
Grant Takes Commandの基本ゲームシナリオ、「Trevilian Station」をソロプレイしてみた。北軍の騎兵軍団長であるSheridanは、指揮下の5個旅団を東へと走らせ、南軍の騎兵軍団長であるHamptonも騎兵5個旅団を率いてSheridanを牽制する位置を保った。
しかし、北軍は第4ターン、5個旅団を集結させたままLouisa Court Houseの駅に損害を与え(+4VP)、その後、全ユニットをあっさりとマップ東端に到達させ(+14VP)、ゲーム終了を待たず勝利を得た(+18VPで北軍最低限の勝利)。
北軍と南軍はそれぞれ騎兵5個旅団を擁しているが、その兵力は北軍が14であるのに対し、南軍は8で大きな差がある。南軍はうっかり変なヘクスで部隊を分散させると、北軍に退路を断たれた状態で攻撃されて、致命的な損失を被ることになりかねない。
しかし、今回のソロプレイのように北軍の動向を指をくわえて見ているだけでは勝てない。北軍は1個駅を焼いて全ユニットで突破するか、目標の3駅すべてを焼くかすれば勝利を収めてしまう。
Lee vs Grantのヒストリカルノートによると、Hamptonが6月11日(このシナリオの第4ターン)に、Trevilian StationでSheridanを攻撃し、どちらが勝利ともつかない戦闘がおこなわれた後、Sheidanは東進を諦めたのだそうだ。
GCACWシリーズのプレイテスターであるPaul NiedがおこなったConsimWorld Forumの書き込みによると、「北軍が集結していると南軍に厳しい」のだそうだ。
フルマップの長い方の端から端を部隊が駆け抜けるというおいしい展開となるこのシナリオ、慣れたプレイヤー同士であれば1時間程度で決着をつけられるのではないかと思う。今回のソロプレイは実質30分くらいで終わってしまった。今後も、ちょっと時間がとれたときや、短期間で終わらせられるPBEM用シナリオとしてプレイしてみたいと思う。