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ウォーゲーム、シミュレーションゲームのあれこれ


by たかさわ

タグ:審判ありでウォーゲーム ( 4 ) タグの人気記事

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NATOの旅団長」の続きです。

合衆国軍は第1旅団を北に移動させ、ソ連の戦車師団による突破に備えました。増援として到着した第2旅団は南に展開し、中央は機甲騎兵による遅滞戦闘で乗り切る算段です。

雨が上がった第2ターン。ソ連軍は機甲騎兵4個中隊すべてに激しい連続攻撃を加え、すべてを壊滅させてしまいます。敵と接触している部隊を失った合衆国軍は、航空機と通信傍受を総動員して広範囲の偵察を実施します。

師団長への状況報告(SITREP)は驚くべき内容でした。ギーセンとその北5マイルにあるダウブリンゲンに、ソ連軍の戦車部隊の存在が確認されたのです(冒頭の画像です)。

NATO Division Commander

ギーセンにいるソ連軍は、第27戦車連隊所属。この連隊は午前中に機甲騎兵の左翼端を攻撃しています。それがギーセンまで降りてきたということは、ソ連軍は南西に向かってフランクフルトを目指していると考えられます。陽動の可能性もありますし、まっすぐ西に突破しようとしているところなのかもしれません。

師団長と参謀本部は、広く薄い防衛線では敵の突進に対抗できないと結論しました。まずは北側から第1旅団が前進し、敵の攻撃主軸が北側にあるかどうかを確認する。第2旅団は敵の自動車化狙撃兵師団に対して遅滞行動をおこなう。第3旅団はギーセンの北で予備となるが、その一部はギーセンのソ連軍を攻撃して拘束する。

手みじかに命令を通達した師団長は、自らも前線で指揮をとるための準備をはじめました。

NATO Division Commander

コントローラーが見ているマップはこのようになっています。マールブルクの南で守る合衆国軍の第1旅団をかわすように、ソ連軍右翼の戦車部隊が南にスイングしました。実際には、ソ連軍は第1旅団の所在を認識できていません。

合衆国軍はギーセン周辺のソ連軍の部隊数を正確に把握しています。しかし、正確な位置まで確認できているのは半分だけです。ギーセンの攻撃に向かう部隊は、途中で別のソ連軍部隊と接触してしまうかもしれません。

全体としてソ連軍は数で勝っているものの、ほぼ全軍が移動中である合衆国軍の所在をほとんど把握できていません。情報量で勝っている合衆国軍は、たとえ市街戦であったとしても、その防御効果を埋め合わせられるだけの奇襲効果を期待できます。

(さらにつづく、かもしれません)

by gameape | 2019-09-26 22:27 | ソロプレイ | Comments(0)

NATOの旅団長

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NATO Division Commanderのシナリオ「Incident on Bundestrasse 49」を、プレイヤー2人とコントローラーでプレイしているつもりのソロプレイです。第1ターンのソ連プレイヤーターンでは両軍の前衛による交戦が始まりました。上の画像はマップ西端にあるギーセン市街で様子をうかがう合衆国第8歩兵師団第1旅団。

NATO Division Commander

最前線(FEBA = Forward Edge of the Battle Area)の様子。雨のため航空機は飛ばず、師団司令部が戦場に到着していないため無線傍受による索敵もほとんど効果を得られずで、接触していない敵の所在はまったく見えていません。上級司令部からの情報や避難民の声などを勘案すると複数個師団が前線のすぐ後ろに存在していると考えてよさそうです。

機甲騎兵部隊が北側で第7親衛戦車師団を、南側で第27機械化狙撃兵師団を確認しています。戦車がより多く配置された北側が攻撃の主軸かもしれません。

NATO Division Commander

ソ連軍が第2ターンに戦車1個連隊をマップ西端から突破させてしまうと、最悪の場合そこでゲームの勝敗が決まります。後手の合衆国軍としては、第1ターンに適切な対処をする必要があります。師団長がマップに進入するのは第2ターン。それを待っている余裕はなく、第1旅団長こそが「NATOブリゲード・コマンダー」としてゲームの主役を張らねばならない局面です。

第1ターンの戦闘でそれなりの損害を受けているとはいえ、マップ中央の守りは機甲騎兵にお願いしてよさそうです。第1旅団としては大きく展開して両翼で遅滞行動をすることもできます。NATOのドクトリンでは1個旅団を30ヘクス幅に展開することを認めています。

しかし、それでは殴られっぱなしですし、砲兵や工兵が効果的な支援をおこなえません。ギャンブルではありますが、右翼と左翼のどちらか一方に集中したい気もします。選ぶならば平地が多く、かつ敵の主軸と目される左翼(北側)でしょうか。

NATO Division Commander

コントローラーが見ているマップはこのようになっています。ソ連軍は2個師団がそれぞれ4列縦隊で前進してきました。最初の攻撃(または強行偵察)を実施する連隊がアウトバーンや一般道を使用したため、後続の連隊は悪路を進まねばならず、それほどの前進はできていません。

しかし、第2ターンに雨が上がれば疲労無視の強行軍で移動力を倍増させて、西に突破することもできるのではないかと思います。突破の目標は北か、南か、中央か、果たして。

(もしかしたら、つづく)

by gameape | 2019-09-13 22:29 | ソロプレイ | Comments(0)
これまでのあらすじは「審判ありでGCACWシリーズ(妄想)」でご覧いただけます。

U:北軍の手番どうぞ。
P:ジョーンズがマウンテン・ハウスに入ると詰むので、先に攻撃します。リノが突撃。スタージスとロッドマンは両方攻撃です。
U:マウンテン・ハウスの南軍、動きません。スタージスとロッドマンはどちらも疲労レベル4で混乱。
P:むー、厳しいな。
U:コックスの正面に南軍の小規模な歩兵がさらに移動してきました。

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P:フッカーにがんばってもらいましょう。F2でここまできました。
U:リケットを強行軍させてスタックさせないんですか?
P:戦闘力重視ですよ。
U:で、ここでいいニュースと悪いニュースです。どっちを先に聞きたいですか。
P:どっちでもいいです。
U:フッカーの正面、マウンテン・ハウスに中規模(MV5~9)の歩兵が移動してきました。
P:D.R.ジョーンズが前進してきたのが悪いニュースで、延長行軍に失敗して戦力が下がってるのがいいニュース、ということね。
U:北軍どうぞ。

Here Come the Rebels!

P:リノがウィルコックスに飛び移って準備攻撃。
U:おお、山はZOCじゃないので、確かにいけますね。南軍が退却してジトルズタウン(先にジッタータウンと書きましたが、Zittlestownでした)が空きました。
P:そりゃ戦闘後前進ですよ。しますとも。

Here Come the Rebels!

U:北軍に見える南軍の動きはありません。北軍どうぞ。
P:ジトルズタウンで4VP。北軍は損失なしなので、ここで終われば限定的勝利。
U:どうします?
P:北軍の限定的勝利は2VPからなので、フッカーでマウンテン・ハウスを攻撃してD.R.ジョーンズの動きを止める手もあるんだよね。相手の素性が見えないのが悩ましい。
U:で、どうします?
P:北軍パスです。どうなりますか?

Here Come the Rebels!

U:北軍の限定的勝利でゲーム終了です。こういう盤面になってます。
P:VASSALで過程を全部見られるのは便利だねぇ。
U:ロングストリートとD.R.ジョーンズがリノに反撃しようとしたんですが、突撃のコマンドロールが6でした。万事休す。
P:エバンスに乗り移って反撃、は厳しい、か。。。
U:戦力比が1:3、山で-1。戦術と準備攻撃で+2になればDrにできたかもしれませんね。ともあれ、おめでとうございます。アンティータムは北軍の大勝利になるんじゃないでしょうか。
P:エバンスを北に回したのは失敗じゃないですか?
U:そうなんですけど、ここに南軍が出てきたときに驚いたでしょ?それで満足です。
P:なるほど。確かに、今回一番盛り上がったところでした。

(おしまい)

by gameape | 2019-06-17 22:34 | 考えごと | Comments(0)
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Here Come the Rebels!のシナリオ「South Mountain」を、審判(アンパイア、ゲームマスター、コントローラーなど、お好きな呼び方に)ありでプレイする様子を妄想してみました。僕が普通にソロプレイしたゲームを元にしたフィクションです。

北軍プレイヤー(以下、P):サウス・マウンテンの前にいる南軍についての情報は何かある?
審判(以下、U):北の方、ナショナルロードにいるのは2MVの歩兵です。南側、フォックス・ギャップの入り口にいるのは騎兵です。
P:最初のイニシアティブは北軍。移動力は4。やります。

Here Come the Rebels!

U:コックスに隣接された騎兵が退却して、コックスは移動力がなくなって山の入口でストップです。
P:最初の北軍のアクションはこれにて終了。

Here Come the Rebels!

U:南軍が動いてこうなりました。コックスの隣にいるのは小規模(1MV~5MV)の歩兵です。

Here Come the Rebels!

P:騎兵で偵察します。本当は隣接したくないけど、移動力がたりないのでここから。
U:隣はガーランドの歩兵旅団。2MVで砲兵1、戦術2です。北にいる方は騎兵です。
P:さっきコックスが退却させたやつですね。
U:それは言えへん、なんですけど、バレバレですね。北軍に見える南軍の動きはなしです。続きをどうぞ。

Here Come the Rebels!

P:ウィルコックスが騎兵のいる山道に進みます。
U:騎兵退却で移動力減りましたけど、まだ進めます。残り2MP。
P:ジッタータウンの隣までいきます。この南軍は何ですか?
U:小規模の歩兵です。
P:ロングストリートはまだ来てないようですね。よかった。

Here Come the Rebels!

U:南軍が動きました。まず、ウィルコックスの前に小規模の歩兵が来ました。
P:はい。
U:続いて、このヘクスにいる歩兵の一部がリノの前に移動。リノの前に来たのは小規模の歩兵。
P:まだ続く、かな?
U:続きます。リノの北2ヘクス先に南軍が出現しました。
P:そこに来たか、ロングストリート。
U:そして、ウィルコックスの前に歩兵が来ます。これは大規模(10MV以上)なやつです。
P:あれれ、D.R.ジョーンズ。まぁ、こっちに来るのが普通だよね。

。。。とこんな感じになるんじゃないかと思います。実際にやったらこれは面白い、というほどの確信は持てておりませんが、もう少し膨らませてみたい案件です。

なお、情報隠匿や偵察のルールはThe Skirmisherの2号に掲載されたFog of Warの記事をほぼそのまま使っています。

by gameape | 2019-06-17 00:14 | 考えごと | Comments(0)