいるソ連軍は、第27戦車連隊所属。この連隊は午前中に機甲騎兵の左翼端を攻撃しています。それがギーセンまで降りてきたということは、ソ連軍は南西に向かってフランクフルトを目指していると考えられます。陽動の可能性もありますし、まっすぐ西に突破しようとしているところなのかもしれません。

師団長と参謀本部は、広く薄い防衛線では敵の突進に対抗できないと結論しました。まずは北側から第1旅団が前進し、敵の攻撃主軸が北側にあるかどうかを確認する。第2旅団は敵の自動車化狙撃兵師団に対して遅滞行動をおこなう。第3旅団はギーセンの北で予備となるが、その一部はギーセンのソ連軍を攻撃して拘束する。

手みじかに命令を通達した師団長は、自らも前線で指揮をとるための準備をはじめました。

NATO Division Commander

コントローラーが見ているマップはこのようになっています。マールブルクの南で守る合衆国軍の第1旅団をかわすように、ソ連軍右翼の戦車部隊が南にスイングしました。実際には、ソ連軍は第1旅団の所在を認識できていません。

合衆国軍はギーセン周辺のソ連軍の部隊数を正確に把握しています。しかし、正確な位置まで確認できているのは半分だけです。ギーセンの攻撃に向かう部隊は、途中で別のソ連軍部隊と接触してしまうかもしれません。

全体としてソ連軍は数で勝っているものの、ほぼ全軍が移動中である合衆国軍の所在をほとんど把握できていません。情報量で勝っている合衆国軍は、たとえ市街戦であったとしても、その防御効果を埋め合わせられるだけの奇襲効果を期待できます。

(さらにつづく、かもしれません)

by gameape | 2019-09-26 22:27 | ソロプレイ | Comments(0)

NATOの旅団長

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NATO Division Commanderのシナリオ「Incident on Bundestrasse 49」を、プレイヤー2人とコントローラーでプレイしているつもりのソロプレイです。第1ターンのソ連プレイヤーターンでは両軍の前衛による交戦が始まりました。上の画像はマップ西端にあるギーセン市街で様子をうかがう合衆国第8歩兵師団第1旅団。

NATO Division Commander

最前線(FEBA = Forward Edge of the Battle Area)の様子。雨のため航空機は飛ばず、師団司令部が戦場に到着していないため無線傍受による索敵もほとんど効果を得られずで、接触していない敵の所在はまったく見えていません。上級司令部からの情報や避難民の声などを勘案すると複数個師団が前線のすぐ後ろに存在していると考えてよさそうです。

機甲騎兵部隊が北側で第7親衛戦車師団を、南側で第27機械化狙撃兵師団を確認しています。戦車がより多く配置された北側が攻撃の主軸かもしれません。

NATO Division Commander

ソ連軍が第2ターンに戦車1個連隊をマップ西端から突破させてしまうと、最悪の場合そこでゲームの勝敗が決まります。後手の合衆国軍としては、第1ターンに適切な対処をする必要があります。師団長がマップに進入するのは第2ターン。それを待っている余裕はなく、第1旅団長こそが「NATOブリゲード・コマンダー」としてゲームの主役を張らねばならない局面です。

第1ターンの戦闘でそれなりの損害を受けているとはいえ、マップ中央の守りは機甲騎兵にお願いしてよさそうです。第1旅団としては大きく展開して両翼で遅滞行動をすることもできます。NATOのドクトリンでは1個旅団を30ヘクス幅に展開することを認めています。

しかし、それでは殴られっぱなしですし、砲兵や工兵が効果的な支援をおこなえません。ギャンブルではありますが、右翼と左翼のどちらか一方に集中したい気もします。選ぶならば平地が多く、かつ敵の主軸と目される左翼(北側)でしょうか。

NATO Division Commander

コントローラーが見ているマップはこのようになっています。ソ連軍は2個師団がそれぞれ4列縦隊で前進してきました。最初の攻撃(または強行偵察)を実施する連隊がアウトバーンや一般道を使用したため、後続の連隊は悪路を進まねばならず、それほどの前進はできていません。

しかし、第2ターンに雨が上がれば疲労無視の強行軍で移動力を倍増させて、西に突破することもできるのではないかと思います。突破の目標は北か、南か、中央か、果たして。

(もしかしたら、つづく)

by gameape | 2019-09-13 22:29 | ソロプレイ | Comments(0)
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「Advance on Fritzlar」は「NATO Division Commander」(1979年、SPI)を全4ページの簡略版ルールでプレイするシナリオで、いわば「スターター・キット」です。

移動フェイズを合衆国、ソ連の順に実施して1ターン終了。戦闘は移動ポイントを支払って実施するオーバーラン型攻撃のみ。スタックは禁止で、EZOC進入停止かつ退出不可。司令部の10ヘクス以内にいないユニットは移動できない。ルールはざっくりそんな感じです。

NATO Division Commander

ユニットはソ連が8個で合衆国が6個、移動力はソ連が10で合衆国が20です。勝利条件にかかわる3つの町、FritzlarとZiegenheinとMarburgはそれなりに離れているので、ゲームが終了する第5ターンまでに縦横無尽な移動が求められるはず。道路とアウトバーンを使えば、1ターンでフルマップの半分を駆け抜けてしまいます。

「Advance on Fritzlar」に徐々にルールを追加していけば、「全部入り」のNATO Division Commanderを習得できるはずなのですが、このままでも結構面白くて、なかなか先に進んでいきません。どこがと言われるとちゃんと答えられないのですが、「ドイツ戦車軍団」のエル・アラメインの面影を感じます。

NATO Division Commander

ビギナーとプレイするゲームは何がいいか、という話がときどき出ますが、ダークホースというか、大穴というかな位置づけとして、「Advance on Fritzlar」も悪くないんじゃないでしょうか、と無責任に申し上げておきます。

by gameape | 2019-08-29 20:59 | ソロプレイ | Comments(0)