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ウォーゲーム、シミュレーションゲームのあれこれ


by たかさわ

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文字のありがたさ

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IMAX版の「2001年宇宙の旅」、すばらしかったです。満面の笑みで号泣しながら映画を観る体験のなんとすばらしいことか。以下、この映画に少しだけ触れますので、知りたくない方ご用心ください。

既に何度も観ていた映画ですが、IMAXの大きな画面で今まで気づいていなかった文字や記号をいくつか発見しました。宇宙船の船腹にソ連のマークがあったり、船外活動でAE35ユニットを置くところに「磁石」と書いてあったり。

圧倒的な映像で言葉に頼らずに語る映画だと思っていたので、書き文字で世界や設定や物語を説明しているのが意外でした。サイレント映画と似た手法なのかとも感じました。

シェナンドー・ナノ

で、ウォーゲームの話に移ります。あつかましくも、拙作「シェナンドー・ナノ」についてです。コマとしてナノブロックを使うというコンセプトがありましたので、コマに文字を入れられなくて、これが大変にもどかしかったです。

多くのウォーゲームがコマに文字やアイコンを使っていますが、これらが歴史的フレーバーや、微妙なユニットごとの強弱や、現実世界のいろいろな現象を表現する役割を担っているのだなと思いました。

よく「アナログのあたたかみ」といいますが、文字情報による豊かな描写は僕にとって「デジタルのあたたかみ」なんじゃないかな、とか。むしろアナログ表現にはある種の冷徹さのようなものを感じることがあります。

さて、「ウォーゲームだもの」2018年の記事はこれで終了です。最後の最後に自分のやったゲームデザインのマネごとを、銀河系史上最高の映画と並べるという図々しくもおめでたい記事をポストできて、もう思い残すことはありません。

by gameape | 2018-12-31 22:24 | 考えごと | Comments(0)
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今年はウォーゲーム画像の質をそれなりに上げることができました、と断言してしまいましょう。実際に改善していくきっかけになったのは、Twitterでのやりとりでした。

改善したいと思ったポイントは3つ。当たり前のこと、なのかもしれませんが。
  • 照明が写りこまない
  • 影をおとさない
  • ブレやピンボケのないように
照明と影は撮影する角度を変えれば解消できることが多いです。テーブルごと回したり位置を変えたりするのも有効。ブレ対策はワキをしめる、両足をきちんとふんばる、息を止めてシャッターを切る、など基本的な手法で。ピントを被写体にあわせてからシャッターを切る(iPod touchの場合は被写体をタップするとピントがあいます)。

Stonewall カメラテスト(何もなし)

どうしても照明が写りこんでしまう、それでもその角度で撮影したい。そういうときにはどうするか。いろいろ実験してみました。

Stonewall カメラテスト(トレペ)

トレーシングペーパーをかざしてみたり。

Stonewall カメラテスト(日傘)

日傘をさしてみたり(真夏は日傘の使用をおすすめします)。

Stonewall カメラテスト(雨傘)

雨傘でもだめかー、だったり。

Across Five Aprils

いまのところのベスト・ソリューションは照明は反射するままにして。。。

Across Five Aprils

それを紙で隠してしまうやり方です。真上からの撮影もこれならイケます。ただし、紙にあれこれ書く時間が必要ですので、対戦相手がいるときにはやりにくいかもしれません。

by gameape | 2018-12-31 14:16 | ウォーゲーム生活 | Comments(4)
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遊んだ日数の集計をゲームごとではなくシリーズごとにした場合、2018年に最も遊んだウォーゲームはGBACWだったのではと思います(こういうのは正確に計算しない方が楽しい)。とはいえゲームの勝敗がわかるところまでプレイすることは一度もなく、マップに並べて楽しい、どのルールがどこに書いてあるか探してモヤモヤ、マップを見比べてニコニコ。いとつきづきし。

最も遊んだゲーム(2018年9月~12月)

  • On to Richmond!:GCACW東部戦域の次なるリプリントは本作とGrant Takes Commandになるようです。また5年後とかでしょうか。
  • Pub Battles:大砲の描き方がなかなか良いと思います。と言いつつAntietamの購入は迷いを払拭できずに年越し。
  • シェナンドー・ナノ:誰の挑戦でも受けます(お約束)。
  • Skies Above the Reich、NATO Air Commander:空戦ゲームはゲームごとに出てくる新しいシステムや手法を見るだけで面白くて。
  • 東大安田講堂強襲:製品情報を見た時点でビビッときまして、入手してみたらやっぱりすごい。ウォーゲーム手法というのはこういうことなんだろうなと思います。

ここ数年は「迷ったら買え」どころか「迷ってる時間がもったいないから買え」ぐらいの前のめりを心がけているんですが、それでも迷わせるPub Battlesの魔性(お値段、とも言う)は恐るべし。

by gameape | 2018-12-31 11:00 | 節目 | Comments(0)
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5月から9月に遊んだゲームの月別ベスト5は、GCACWシリーズ5年ぶりの新作「Atlanta is Ours」がぶっちぎりです。

Atlanta is Oursが日本に到着し始めたのは4月。僕は少しではあるものの本作のプレイテストに参加してまして、もしかしたら現物が送られてくるかなと思っておりました(前作、前々作はそうだったのです)。しかし、どうもその気配がなさそうだぞというところで「プレイしましょう」と嬉しいお声がけをいただき、慌ててオーダーして入手に至りました。

結果的に5月から9月がAtlanta is Oursにドップリだったわけですが、1864年のアトランタ戦役も5月に始まって9月に収束してまして、面白い偶然だったなと喜んでおります。

最も遊んだゲーム(2018年5月~8月)

  • Korea: The Forgotten War:OSCをプレイしようと思って読んでいたものの、Atlanta is Oursが到着して後回しになってしまいました。
  • Fifth Corps:Central Front Seriesの遺伝子はGCACWシリーズとして実を結んだのだと思います。
  • Traveller と Edge of the Empire:映画「ハン・ソロ」を観たらやっぱりこの辺をやりたくなるではありませんか。
  • Dixie:仮想戦というにはトンデモなさすぎるけれど、SFというには飛躍が足りない、というジャンルってあるんでしょうか。
  • Gringo!:GBACWはまず1862年7月から1863年9月をしっかりプレイすべきで、その他の「スピンオフ」に触れるのはその後でいい気がします。

Atlanta is Oursと一緒に届いたRoads to Gettysburg IIはまだコマを切り終えていません。来年はコレですよ、えぇ。

by gameape | 2018-12-30 23:55 | 節目 | Comments(0)
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縦軸にタイトル、横軸に日付を書いた表をGoogleスプレッドシートに作って、日ごとに「その日に遊んだゲーム」を記録しています。「遊んだ」というのは対戦やソロプレイの他、ショップに発注した、それを受け取った、ルールをスキャンした、コマを切った、ルールを読んだ、などを含みます。

これを月ごとに集計して、数多く遊んだゲームのベスト5を並べてみました。まずは1月から4月分です。

最も遊んだゲーム(2018年1月~4月)

  • More Agrressive Attitudes:「このシミュゲ」の記事を書くために毎日のように触っておりました。
  • Wild Blue Yonder:V-1迎撃と空中戦をソロプレイしてそこそこ満足してしまいましたが、キャンペーンもそのうちやりたいです。
  • Fighting Sail:これも2~3艦の小規模シナリオが楽しく、より大規模なシナリオは未着手のまま。
  • Roads to Richmond:ゲインズ・ミルを面白く切り取ったゲームだと思いますが、ゲームとして面白いかは疑問。
  • Stonewall:ちゃんとGBACWをプレイして、もしかしてこれが最高と感じてます。初恋の人が最高なだけでしょうか。
  • Tac Air:航空機と対空兵器が出てくるNAWなんですが、これがおもしろい。審判あり多人数プレイをいつかどこかで。

今に始まったことではありませんが「もっと大きなアレはそのうち」だの「より複雑なソレを来年こそは」とかばっかりです。そう考えること自体は楽しいですし、それで誰かに迷惑をかけるわけではないので、2019年も胸を張って「有限不実行」を続けていく所存です。

by gameape | 2018-12-30 20:52 | 節目 | Comments(0)
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余談。Rebel Raiders on the High Seasは先日のGMTのセールで購入しました。プレイはまだまだ先で、カードの封を切るのは早くて来年中盤以降ぐらいかと予想します。

で、本題です。

僕は歴史書をほとんど読まないので前段の正否はわかりませんが、ウォーゲームについては同意見です。何かが正しくないとか、何かが欠けている(または余計である)ウォーゲームであっても、どういうわけか面白い気づきを得たり、何かしらの学びがあったりするのであなどれません。

ウォーゲーマー全員がそのように楽しまねばならないとは思いません。ウォーゲームは製品の種類も遊び方も大量ですから、できること全部をやるには人生はあまりに短い。ただ「ここが違う」「あれが足りない」という判定をした後で妙な(ときには重要な)気づきに出会うことも少なからずあるよ、とだけ。

なお、「最近のツイ」はおそらく以下のやりとり。




by gameape | 2018-12-30 14:11 | 考えごと | Comments(0)
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Table Air Combatの空対空戦闘をとりあえず、なメモが1年以上放置されていたので「俺サマリ」として掲載しました。何かの間違いで他の方の役に立ったりするといいのですが。。。

ルールサマリといえば、今年のアドベント・カレンダーのトリをつとめてくださったセンパーさんの記事です。2018年の僕は前述のような感じでサマリーを作っています、とお答えします。


by gameape | 2018-12-30 09:47 | プレイせず書く | Comments(0)
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上の画像(隼 vs トマホーク)は本文とは関係ありません。

Wargame VaultにTable Air CombatのMe-163が追加されていました。1ドル99セントはお手頃価格っぽく見えて、カラープリントに結構お金がかかったりするので要注意です。

こうやって1種類ずつ、好きなものを安価に揃えていける方法はいいなぁと思います。Air WarでもDown in FlamesでもWing Leaderでも、箱に入っているけれど一度も使ったことがない機種がたくさんあります。戦車や大砲のコマを数百個とか千個以上とか切ったのに、結局プレイに使ったのは10とか20種類だけとかのこともありそうですし。

by gameape | 2018-12-29 22:52 | プレイせず書く | Comments(0)
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ダイストレイの底面はもっと有効に活用できるのではないでしょうか。上の画像はCRTを貼り付けたらどうなるかの実験です。ダイスとCRTを一度に見られてなかなかよい感じです。

「ゾロ目ならターン終了」「6が出たら弾薬切れ」「イギリス軍の攻撃なら-1のDRM」などなど、ダイストレイに表示するとプレイがより円滑になるに違いありません。

by gameape | 2018-12-29 14:28 | ウォーゲーム用品 | Comments(0)
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これは「War-Gamers Advent Calendar 2018」の12月6日分です。Hollandspieleの「Table Battles」がひょっとしたら今、とても熱いんじゃないでしょうか、という話。

C3i誌の最新号にTable Battlesのシナリオが2本ついているそうです。とはいえ、それだけのために購入するのはどうかなぁ、と思っていたらうち1本が何とゲインズ・ミルとのこと。結構な度合いでグラっときておりまして、Table Battlesの熱さを実感しております。

Table Battlesが発売されたころ、Webでその画像を見てマッチ棒のような形状のコマがとても印象的かつ魅力的だと思いました。Columbia Gamesなどの正方形のブロックとは違う。Bonaparte at Marengoよりさらに細長くてマッチ棒のような、お線香のような。どう使ってプレイするのかがわからないまま、でも何となく惹かれてしまうルックスでした。

とは言うものの、ウォーゲームよりはより抽象的なゲームとか、ユーロっぽいゲームとかなのだろうと思いました。出版元の「ホランドシュピール」という名前を見て、オランダにあるユーロゲー屋さんなのだろうとも思ったり。Table Battlesに触れることはなく、星の数ほどある他のウォーゲームたちを追いかける生活へと戻りました。

Table Battles

Consim Worldに寄付をするとお礼にゲームをもらえます。今年はその中にTable Battlesのシナリオ「マルプラケ」がありました。PDFなのであの魅力的なコマは付いてきません。遊び半分にSketchUpでそれっぽく3Dモデル化してみたところ、仮想世界の中でもやっぱりカッコいいではありませんか。しかも、ゲームとしてもなかなか面白い。

対戦相手も見つかったので、さっそくVASSALモジュールにしてオンライン対戦してみると、これがやっぱり面白い。出版元が言うように「20分で終わる」かどうかは微妙ですが、1時間に2回プレイできるくらいの軽さだとは思います。こういう軽いゲームをシンキー・フィラー(Thinky Filler)というのだそうです。

ウォーゲームがこういう短時間かつ軽量のものばかりになってしまったら困りますが、これはこれで非常に面白くて熱い存在。ゲーム会のちょっと空いた時間とか、より大きいゲームをする余裕はないけれどせっかく顔を合わせたんだから、というときの有力候補ですよ。

シェナンドー・ナノ

甚だしく余談ですが、拙作「シェナンドー・ナノ」も20分くらいで終わります。
閑話休題。

Table Battles

実際のプレイでは箱絵とは違い、カードを並べてその前にコマを置きます。コマはフォーメーションごとのステップを表します。マップは使わず、カードとコマとダイスだけでプレイします。互いに正面の敵を攻撃してステップを減らし、フォーメーションを除去するとモラルが下がり、先にモラル崩壊した方が負けという流れです。

参考に、「オレさえわかればいいや」といういい加減な書き方をしたサマリを紹介しておきます。何を言ってるんだかさっぱりわからない、な状態になってしまうようでしたらごめんなさい。何かしらのヒントになれば幸いです。

Battleline

プレイ感覚は(Reiner Kniziaの)「Battle Line」に似てなくもありません。僕はBattle Lineを「ウォーゲームっぽいゲーム」だと思っているのですが、Table BattlesはBattle Lineよりウォーゲームっぽさが濃い印象です。

題材になっている戦いが具体的に提示されていること、フォーメーションごとに史実と同じ名称がつけられていて、その能力や性質にも特徴づけがされていることなどがその理由です。プレイしていると、題材になっている戦いについて何となくわかったような気になれる不思議。

Table Battles

Table Battlesはこれまで3作が出ていて、4作目が近日発売予定です。それに加えて冒頭に書いたC3iの付録があります。扱う戦いは次のとおりです。

第1作 Table Battles
  • ボズワース(Bosworth、1485年、薔薇戦争)
  • イヴリー(Ivry、1590年、ユグノー戦争)
  • 白山(White Mountain、1620年、三十年戦争)
  • マーストン・ムーア(Marston Moor、1644年、清教徒革命)
  • 砂丘(Dunes、1658年、フランス・スペイン戦争)
  • マルプラケ(Malplaquet、1709年、スペイン継承戦争)
  • エイブラハム平原(Plains of Abraham、1759年、フレンチ・インディアン戦争)
  • ブルックリンハイツ(Brooklyn Heights、1776年、アメリカ独立戦争)

拡張1 薔薇戦争(War of the Roses)
  • 第1次セント・オールバン(First St. Albans、1455年)
  • ブロア・ヒース(Blore Heath、1459年)
  • モーティマーズ・クロス(Mortimer's Cross、1461年)
  • タウトン(Towton、1461年)
  • エッジコート・ムーア(Edgecote Moor、1469年)
  • バーネット(Barnet、1471年)
  • テュークスベリー(Tewkesbury、1471年)
  • ストーク・フィールド(Stoke Field、1487年)

拡張2 アレキサンダーの時代(Age of Alexander)
  • カイロネイア(Chaeronea、前338年)
  • グラニコス(Granicus、前334年)
  • イッソス(Issus、前333年)
  • ガウガメラ(Gaugamela、前331年)
  • ヒュダスペス(Hydaspes、前326年)
  • ガビエネ(Gabiene、前316年)
  • イプソス(Ipsus、前301年)

C3i 32号
  • ゲインズ・ミル(Gaines Mill、1862年、南北戦争)
  • ブーヴィーヌ(Bouvines、1214年、アングロ・フレンチ戦争)

拡張3 ゲティスバーグの2日目(近日発売)
  • リトル・ラウンド・トップ(Little Round Top、1863年)
  • セメタリー・リッジ(Cemetery Ridge、1863年)
  • ピーチ・オーチャード(Peach Orchard、1863年)
  • …などなど

Table Battlesのシステムはかなり汎用性が高いのではと思います。日本や中国などの合戦の他、アニメやSF映画などを題材にしたシナリオが出てきたりしないでしょうか。例えば「冥王星会戦」とか「迫撃!トリプル・ドム」とか。。。

by gameape | 2018-12-06 00:34 | プレイせず書く | Comments(0)