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ウォーゲーム、シミュレーションゲームのあれこれ


by たかさわ
一次情報にあたったわけではないが、MMPがBarren Victory IIをプレオーダーのリストから外すのだそうだ。
これを知ったときの僕の感想は複雑なものだった。

CWBは面白いゲームだと思う。
でも、そう言いつつも対戦したのは2回だけだ。
ソロプレイだって片手で数えられる程度の回数、しかも数ターンプレイしたかどうか。

最新作のStrikes Them a Blowは購入しておらず、その前のThree Battles at Manassasは買ってはいるけれど、プレイの予定はなく、何とかしようという熱意もほとんどない。

そんな状態だから、たとえBarren Victory IIが発売されてもおそらく買わないだろう。
でも、プレイしたくなったら困るから在庫はチクチクと気にしつつ、なくなりそうになったら買うんじゃないかと思う。

気になるゲームを買わずにおくこと、そして気になるゲームの在庫を気にすること。
これらはどちらも結構面倒くさい。
(面倒くさいならやめればよいですよね、わかります)

そんなこんなで、ウォーゲームは「出そうで出ない」状態であり続けてほしいと思う。
発売決定、とか言われると戸惑ってしまう。
かといって、リストから消えるのはそれはそれでちょっとさびしい。
プレオーダーのリスト上で塩漬け状態、というのが僕にとっては理想なのだ。

とはいえ、ぜひぜひ発売されてほしい、と思うゲームがないわけでもない。
そういうゲームについて「あーあ、発売されなきゃいいのにな」と誰かに言われたら、「その人はその人、いろんな考えがあるねぇ」とスルーしつつ、気持ちは微妙に波立っちゃったりするんだろうな。
# by gameape | 2008-09-12 01:41 | 考えごと

2008年8月

オンライン対戦

ASL Starter Kit - S15 Hammer to the Teeth

PBEM

Burnside Takes Command - Burnside Takes Command

ソロプレイ

On to Richmond! - Gaines Mill
Here Come the Rebels! - The Maryland Campaign

これらの他にThe Battle above the Cloudsのテストプレイが何ゲームか進んでいる。
対面プレイはなし。

Burnside Takes Commandはいよいよ残り数ターンというところまできた。
このシナリオで北軍のVPが足りないまま終盤を迎え、無理目の突撃がおこって「おお、バーンサイドの突撃だ、ヒストリカルっぽい」とか思ったりする。
(と言いつつ、今回は既にバーンサイドが解任されていて、フッカーが指揮をとっているけれど)

でもよく考えてみると、そういう展開は別にフレデリクスバーグやバーンサイドだからというものではない。
戦闘による損害がVPになるというGCACWシリーズの勝利条件が「ギャンブルではあるけど、何もしないでそのまま負けるよりは、無理にでも攻撃して勝ちを狙う」という選択を迫るのである。
思えば、七日戦争終盤のマルバーン・ヒルや、1864年のコールド・ハーバーも「終盤の無理目なギャンブル突撃」である。
あ、もしかするとゲティスバーグの「ピケットの突撃」もそうなのかも。

Gaines MillのソロプレイはPBEMトーナメントの3回戦に備えたもの。
過去に数回対戦したこともあるのだけれど、どちらの軍が特に有利という印象はない。
どちらの軍が有利か判断できるほどには研究できず、結局VP調整なしで南軍をプレイすることになった。
# by gameape | 2008-09-10 22:47
随分前にBPAのニュースレターで「JAPAN BOARDGAMING CHAMPIONSHIPS」という見出しを見つけて興味を惹かれたものの、ずっとそれを忘れていた。
その後、スラッシュドット・ジャパン 「日本ボードゲーム選手権」開催」という記事を見て「おお、本当にやるんだ!!」と驚かされた。

プレイされるゲームはいわゆるドイツゲーやバックギャモンなど、「ウォーゲーム以外のゲーム」ばかりであるようなのだけれど、「WBCに参加した人が、WBCに感銘を受けて開催するゲーム会」というのがどんなものなのかとても気になっていた。
日本ボードゲーム選手権は5日間にわたっておこなわれたが、唯一僕の時間の都合がついた最終日の今日、会場に遊びに行ってみた。

日本ボードゲーム選手権

会場はとても広く、テーブルが何枚も広げられていて、1980年ごろのホビー・ジャパンのコンベンションを思い出した。
数は数えなかったけれど、30以上のゲームが同時に進められるくらいのテーブルがあったのではないかと思う。

入り口で登録料と参加料を支払うと、名札が配られる。
名札には名前(ニックネーム)の他、プレイしたいゲームなどを書き込むことができる。
また、名札の一番下には日付が書かれたボックスが書かれていて、ラジオ体操のカードのように参加した日にスタンプを押してもらえる。
名札にはヒモをつけ、会場内ではこれをクビからぶら下げる。

場内のテーブルはすべて2枚ずつテープで貼り付けられていた。
確かにこれなら、テーブルのつなぎ目を気にしなくて良いので、糊の残らないテープで貼るのはよいかもしれない。

元々、ゲームをプレイするつもりはなく、会場内の雰囲気を見ることができればよいと思っていたのだけれど、場内を歩いていると何人かの方が声をかけてくださって、ゲームに参加することができる。

「○○というゲームをプレイします、参加しませんか?プレイ時間はおよそ××分です」
。。。というように声をかけてもらえる。

「ルールを知らなくても参加できるのか」
「どのくらい時間がかかるんだろう」
。。。というこちらの心配を一気に解消してしまうところがすごいなぁ、と感心。

そのようなお声がけのひとつのおかげで、僕は「ジャマイカ」という海賊のレースのようなゲームに参加した。
ルールは知らなかったけれど、その場で説明を受けて、それなりにプレイすることができた。

それからもうしばらく場内の雰囲気を楽しんで会場を後にした僕は、富ヶ谷のルヴァンでビールとパン(ここのパンはやっぱりおいしい!!)をいただきながら、あれこれと考えたことをメモ。
  • 広い会場って理由は分からないけれどワクワクする
  • 来年の日本ボードゲーム選手権でウォーゲームをプレイできるかな
  • もしできたとして、浮いたり、迷惑をかけたりしないかな(汗)
  • その場で参加者を募って、ルールを説明して、それなりにプレイしちゃうなんて、ウォーゲームでできるのかな
  • もし、それができないとしても、必ずしもそれはウォーゲームの欠点ではないんじゃないかな
  • 「ジャマイカ」をバリバリとプレイしたい人が、僕のようなプレイヤーがいる卓でばかりプレイしなければならないとしたら、それは「最高のゲーム会」になるのかな
  • WBCに参加したいな、っていうかするぞ(笑)

# by gameape | 2008-08-17 23:53

普通じゃないルール

1年くらい前、Blue & Gray (SPI版)のルールを読みながら、このゲームのルールの「忘れてしまいそうなところ」に赤ペンで印をつけていった。

Blue & Gray rules with red lines

ウォーゲームのルールはいくらがんばって読んで覚えても、よほどそのゲームを繰り返してプレイしない限り忘れてしまう。
でも、印をつけておけば、ルールを忘れてしまったとしても、その部分の周辺だけを読んで何とかプレイできるのではないかと思ったのである。

印をつけながらふと思ったことは、印がつけられていない部分というのは自分にとって「ウォーゲームのルールとして普通であるもの」なのではないかということである。
それらは自分の中に「普通のウォーゲームのルール」として存在しているので、忘れる心配をしなくてもよいのである。

例えば、「同じヘクスにいる複数のユニットは、同じヘクスを攻撃しなければならない」というルール(7.22)に印をつけたが、「同じヘクスにいる複数のユニットはひとまとめに攻撃されなければならない」というルール(7.21)には印をつけなかった。
後者は「普通のマストアタックのルール」の範囲内にあり、前者は「マストアタックのルールとしては普通じゃない」と僕は思うのである。

僕が印をつけた箇所は次のとおり。
  • 移動力は一律6 (2.4)
  • スタック制限は2個 (5.32)
  • 敵軍ZOCから退出できるのは退却、戦闘後前進、及び敵軍ユニットの除去 (6.3)
  • 橋か浅瀬がない限り、ZOCは川を越えて及ばない (6.6)
  • スタックしているユニットが攻撃する場合は攻撃力を合計しなければならない (7.22)
  • 退却を決めるのは所有プレイヤー (7.71)
  • スタックしているユニットを別々のヘクスに退却させられる (7.71)
  • 戦闘後前進できるのはユニット1個だけ (7.76)
  • 戦闘力比は任意に下げられる (7.9)
  • 砲兵の射程は3ヘクス (8.11)
  • 複数ヘクスを攻撃する際、砲兵は防御側の1ヘクスを射程に収めればOK (8.22)
下線が引かれた箇所の多くは、普通かどうかというよりはゲームによって異なるものである(移動力、スタック制限、川とZOCなど)。
一方、前述したスタックによる攻撃の制限や、スタックしているユニットによる退却、戦闘後前進が1ユニットのみ、というのは「普通じゃないルール」だというのが僕の感覚。

これらの他、退却時にスタック制限に引っかかったときの再配置(7.8)は独特のルールだとは思うけれど、このルールは僕にとってBlue & Gray (というかNAW系、か?)と強く結びついたルールなので、印をつけなかった。

最後に、ここで言う「普通か普通ではないか」は、その良し悪しとは全く関係がないことを念のため書いておく。
# by gameape | 2008-08-17 18:54 | 考えごと
スターリングラード強襲

15時過ぎにふらりと会場を訪れて、18時半くらいに会場を後にした。
上の画像は僕ではない人がプレイしていたGJの「スターリングラード強襲」。
この他、Army Group South Quadの「Operation Star」もプレイされていたらしい。

短い時間であったけれど、いつもと同じくあーでもこーでもと雑談の場を持たせていただいたのは嬉しい限り。
久しぶりに会えて嬉しかった人もいたし。

プレイしたいウォーゲームは同じゲームをプレイしたいと思う人と、PBEMだったり直接会ったりしてプレイする。
ゲーム会には他人がプレイしているゲームを見たり、知人・友人に会いに行ったりする。

。。。そんな感じなのかもしれないなぁ、とふと思う。
# by gameape | 2008-08-10 11:38