ウォーゲーム、シミュレーションゲームのあれこれ


by たかさわ

<   2015年 03月 ( 3 )   > この月の画像一覧

Bridge,  Ferry, Dam, Ford

先日「浮橋ルールのおさらい」をしてみたものの、不足を感じたので範囲を大きく広げて書き直し。

基本

GCACWシリーズでは、川を渡るためには橋、ダム、フェリー、浅瀬のいずれかが必要。川には大河川と小河川があり、小川は川ではない。ここで言う「渡る」はユニットの移動の他、ZOCを及ぼす、連絡線や補給線を設定するなどを指す。司令官の移送では橋などがなくても川を越えられる。

前述の「橋など」のように、「橋、ダム、フェリー、浅瀬」をひと括りにする短い用語はルールにない。毎度「橋、ダム、フェリー、または浅瀬」のように記述していることは、冗長だと言えなくもないが明快でよいと思う。

橋にはマップに描かれている固定橋と、コマで表される浮橋がある。浮橋は南北どちらかの軍が所有し、所有者が入れ替わることはない。浮橋を利用できるのは基本的には友軍ユニットのみだが、戦闘力が5未満(SIVでは3未満)のユニットのZOCは敵軍の浮橋を越えて及ぶ。どうしてそんなルールになっているのかは不明。

橋、ダム、フェリー、浅瀬の違いは以下のとおり。
・移動への影響はフェリー以外は同じ。
・フェリーで大河川を渡る際には、兵力の1/3に等しい移動ポイントを消費。
・渡河不可能な小河川をフェリーで渡る場合も前項と同じ。
・戦闘、退却、ZOCへの影響は同じ。
・浅瀬で渡河不可能な川を渡ることはできない。
・小河川の固定橋、小河川のフェリーは破壊されたら浅瀬扱い。

架設と修理

架設できるのは浮橋だけで、修理できるのは固定橋とフェリーだけ。

回復フェイズ開始時に疲労レベルが0、かつ単独で戦闘力が5以上(SIVでは3以上)の歩兵ユニットが、隣接するヘクスに存在していれば架設または修理をおこなえる。ただし、対岸に合計戦闘力が5以上(SIVでは3以上)の敵軍ユニットが存在しているとダメ。

雨ターンには架設も修理もできないが、渡河不可能な川でも架設や修理はおこなえる(ダイス修整あり)。小川は雨で渡れなくなるけれど、小川に浮橋は架設できない(理由が知りたい)。橋もフェリーも浅瀬もない川ヘクスサイドでも浮橋を架設できる。

成否はダイスで判定。浮橋とフェリーはdr≦5で、固定橋はdr≦3で成功。ダイス修整はルールブックを参照。

同じユニットが架設と修理の両方はおこなえず、ターンごとに以下の制限がある。
・架設はヘクスごとに最大1回。
・修理はプレイヤーごとに最大1回。

破壊と解体

破壊できるのは浮橋と固定橋とフェリーで、解体できるのは浮橋だけ。

戦闘力が5以上(SIVでは3以上)のユニットが隣接するヘクスで行軍、退却、戦闘後前進を終了すれば敵軍の浮橋は破壊される。行軍をおこなっている戦闘力が5以上(SIVでは3以上)の歩兵ユニットはdr≦2で固定橋を、歩兵または騎兵ユニット(戦闘力不問)はdr≦1でフェリーを、それぞれ破壊できる。ダイス修整はルールブック参照。

浮橋、固定橋、フェリーともに、敵軍ユニットまたは友軍ユニットの存在しない敵軍ZOCに隣接していると破壊できない。雨でも、渡河不可能でも破壊は可能。固定橋とフェリーを破壊する試みは各ユニット、1ターンに固定橋とフェリーをあわせて1回だけ。

浮橋は隣接するヘクスに行軍中の友軍ユニットが存在すれば解体できる。解体は主に浮橋の数に限りがある場合、破壊と解体で勝利ポイントが異なる場合などにおこなう。
[PR]
by gameape | 2015-03-25 00:30 | Comments(0)

方位記号を愛でる

Operation TyphoonOperation TyphoonOperation TyphoonCemetery HillAntietam
ShilohChickamaugaBattle for StalingradCellesSedan
ClervauxSt. VithDresdenEylauOperation Star
KievKorsunRostovKurskFurda Gap
Air WarEmpires of the Middle AgesCedar MountainPea RidgeAlbion
LeningradThe Big Red OneRed DevilsEben EmaelCretePatton's Third AmryAusterlitz

唐突に思い立って家にあるSPIのマップの方位記号を次々に眺めた。単に無性に見てみたくなっただけで、解決したい疑問があったとか、発見があったとかではない。マップに方位記号がある、というのはウォーゲームの結構大事なところだなとは思った。

Battle for StalingradDresden

基本は現代の戦争用(左)とより昔の戦争用(右)の2種類。BoardGameGeekでざっと調べたところ、「Red Sun Rising」が「現代型」で「Frederick the Great」が「昔型」だった。1900年が境界なのかもしれない。

「昔型」のデザインは雰囲気があって大好き。高校生のころはDungeons & Dragonsの野外マップを作成する際、この方位記号を模写して悦に入っていた。なつかしい。

Empires of the Middle Ages

「Empires of the Middle Ages」の中世っぽい方位記号。特にゲーム的な意味や機能があるわけではなく、雰囲気を出すためのデザインのようだ(雰囲気はもちろん重要)。もしかして古い時代(火薬以前?)のゲームに使われているのかもと思ったが、とりあえず「Agincourt」と「The Punic War」は「昔型」だった(BGGに感謝!)。

CreteCedar Mountain

ダイスで方角を決めるゲームの方位記号。右が「Crete」で左が「Cedar Mountain」。時代にかかわらず同じデザインになる模様。ヘクス列が南北か東西かで配置が変わっているところが興味深い。古い方の「Starship Troopers」のように、方角ごとの数字が順番に並ばないゲームではどうなるのかを妄想してみたり。

Air War

コマがヘクスの辺と頂点のどちらにも向けられる「Air War」の方位記号。「Standard Hex Module」と書かれているけれど、他のゲームでも使われているのだろうか。使われることなくSPIが終わった、とかなのかもしれない。合掌。
[PR]
by gameape | 2015-03-20 00:30 | 考えごと | Comments(2)
ネット上にはかなり多くのウォーゲーム情報があるけれど、ウォーゲーマーそれぞれの興味の対象はある程度限られていて、自分が見たいページのほぼすべてに目を通すことはそれほど難しくはなく、Web検索技術やSNSの普及などのおかげで、興味の対象を逃さず見つけることもそこそこ現実的になっている。

とはいえ、ウォーゲームに興味を持ちはじめた人や、インターネットをそれほど使い慣れていない人が、とりあえずウォーゲームについてざっと俯瞰したいと思ったときに巡回すべきWebページのリストがあってもいいと思い、日本語のページ限定で10点を選んでみた。

コマンドマガジン

コマンドマガジン

ゲームジャーナル

ゲームジャーナル

まずはウォーゲーム雑誌を定期刊行している2社。どちらもトップページをざっとスクロールすれば出版予定をざっと眺められる。コマンドのページにはウォーゲーム日本史や、国際通信社が出版する(雑誌なしの)ゲームに関する情報もあり。

クロノノーツゲーム

クロノノーツゲーム

iOGM(新着順検索)

iOGM

a-game(新着順検索)

a-game

続いてショップが3つ。クロノノーツはトップページを、その他の2つは絞込みなしの検索を新着順に表示すれば新作をざっと見ることができる(a-gameは前述のリンクを開いたのち「並び順」を「新着商品順」に変える)。ルール和訳の提供状況もこれらのサイトでかなりカバーできるのではないかと。

MustAttack(最新日記一覧)

MustAttack(最新日記一覧)

MustAttack(コミュニティ > トピック一覧)

MustAttack(コミュニティ・トピック一覧)

ウォーゲーマーの発言、活動をざっくり追うならMustAttackが便利。全体を俯瞰するならば日記とコミュニティの新しい書き込みを。閲覧に必要なアカウントは適当な捨てアドレスで取得するのもよし。

YSGA(横浜シミュレーションゲーム協会)

YSGA(横浜シミュレーションゲーム協会)

千葉会(Tiba Club)

千葉会(Tiba Club)

ウォーゲームがプレイされている様子を手っ取り早く見るならば、とりあえずYSGAと千葉会の2つ。興味のあるゲームやプレイヤーを見つけたら検索して追加情報を探すのが吉。千葉会のタイトルにある「2nd」はとりあえず気にしなくてOK(気になる人は中の人に聞いてみましょう。お酒の席で聞くとより面白い答えが得られるかも)。

ほぼ日刊ウォーゲーム情報

ほぼ日刊ウォーゲーム情報

ウォーゲームについて日本語で書かれたページの9割以上(推測)について、更新されたことを知らせてくれるありがたいサイト。毎日ここを眺めて、興味のあるリンクを開いていけば必要十分な情報を得られるはず。

以上、期せずして10点になった。日本語じゃなくてもよい、という人はConsimWorldBoardGameGeek田村さんのFacebookあたりを起点にした巡回を試してみてはどうか。

この他、Twitter、Instagram、Tumblr、FacebookなどのSNSにもそれなりの情報があるものの、「ここを見れば大丈夫」みたいなまとめ方が難しい。何かいい方法があったら教えてください。
[PR]
by gameape | 2015-03-01 00:30 | 考えごと | Comments(0)