ウォーゲーム、シミュレーションゲームのあれこれ


by たかさわ

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あるウォーゲームをプレイする際に、そのゲームについてどの程度知っていると楽しいかを考えてみるに、おそらく「ルールを読んだ」だけではちょっと足りず、かといって「ルールを覚えた」だとちょっと大げさで、ちょうどいい表現ができないものだなと感じます。

ウォーゲームのルールを1回通して読んだとしても、それを覚えてしまうことはまずありません。ルールの概要を「他のゲームと同じだ」とか「お、このゲーム独特の概念だ」とか言って把握したり、項目の順番だったり書いてある位置だったりでおぼろげにつかんだりするのがせいぜいです。

余談ですが、「あのルールはルールブックのこの辺のページのこの辺の位置に書いてあった」といった「位置情報」は案外重要だと思っています。ルールブックをコピーしたり、電子化したりしたりして記載ページや記載位置が変わると、突然プレイしにくくなったりします。

閑話休題。

ルールの細かいところはプレイしている途中に「ん、これはあの辺に書いてあったな」とか「これは他のゲームと同じだよな(または違うよな)」とか思いながら、ルールブックをパラパラとめくるのが普通です。

再び余談、ウォーゲームのルールブックはこの「パラパラ」のやりやすさを重視したものであって欲しいと思います。この点で電子化されたルールは紙のルールブックにまだまだかないません(ただし、単語検索だったり、しおりの設定だったり、紙のルールよりはるかに便利な機能もあるので侮れませんが)。さらに、紙のルールであっても、週刊誌のように製本されているか、A4の紙の左上をホチキス止めしただけか、製本されていても端がきちんとトリミングされているか、めくりやすい紙か、など「パラパラしやすい度」には結構幅があると思います。

再び閑話休題。

実際のところ、この「ルールをパラパラ」ができるようになっていれば、ウォーゲームは十分に楽しくプレイできると思います。とはいえ、あまりこの「パラパラ」が多いとゲームがもっさりしたものになりますので、プレイが主で「パラパラ」が従になるような割合が望ましいです。

ルールを覚えてしまえば、この「パラパラ」はかなり減ります。減りこそすれ、ごく一部の例外を除いて「パラパラ」は完全にはなくならないのが普通だと思います。「覚えた」と思っても、ときおり「パラパラ」をやるくらいの用心深さ(神経質さ、と言うべきか)がある方がウォーゲームは楽しく(または後悔少なく)プレイできるように思います。

いずれにせよ、あるウォーゲームのルールを「覚えた」と思えるまでにはかなりの労力と時間を要することが多く、意図せずに結果として覚えてしまうことこそあれ、「覚えよう」と思って覚えるものではないというか、そうすることはあまり効率がよくないのでやりたくないし、他人にお勧めする気にもあまりなりません。

「ようし、このゲームは面白そうだからルールを「読んだ以上覚えた未満」の状態になろう」
「次にお会いするときまでにお互い「読んだ以上覚えた未満」にしておきましょうね」

。。。何と気持ち悪い。とはいえ、短い適当な言い回しも思いつきません。別になくても困らないと言えば困りませんが。「More than read, less than remember」で「MRLR」とか「もりれり」。うーむ、やっぱりダメですね。いまどきはフィンランド語にするのがいいか。。。
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by gameape | 2012-02-18 19:31 | 考えごと | Comments(0)

Shenandoah 対戦 - 2012-02-12

Shenandoah: Jackson's Valley Campaign

Columbia Gamesの「Shenandoah: Jackson's Valley Campaign」を対面でプレイしました。2週連続でプレイできるという何たる幸せ。合計2回プレイし、1ゲーム目は最終ターンまでプレイするのに3時間弱、2ゲーム目は第8ターンで終了するまでに2時間弱を要しました。

Shenandoah: Jackson's Valley Campaign

1ゲーム目は僕が南軍です。南軍はまずMcDowellを攻撃したものの、これが大失敗に終わり、早々に1個旅団を失います。北軍はJacksonが東に向かったことでValley Pikeが手薄になったと判断して、Shieldsを南下させましたが、これは取って返したJacksonに包囲される結果となり、Shieldsの師団が全滅する結果に終わります。

Shenandoah: Jackson's Valley Campaign

しかし北軍はさらに攻撃を続けます。集結をすませたFremontの師団がMcDowellを通ってStauntonを占領した後、Jacksonの司令部を捕捉して壊滅させるという驚きの展開になりました。Jacksonを失った上にStauntonの喪失で大半の部隊が補給切れという状態に追い込まれた南軍ですが、Fremontも再三の戦闘で弱体化していたため、EwellとJohnsonがかろうじてStauntonを奪回したところで最終ターンとなり、ゲームは終了しました。

Shenandoah: Jackson's Valley Campaign

北軍は町の支配によるVPを大量に得点していましたが(北軍は町で7VP、敵軍の損失で5.5VP、計12.5VP)、Shieldsの壊滅による失点を補い切れず(南軍は町で1VP、敵軍の損失で12.5VP、合計13.5VP)、南軍が1ポイント差で勝利を収めました。

Shenandoah: Jackson's Valley Campaign

担当を入れ替えての2ゲーム目では、北軍がShieldsの師団全体をマップ外に出しつつ、FranklinをMoorefieldsとFranklinの間に集結させたのに対し、南軍はValley Pikeを北上させます。Shieldsの退出によって十分なVPを得点している北軍はStrasburg、Winchester、Front Royalをすべて放棄し、南軍との交戦を避けながら退却していきます。南軍はPotomac川に到達できる位置にまで進出したものの、勝利するために必要なVPは得点できないと思われたため、ゲームを途中で終了することになりました。

Shenandoah: Jackson's Valley Campaign

1ゲーム目で南軍が勝てたのは、北軍プレイヤーがこのゲームをプレイした経験がなく、Shieldsが包囲されることに気づかなかったことが原因です。少しでもこのゲームについて「勝手がわかった」状態のプレイヤーであれば、北軍で勝利することはそれほど難しくなくなるのではないかと思います。

1ゲーム目の序盤でMcDowellを攻撃しましたが、ここで南軍に有利な展開になるとゲームは幾分表情を変えるのではないかと思いますが、失敗するとそこでゲームが決まりかねないギャンブルですので、あまり良い手ではないのでしょう。
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by gameape | 2012-02-17 23:14 | Comments(0)

Shenandoah 対戦 - 2012-02-05

Columbia Gamesの「Shenandoah: Jackson's Valley Campaign」を対面でプレイしました。合計2回プレイし、1ゲーム目は最終ターンまでプレイするのに3時間弱、2ゲーム目は第8ターンで終了するまでに2時間弱を要しました。

Shenandoah: Jackson's Valley Campaign

1ゲーム目は僕が南軍です。JacksonはJohnsonの部隊の一部を引き連れて北上し、Ewellと合流します。Moorefield~Strasburg~Front Royalに部隊を並べて南軍に対抗します。Shieldsがマップから出る気配はありません。

Shenandoah: Jackson's Valley Campaign

McDowellの北軍はその場にとどまっていましたが、後に一歩前進しました。これを見た南軍は、Franklinを奪って退路を断つと共に、部隊の大半を南へと引き戻してMcDowellから前進してきた北軍を攻撃して壊滅させました。

Shenandoah: Jackson's Valley Campaign

南軍が兵力の大半を南西に持っていったのを見た北軍は、マップ南東側にあるMadisonを占領します。しかし、南軍は再び多くの部隊を一気に移動させ、Madisonを包囲して壊滅させます。友軍の前ユニットを移動させることができるJacksonならではの機動です。この戦闘で南軍はようやく0.5ポイントのリードを手に入れます。

しかし、西へ東へと大胆に機動したツケがここで回ってきます。3個ある師団のユニットが分散しすぎてしまい、なおかつJacksonの指揮範囲から外れたユニットが数多くなってしまって、南軍は兵力を集中できなくなってしまいます。苦し紛れに北軍の補給源のひとつであるSalemを奪取したものの、北軍は大兵力でNew Marketへと前進します。北軍はNew Marketを支配すれば2VPを得点して逆転してしまいます。

Shenandoah: Jackson's Valley Campaign

New MarketにはEwellがいましたが、手持ちの兵力は劣悪でした(後で聞いたところ、北軍もブロックの数はあったものの兵力はかなり低かったらしいです)ので、New Marketは戦わずに放棄し、一発逆転の反撃に賭けることにしました。しかし、最終ターンにおこなわれたNew MarketとFront Royalへの突撃はいずれも大失敗に終わり、北軍の勝利でゲームは終了しました。

VPの内訳は、北軍がNew Market (2)、Winchester (3)、Strusburg (1)、Front Royal (1)、南軍損失 (10.5)で合計17.5、南軍がFranklin (1)、北軍損失 (6.5)で合計7.5でした。最終ターンの突撃で北軍は10VP近くを得点しています。

Shenandoah: Jackson's Valley Campaign

2戦目は僕が北軍を担当しました。南軍がMcDowellの北軍に対抗するユニットを数個置いて、残りを北に進めたのは1ゲーム目と似ていました。北軍はShieldsの分遣隊をどんどん配置して、これをマップ外に退出させてVPを稼ぐことにします。また、FremontはFranklinから前進して南軍の補給線を脅かします。

Shenandoah: Jackson's Valley Campaign

南軍はBanksとShieldsに守られた北側ではなく、西の山にいるFremontを攻撃します。しかし、山道で大兵力を送り込むことが難しく、2回おこなわれた攻撃で南軍は少なからぬ損害を出してしまいます。

北軍がShiledsの退出によりVPを得点し、Winchester周辺を奪回しようにも兵力の損失が大きすぎると考えた南軍が第8ターンで投了し、ゲームは再び北軍の勝利となりました。

2ゲームとも北軍が勝ちました。ConsimWorld ForumやColumbiaの掲示板でも「北軍が有利」というコメントをいくつか見ました。うーむ、そういうゲームなのでしょうか。それとも、何か重大な見落としがあるんでしょうか。うーむ、もっとプレイしたいです。
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by gameape | 2012-02-06 22:57 | Comments(0)