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ウォーゲーム、シミュレーションゲームのあれこれ


by たかさわ

鏡の国のウォーゲーム

今日は両軍が「相手プレイヤーに勝たせること」を勝利条件にウォーゲームをプレイする。
使うウォーゲームは何でもよいが、ルールやコンポーネントはそのまま使う。

ゲームの開始と同時に両軍は自軍の重要都市を次々と放棄。
もちろん、敵の領内に攻めていくことはない。
とりあえずは身近にいる強そうな敵にぶつかって不利な戦闘をしかける。
さらには、わざとスタック制限を超過してユニットを減らしていく。

しかし、これでは手持ちのユニットが少ない方の軍が負けてしまう。
そこで、ユニットを敵の背後に回り込ませて攻撃をおこない、目標ヘクスに向けて退却を仕向ける戦術が使われ始める。
攻撃目標のユニットの周囲にはあらかじめ巧妙にZOCのじゅうたんを敷き詰められ、目標ヘクスに一直線に退却していくことになる。

敵のユニットを目標ヘクスに追い立てる作業は細心の注意が必要である。
逃げられたら困るし、かといって補給切れで死なれては元も子もない。
周囲をガッチリと固めると内側からの攻撃で自爆されてしまう。

かくして、1回のムーブでは脱出できない長さの巧妙な補給線を残した包囲網が作られる。
包囲しているユニットは攻撃されれば負けてしまう弱さだが、次のターンには別のユニットが穴をふさぎ、再び目標ヘクスへの道が形成されるから大丈夫。

この後、巧妙な包囲網から友軍を救出すると共に、敵のユニットを捕捉して自軍の目標ヘクスへと連れ去るための作戦が実施され、ゲームはクライマックスへと突入する。。。


。。。などとバカなことを考えた。

実際にはこんな遊び方ができそうなゲームがあるかどうか、手持ちのゲームをあれこれと思い浮かべてみたけれど、なかなか難しそうだと思う。
もしかしたら「ロシアン・キャンペーン」でドイツ軍の装甲部隊が国境付近のソ連軍歩兵部隊をベルリンまでさらっていって負ける、という展開は実現できるかも。。。
# by gameape | 2008-09-19 07:54 | 考えごと

混ぜるな危険

 今、バンダイの第3次・・・をやってみようと、ルールを読み返しているのですが、このルールブックはなかなか愛にあふれています。
 例えば
8.0補給
陸軍部隊(に限りませんが)が部隊を維持しつつ、また戦闘を行うためには、大量の物資が必要です。それらは例えば砲弾、燃料、部品、補充人員から、メモ用紙、ペン、トイレットペーパーにまで至ります。これらの何一つが欠けても部隊は戦うことができないのです。指揮官たるもの、常にこれらを心がけておくべきでしょう。 
と、こういう前フリのあとに、補給源まで一連のヘクスが云々といった普通の補給ルールが始まります。こうまで言われると、おいそれとユニットを補給切れにすることは出来ません。
トイレットペーパーが切れると確かに悲惨そうです。

上のエントリで紹介されているものとは似て異なる、もしかするとちょっと困ってしまうような例としてGMTの「Gringo!」を紹介したい。

Gringo!

上の画像はGringo!のルールブックである。
ちょっと見難いとは思うけれど、ルールに赤い下線が引かれている。
赤線が縦に引かれている部分は、その右側のブロック全体(15行)が赤線を引かれるべき文であることを示している。
右側のページにある「SPECIAL RULES FOR THE BATTLE」において赤線が引かれているのは約30行ほど、割合にすると40%くらい。

この赤線が引かれた部分がゲームのプレイに関係ある文章である。
引かれていない文はその地形がどんなものであるかの説明で、言わばゲームの背景説明である。
例えば、こんな感じのことだけが書かれている。
リュウゼツランヘクスサイド:立ち並んだリュウゼツラン(中くらいの高さの、サボテンやヤシのような植物)。これらは若干防御に役立った。
ダイス修整がいくつとか、移動にどう影響するとかは書かれていないのである。
ルールブックを読んでいるときには面白いかもしれないけれど、ゲームをプレイすると中に「この地形なんだったっけ?」と思いながらルールブックをめくっていてこの文に行き当たってしまうのは困る。
時間をかけて読んだ英文がこの内容だったらもう涙目。

困ったことにこのルールブックには「ヒストリカルノート」と書かれてイタリックになった段落も混じっている。
つまり「ゲームに直接関係ある部分」「ゲームの背景説明」「ヒストリカルノート」が混ざっているのである。。。

まぁ、そういうものだと思って慣れてしまえば、掲載した画像のように必要箇所だけをマーキングすることで全て解決するのではあるけれど、できるならばルールとそれ以外を混ぜない、または簡単に見分けられるようにルールブックは作って欲しいなぁ。。。
# by gameape | 2008-09-15 18:40 | 考えごと

Club千葉#7

クラブ千葉#7

今年8月のコミックマーケットで発売された「Club千葉」の第7号を入手した。
発行者であるyagiさんは「欲しいです~」とお願いするとコミケ会場以外でも「Club千葉」を譲ってくださる。

今回はPanzergruppe Guderianとその末裔たちの特集である。
Panzergruppe Guderianの他、タクテクス誌に掲載された Panzergruppe Kleist、SPIとサンセットから発売されたDrive on Stalingradの作戦研究が45ページにわたって収録されている。
さらに巻末にはDrive on Stalingradのためのプレイ補助テーブルも付いている。

クラブ千葉#7

図はすべてカラー印刷でとても見やすい。
すばらしいなぁ。
ウォーゲームのマップの上に文字とか矢印とかが描かれてるだけでワクワクしちゃうのは僕だけか。

なお、僕はPanzergruppe KleistとDrive on Stalingradは持っておらず、Panzergruppe Guderianは数回プレイしたけれどあんまりピンとこなかった(汗)。
でも、こういう文章をざざっと眺めることと、最初と最後にある「題材となっているゲームを知らなくても楽しめる部分」を読むことだけで元を取った気になってしまい、すっかりゴキゲンなのである。
# by gameape | 2008-09-15 18:08
中野歴史研究会に参加した後、その後の夕食会にも邪魔した。
参加者はOMEGA7さん、鹿内さん、志乃さん、田村さん、西新宿鮫さん、yagiさん、僕の7名。

とてもとても面白い話の連続だった。
3時間近く話したのだろうと思うけれど、もっと時間があってもよかったなぁ、と。

以下、話されたことを覚えている範囲で。。。

同じ題材を扱うカードドリブンとそうじゃないゲームを比べてみれば? / 雑誌の発行部数 / 史実のストーリーを再現するウォーゲームへのニーズはあると思う / 「グラインドハウス」は予告編でしょう / 史実での選択可能性を再現するウォーゲームが好きだなぁ / 韓国のウォーゲーム事情 / 雑誌の記事の書き方 / 鹿内さんのレビューのおかげでGCACWシリーズを始めました / 団鬼六の18歳未満でもOKな話が面白い件について / ASLにおける戦略 / 手旗信号版「嵐が丘」 / ASLのPTOって実際プレイします? / なぜかナシゴレンが2回来たよ / 10代と40代のゲーマーがウォーゲームをプレイする可能性
# by gameape | 2008-09-15 14:06 | ウォーゲーマーと呑み食べ会
中野歴史研究会に遊びにいってきた。
Club 千葉#7を受け取りつつ、ちょこっと(当社比)お酒を呑みつつ、どんな雰囲気なのかを見てみたいなぁと思いつつ、といった目的である。

ウォーゲームはプレイできてもいいし、できなくても別にいいし、くらいに思ってでかけた。
とりあえずすぐにプレイできそうな「ドイツ装甲軍団」と「Blue & Gray」は持参。

参加者は10数人。
13時から20時という開催時間はのんびりできそうでいいなと思う。
(単に会場の都合で午後からの開催になったのかもしれないけれど)

プレイされていたゲームは次のとおり。

Combat Commander
Combat Commander (GMT)

Rommel in the Desert Rommel in the Desert
Rommel in the Desert (Columbia)

East is Red East is Red
East is Red (SPI)

Leningrad Leningrad
Leningrad (SPI/HJ)

ドイツ装甲軍団 - スモレンスク ドイツ装甲軍団 - マーケット・ガーデン
ドイツ装甲軍団 (国際通信社)

Typhoon Assault on Moscow
TYPHOON Assault on Moscow (OMEGA7さん)

この他、将来のコマンド・マガジン日本版として出版される予定の「ドイツ戦車軍団のタイフーン」のプレイテストがおこなわれていた。

会場でグッときた人、モノ。

East is Red

その1、Web用(推測)にマップを俯瞰する画像を撮影する、の図。

Conquerors & War in Europe

その2、Conquerors と War in Europe (どちらもSPI)のマップは同じスケールなんですよ、の図。
# by gameape | 2008-09-15 11:51