
航空機の動かし方は、最近再販されたF-16によく似ています。先のターンにおこなった移動によって今のターンにできることが決まります。左旋回の直後はがんばっても直進に戻すだけで、右旋回できるのはその次のターンになったり、急降下の後は水平飛行に戻すのがやっとだったり、そんな感じです。

コンピュータ相手に1人でプレイすることも、対面なりネット越しなりで人間とプレイすることもできます。紙のウォーゲームとして考えるとかなり「軽い」ゲームだと思います。スムーズにプレイできれば、1回の空中戦は10分程度で終わるのではないでしょうか。
反射神経や操縦感覚の優劣が勝敗に影響することはありません。プレイヤーはじっくり考えて、60度単位で旋回し、3段階の高度を選び、ヘクス単位で航空機の位置を決断できます。いわゆる「アクションゲーム」ではありません。

こういう空戦ゲームをずっと待ってました。待ちきれなくて自分でCADソフトを使ってみたりもしてましたが、ついにこういう製品に触れる日がきました。大満足です。空戦に限らず、宇宙船や潜水艦など高度や深度やZ軸が出てくる3Dのゲームはこういう形態をぜひご検討いただきたく思います。F-16とか、Maydayとか、StarForceとか。。。

少し前まではPCを起動しておいて、VASSALのダイスを使うことが多かったのですが、最近はiPod TouchやiPadなどの携帯デバイスを使っています。PCはメモをとったり、Webを見たり、ルールや図表のPDFなどを見たり(いずれもプレイ中に、です)するのに使います。
iOS用のダイスローラーは有料、無料ともに色々出ているようですが、先日から使い始めた「Mach Dice」(画像左)がお気に入りです。それまでは「Make Dice Lite」(画像右)と「Star Wars Dice」(画像中央)を使っていたのですが、Mach Diceは以下の要件を両方ともクリアしているところが素敵です。
・色違いのダイスを1回でふれること
・ダイスをふってから止まるまでの時間が長すぎないこと
六面体ダイスを両プレイヤーが1個ずつふるような局面は、色違いのダイスを一度にふると便利です。1個を2回ふって済ませることもできますが、1回目の出目を忘れてしまったり、ダイスふりの時間が増大したりしてよろしくありません。
Make Dice Liteは複数の異なる色の六面体ダイスを一度にふれるものの、ダイスが止まるまでの時間が結構長いです。Star Wars Diceは使える六面体ダイスが白だけなので、六面体と十二面体をまとめてふって十二面体の出目を読み替える、といった工夫が必要です。この読み替えは結構面倒なのですが、ダイスを止まるまでの時間が長いよりはよいという判断で、Star Wars Diceを使っていた僕はどんだけセッカチなのかと。。。

ダイスが転がるアニメーションがなければ「止まるまでの時間」を短縮できますが、そういう仕様のダイスローラーを使ったところ「前回と同じ目が出たのか、ダイスがふられていないのかがわからない」という問題に当たってしまい、なかなかうまくいかないもんだと思いました。
この辺が解消されたアプリ(ダイスをふると背景色が変わるとか)を見つけたら、乗換えを検討するかもしれません。がんばって探すほどではないので、いい出会いがあることをユルリと願うくらいではありますが。