ウォーゲーム、シミュレーションゲームのあれこれ


by たかさわ

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しゅみのしみゅれーしょんげーむのtakobaさんが「東京駅で新幹線に乗るまでの数時間、どうですか」とのことでいそいそと遊びに行ってきました。「お店で録画なり、ライブ配信なり」という話も出てきたので、よーし、ということで役に立ちそうなモノをあれこれ持参してみました。

Prepare for USTream
  • iPad
  • iPadのスマートカバー(スタンド用に)
  • イヤホン×2
  • イヤホン用二股ジャック(2人で聞けるように)
  • マイク
  • Webカメラ
  • 100円イーゼル(iPadのスタンドに)
  • iPad用のスタイラスペン
  • iPod Touch
  • EMobileの無線ルータ
  • EMobile用のエネループ
  • エネループ予備(2セット)
  • パソコン
録画やライブ配信はiPadだけでできますが、USTreamがちゃんと写っているか確認したり、ライブ中のTwitter閲覧のためにPCを用意しました。万が一、iPadが不調だったときにPCで代替できるようマイクとカメラを用意しています。今回はテーブルがあまり広くなかった(または料理を置くスペースがなくなった)ために、PCをテーブルに置いておけなくなり、途中からTwitterをiPod Touchで見るようにしました。Twitterへの入力はできなくなったものの、単に発言を見るだけならTouchの方が2人で同時に見られるのでベターでした。

1時間とちょっとの間、レーベンブロイを飲みつつあれこれ話しましたが、かなりの部分を忘れてしまいました。USTreamをご覧くださった方の方が覚えてくださっているかもしれません。僕が覚えていること(と、Twitterのタイムラインを見直して思い出したこと)は以下のとおりです。
「索敵級」空母戦ゲーム / Air War / 針金弁当箱が苦手というのはコマのデザインの問題か、それとも / ウォーゲームは遠征にお金かけると楽しい / VASSALのオンライン対戦が苦手 / 肉は焦げたところがおいしい / 料理をするようになった経緯 / あの人が実はこのゲームを持ってない / 知人とウノや花札をやるようにウォーゲームをプレイする / Victory in the Pacific / コンピュータを使うけど反射神経は使わないでいいウォーゲーム / Fog of Warの表現手段としてダミーが適切とは思わない / 新しい方の帝海 / 第2次ソロモンは土地に意味があるから面白い / 楽しかったことを書く人と不満を書く人
2人で対面で座るテーブルだったので両方を同時に写すことができず、ほとんどの時間は壁だけが写っているというUSTreamである必要のあんまりないライブ配信になってしまいました。筆談用ボードを持っていっていたので、その時点の話題などを書いてイーゼルに立てておくのがよかったかもなと、今さら思っています(次回はやってみよう!)。

過去にも書いたことだと思いますが、ウォーゲーマーさんとウォーゲームをプレイしない前提で会って話すのはすごく面白いです。お昼に会って、呑みながらランチして、2時前には終了、という短時間ながらきわめて密度の高いウォーゲーム体験ができたことを嬉しく思います。takobaさん、そしてUSTreamをご覧くださった(Twitterに書き込みをくださった)みなさま、どうもありがとうございます。すごく楽しかったです。
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by gameape | 2012-01-21 17:59 | ウォーゲーマーと呑み食べ会 | Comments(0)
ウォーゲームのルールを読んで
  • 「お、これは面白い展開になりそうだ」とか
  • 「なるほど、これなら簡便な手順で高い効果をあげられる」とか
  • 「なんと独創的な!」とか
  • 「新しいものはないけれど組み合わせの妙!」
。。。といった感想を持つことはしばしばあり、そう感じること自体がウォーゲームの(プレイしなくても得られる)楽しさだと思っています。

その一方で、どちらかというと
  • 「む、これは相手プレイヤーと事前にすり合わせた方がいいな」とか
  • 「こういう場合はどうなるんだろう」とか
  • 「悪用できそうなルールだなぁ」とか
。。。そんなことを考えることも少なくありません。むしろ、そういうことの方が多いかもしれません。そんな自分にちょっとがっかりしないでもありません。そんな人生を歩んできたということなんだと思います。

以上、前置きしたところで「Shenandoah: Jackson's Valley Campaign」のルールを読んだ感想です。

HQの活性化

ルール5.1には以下の規定があります。
  • アクティブ化していないHQは移動できない
  • ステップが0のHQはStraggleで動ける
そこで以下の疑問が生じました。
  • ステップが0ではないHQはStraggleで動けないのか?
  • JacksonがJohnsonやEwellを動かせるか?
どちらもNoでよいようには思うのですが、
  • 「HQがアクティブ化せずに移動できるのは非常時のみ」とか
  • 「HQだけがJacksonに置いていかれてしまうのは不自然」とか
。。。といったことを根拠に、どちらもYesにできなくもない感じです。

「first round」と「Round 1」

「Shenandoah」の戦闘は「戦闘ラウンド」を最大4回繰り返して解決するのですが、ルール中で「first round」と「Round 1」が使い分けられていることに途中で気づきました。これは、増援として戦闘に参加するブロックがあるためで、第2ラウンドに到着するブロックにとっての「first round」は「Round 2」であると理解しています。

本件が問題になるのは、砲兵の射撃、川の防御効果、退却の3点です。最初の2点は明確な記述がありました。
  • 砲兵は最初のラウンドに火力減(6.51)
  • 橋や浅瀬を渡ったブロックは、最初のラウンドに火力減(3.5)
退却はあちこちに記述があり、ちょっとてこずりました。
  • 騎兵は最初のラウンドに退却できる(4.23)
  • 最初のラウンドは(騎兵を除き)参加必須(6.3)
  • 第1ラウンドには騎兵を除き退却できない(6.4)
  • 増援は第1ラウンドに射撃も退却もできず、損害も受けない(6.5)
  • 第1ラウンドには騎兵を除き退却できない(6.7)
騎兵はどのラウンドでも退却できるでよいと思うのですが、増援として戦闘に参加した騎兵以外は6.3を根拠に「最初のラウンド」には退却できない、でよいと思います。

対砲兵射撃の目標指定方法

対砲兵射撃の目標として、複数いる砲兵ユニットのうちの一部を指定してよいのかを、事前に確認した方がよいと思います。「may target enemy artillery units」とあるので、砲兵全体を目標に指定し、損失はその砲兵たちの中で通常の手順で適用していく、でよいと考えています。

回復と損耗の適用順

補給フェイズには回復とスタック超過による損耗がおこなわれますが、この適用順は重要です。スタック超過を回復で埋め合わせることができるよりも、回復を先にしてプレイする方が面白そうだと思います。

Shieldsのマップ進入

ルールには「moveかattackでSalemに進入」とありますが、増援としても入れる、でよいと思います(もしかすると、「attackはreinforceを含む概念です」という表記がどこかにあるのかもしれません)。

また、HQの活性化でマップに進入する場合、敵軍ブロックの存在する町に進入しなければ、Salemに隣接する町まで移動できるかどうかについては、相手プレイヤーと合意を持っておく方が無難そうです(ルールを厳格に適用すると、進入するターンはSalemでストップするようにも思うので)。
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by gameape | 2012-01-18 22:29 | Comments(0)
Columbia Gamesの「Shenandoah: Jackson's Valley Campaign」(以下、「Shenandoah」と、GCACWシリーズの「Stonewall in the Valley」(以下、「SIV」)のマップが収めている範囲を比較してみました。

シェナンドア・バレーを含む、南北戦争東部戦域をGoogle Mapsで表示し、シェナンドア・バレーの主要な町に印を付けてみました。

Google Maps

印を付けた町は以下のとおりです。
  • A:カンバーランド(Cumberland)
  • B:ヘイガーズタウン(Hagerstown)
  • C:ウィンチェスター(Winchester)
  • D:ハリソンバーグ(Harrisonburg)
  • E:ストーントン(Staunton)
  • F:シャーロッツビル(Charlottesville)
そして、両ゲームのマップに同じように印を付けたものが以下の画像です。

Stonewall in the Valley Shenandoah: Jackson's Valley Campaign

右がSIV、左がShenandoahのマップです。前者はフルマップ3枚をずらして3枚繋げています。後者はレターサイズを縦に3枚×横に2枚という大きさです。Shenandoahのマップの左上には方角を示す十字があります。南北の軸が少しだけ時計回り側に傾けられていることになっていますが、こうして比較してみると、むしろ反時計回りに傾けた方がそれっぽかったのではないかと思えなくもありません。

ShenandoahのマップにはSIVにはないカンバーランドとシャーロッツビルが含まれています。

SIVでは南軍がカンバーランドまで攻め込むことなく勝てる(と思います)のに対し、Shenandoahの南軍はポトマック川の北に侵攻しない限り、占領によるVPを得ることができません(Harpers Ferryは厳密にはポトマック南岸ですが)。それどころか、SIVでは南軍がウィンチェスターに居座り続ければ勝てるのに対し、Shenandoahでは北軍がウィンチェスターに居座り続けると南軍は非常にしんどい、という展開になるように思っています(未プレイでの感想)。

一方のシャーロッツビルはShenandoahにおいて南軍の補給源であり、北軍がVPを得点できる目標であり、と重要な扱いになっています。例えば、ポート・リパブリックの戦いに勝った北軍のシールズが、補給は厳しいストーントンに向かうのか、点数は低いけど補給が若干楽なシャーロッツビルに向かうのか、といった決断は面白いかもしれません。

また、南軍がシャーロッツビルとストーントンの間を鉄道移動できるのもSIVと違います(史実でもジャクソンはこの鉄道を使っていたはずです)。SIVはストーントン付近において北軍の補給を制限していましたが、一方のShenandoahでは北軍に制限を付けずに南軍に鉄道というアドバンテージを与えているのかもしれません。

以上、プレイをしなくてもウォーゲームは面白いなぁ、とエアゲームを絶賛堪能する日曜の午後なのでありました。
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by gameape | 2012-01-15 15:45 | Comments(0)
昨日の「電王戦」については、1) とりあえず結果は知りたい、2) コンピュータならではの指し手があったなら、それを分かりやすくまとめた解説を見たい、くらいの気持ちだったのですが、ちょっと異なる方向からグッと切り込んでくださったのが、Twitterにおける以下の書き込みでした。
でも今のソフトの強さって、人の指してきた膨大な棋譜や研鑽を重ねてきた定跡に頼っている部分が小さくないので、コンピュータだけでどこまでいけるかっていうと、どうだろう。
僕は、ウォーゲームをプレイできるコンピュータというのは、ウォーゲームの汎用的なロジックみたいなものをプログラムされたものなのだろうと考えていました。戦線は1ヘクスおきに作った方がいいよとか、戦闘後前進するときには次のターンの反撃で壊滅しないようにすべしとか、そういう細かい「教訓」みたいなものをたくさんプログラムされて、それを適材適所で活用するような、そんなものです。

でも、そうではなくて、盤面がこの配置で、残りターン数がこれだけだったら、最善手はこれ、というデータに基づいてプレイするという手法でもよいことに先のTwitter発言でいまさら気づきました。すべての局面とそのそれぞれにおける決断をデータとして持つ、ということは、いまどきのパソコンなら不可能ではないのではないか、そうでないにしても、そういう情報をネットワーク上において共有することならできたりしないものか、とあれこれ考えてしまいました。

この「最善手データベース」とのプレイがどんなものになるのかはわかりません。最善手を打ってくるものの、「このときはこうする」というのがバレてしまっているとしたら、あまり面白い対戦相手ではないのかもしれません。

そもそも「すべての局面における最善手をデータベース化」という作業の膨大さをどうするか、というのが最大の問題点だとは思います(この記事を書き始めてそれに気づいた僕。。。)。将棋のように幾多の名勝負がデータ化されている世界ならばともかく、ウォーゲームはまず記録を取るところからのスタートしなければいけないのでありました。。。
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by gameape | 2012-01-15 13:12 | 人類以外とプレイ | Comments(0)

ウォーゲームのUSTream

昨日、久しぶりにUSTreamで遊んでみました。事前に特にお知らせすることなく始めたものの、10人以上の方が試聴してくださり、Twitterで声をかけてくださり、とても楽しい時間をすごすことができました。

Backstage of UStream

今回は、テーブルの斜め上(かなり「真上」に近い角度)にiPadを置き、内蔵のカメラとマイクを使って動画と音声をインターネットに送りました。USTream用の無料アプリケーションがあったのでそれを使っています。ネットに繋がっているiPadがあればUSTreamできることがわかったので、今後はいろいろと夢が広がる感じです。

iPadは開始から終了まで一切動かしませんでした。うっかりスタンドに触って落下させてしまう危険を考えると、テープなどで固定した方がよいのでしょう(テープの糊がiPadに付くのがイヤなんですが。。。)。テーブルの上には「ここから先は写らない」ことを示すオレンジ色のチップが4個(画面の四隅にあたる)を置きました(上の画像に写っているオレンジ色のチップがそれです)。

手元には(カメラに写らない位置に)ノートPCを置き、Webブラウザ(Chrome)でUStreamのページをモニタし、JanetterでTwitterのタイムラインを見るようにしました。このノートPCにはイヤホンを差して音声もモニタできるようにしましたが、自分の声が数秒(十数秒?)遅れて聞こえてくるのは非常にしゃべりにくいので、途中でイヤホンははずしました。とはいえ、開始時の音声テストなどを考えると、イヤホンは必須です。

なお、周囲にDVDのケースが置かれていますが、今回のUSTreamとは全然関係ありません。

USTream(またはそのようなライブ配信)の魅力のひとつは「提供するのにかかる時間と配信時間が同じである」ことだと思っています。1時間のライブ配信をするためには1時間しかかからないのです(若干の準備時間は別途使いますが)。YouTubeのように「動画」を作るのは、ついついあれこれと凝り始めてしまって、10分の動画を作るのに何時間(何日)もかかってしまって、途中で息切れしてしまいます(あくまで僕の場合)。

また、配信中にいろいろなウォーゲーマーさんたちのご意見をTwitterなどで伺えるのはUSTreamならではの面白さだと思います。ご覧くださった方、お声がけくださった方、本当にありがとうございます。またライブ配信をすることがあるかとは思いますので、その節はまたぜひ一緒に遊んでやってください。
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by gameape | 2012-01-15 12:32 | 電源必須系 | Comments(0)
「電子化」ではなく「電化」です。あえて「電子化」とは分けてみました。

ウォーゲームのことを「非電源ゲーム」とか「電源不要系ゲーム」と呼ぶことがあります。実際、電気を使わなくてもプレイできるのが普通だと思いますので、この呼び方は正しいですし、そう呼ぶことでPCやゲーム機を使うゲームと区別できるのは便利です。

その一方で、ウォーゲームをプレイする際に電化製品を活用すると、その面白さが倍増するようにも思っています。軽く考えただけでも、活用事例はかなり思いつきます。
  • 各自がPCやタブレット、電子ブック、スマホなどでルールを読んだり
  • プレイ記録は電子デバイスに書きこむなり、録音・録画するなり
  • 図表やトラック類は大きなモニタに映してみんなで共有
  • 遠くの見えにくいものはWebカメラで手元の画面に表示
  • 移動などのプロット外部のサーバに保存
  • ブラインドのゲームは録画しておいて後で楽しむ
  • セットアップをプロットするゲームはVASSALなどに保存して持参
  • 相手プレイヤーに隠してダイスをふるときはダイスサーバで
  • デジカメは既にウォーゲーマーの必需品かも
ゲーム会の会場に大きなモニタを持っていったり、インターネット接続を確保したりするのは面倒ではあるものの、モニタやプロジェクタを貸してくれる会場もあるでしょうし、携帯用ルータを用意するのもそれほど難しいことではありません。ときにはお金もかかりますが、面白いゲーム体験のためならばお金で解決するのもよいと思います(我買う、故に我あり!)。

もちろん、ウォーゲームを電化することがよりよいとか、「電化しないとダメ!ゼッタイ!」と申し上げているわけではなく、電化する楽しみがあるし、それをかなり容易に実現できる世の中になった、と言いたいだけです。「非電源」というキーワードはわかりやすいとは思いますが、電化したウォーゲームも面白いので、興味があるならぜひお試しください、ということです。

なお、ウォーゲームを電化しようとすると、電化すること自体が面白くてウォーゲームのプレイがおろそかになることがあります。「Twitterに書き込んでないで、アナタのターンですよ!」みたいな感じです。僕は「手段が目的化して本来の目的がおろそかになる状態」が面白くて好きなのですが、人によっては「あの人とプレイしてたらPCばっかり触っててイラっときた」と考えることもあると思いますので、注意したいと思います。

最後に余談ではありますが、紙のウォーゲームを電化しようとすると「コンピュータのウォーゲームと紙のウォーゲームの本質的違いはなんだろう」という疑問に行き当たります。これはこれで「自分はなぜ紙のウォーゲームが好きなのか」という「そもそも話」として非常に面白いので、ひとりで考えるなり、宴席の話題にするなりして、その結果はぜひネット上に掲載いただけることを期待してやみません。
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by gameape | 2012-01-05 22:03 | Comments(0)
ハリウッドの最近のジャーゴンを借りれば、本作はオリジナル版の「Drive on Stalingrad」の「完全なリ・イマジニング」である。
これは2002年にDecision Gamesから出版された「Drive on Stalingrad」のデザイナーズノートの冒頭にある文です。「リ・イマジニング」というのは大まかに言って「過去の作品をタイトルは同じだけれど内容が違うものに再創造する」みたいなことを指すようです。

例として「(宇宙空母)ギャラクティカ」があげられるようで、それを見て「なるほど」と理解くださる方はいると思います(少なくとも僕は納得しました。あのギャラクティカは続編ともリメイクとも完全版ともインスパイアともリスペクトとも呼べないモノです)。

Decision版の「Drive on Stalingrad」はSPIから出版されていた同名のゲームとは「似てるけど結構違う」なゲームだと聞いています。Decision Gamesはその後にWorld at War誌でも「同じタイトルだけど中身が別物」なゲームを複数出しており(オリジナル版もWaW版も見ていないので推測です)、これらがリ・イマジニングなゲームたちなのではないかと思っています。

ウォーゲームでも映画でも(おそらくそれ以外の分野でも)、過去の作品と関係する(または関係しているようにしか見えない)作品があります。「タイトルは同じ、中身も同じ(あくまで提供者談。ときには、素敵な補完と改良が施されることもある!)」なものもあれば、「タイトルは違うけど、偶然の一致があるかも(っていうか、これは明らかパクって。。。)」なものもあります。でも、リ・イマジニングは映画では少なからずあるのに、ゲームではあんまり見かけないように思います。

リ・イマジニングものの映画には面白いものも、そうでないものもあって、リ・イマジニングであること自体が評価の要因にはならないのだろうと考えています。とはいえ、リ・イマジニングであるが故の面白さというのはあって、それが映画全体の面白さの幅を広げているように思います。

同じようにウォーゲームの面白さの幅がリ・イマジニングによって広がったら楽しいんじゃないかと思います。とりわけ日本製のリ・イマジニングは見てみたいです。日本製のゲームを元にするもよし、外国製のゲームの日本人によるリ・イマジニングも楽しそうです。元になるゲームは1980年代初頭までの古典であっても、20世紀終盤に出た名作たちでも、リ・イマジニングの結果がどんなものになるかに興味津々です。

実は「日露大戦」って「エポック日露」の面白さの骨格を残し、現代的な手法(No Retreat!ですよね?)で現代的なニーズ(時間的、空間的にコンパクトなものを!)にあわせてリ・イマジニングしたものと言えるのではと思っています。この種類の「おおっ!」という驚きと楽しさは別のゲームでもぜひ見てみたいです。
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by gameape | 2012-01-04 22:25 | Comments(0)
Twitter発市川丈夫さんのブログ経由のネタを真似してみることにしました。

所有ゲームのリストを消去法で絞り込み、さらに「持っていないけど印象に残っているゲーム」を追加して50作を選びました。シリーズのゲームの扱いや、複数のゲームをまとめて販売しているもの(ドイツ装甲軍団など)の扱いに迷いましたが、ゲームごとにバラしてリストに入れてみました。

●近世
1. GMT「Here I Stand」
2. GMT「Thirty Years War」
●戦国時代
3. エポック「関ヶ原」
●南北戦争・会戦
4. The Gamers「In Their Quiet Fields II」
5. The Gamers「Gaines Mill」
6. The Gamers「Seven Pines」
7. The Gamers「Malvern Hill」
●南北戦争・戦役
8. AH「Stonewall Jackson's Way」
9. AH「Here Come the Rebels」
10. AH「Roads to Gettysburg」
11. AH「Stonewall in the Valley」
12. AH「Stonewall's Last Battle」
13. AH「On to Richmond!」
14. MMP「Grant Takes Command」
15. MMP「Rebels in the White House」
16. MMP「Burnside Takes Command」
17. MMP「Battle Above the Clouds」
18. ATO「Not War But Murder」
●南北戦争・戦略
19. GMT「Blue vs Gray」
20. Columbia「Bobby Lee」
●日露戦争
21. エポック「日露戦争」
22. 国際通信社「日露大戦」
●WWI陸戦
23. XTR「When Eagles Fight」
24. XTR「1918」
●WWI空戦
25. Nova「Ace of Aces」
●WWII陸戦・東部
26. エポック「独ソ電撃戦」
27. 国際通信社「ドイツ装甲軍団・スモレンスク」
28. SPI「Operation Typhoon」
29. エポック「スターリングラード」
30. GDW「White Death」
31. SPI「Battle for Stalingrad」
32. AH「The Russian Campaign」
●WWII陸戦・西部
33. TSR「Onslaught」
34. VG「Hell's Highway」
35. AH「Storm over Arnhem」
36. SPI「'Bulge'」
●WWII陸戦・北アフリカ
37. エポック「砂漠の狐」
38. AH「Afrika Korps」
●WWI陸戦・戦術
39. AH「Squad Leader」
40. AH「Cross of Iron」
41. AH「Up Front」
42. AH/MMP「Advanced Squad Leader」
43. The Gamers「GD '40」
44. MMP「Advanced Squad Leader: Starter Kit #1」
45. MMP「Advanced Squad Leader: Starter Kit #2」
●WWII戦略
46. AH「Third Reich」
●WWII海戦
47. AH「Bismarck」
48. AH「Submarine」
●WWII空戦
49. GMT「Zero!」
●WWII以後・空戦
50. SPI「Air War」

うーむ、これが自分のベスト50なのかと、頭の中に疑問符が何個も浮かんでおります。WWII空戦の代表が「Zero!」なのか、バルジ代表が「'Bulge'」なのか、北アフリカ戦役が「Afrika Korps」なのか、いやぁ、そんなことはないような。。。

南北戦争ものは割と納得いくリストです。というより、南北戦争のゲームをあれこれ遊んで現在に至ったというよりは、適当に選んでプレイしたウォーゲームの中で面白かったのが、このリストに載っている南北戦争ゲームだった、ということです。

と言いつつも、このリストを「ベスト20」くらいまで絞り込むとしたら、南北戦争ものを全部残して、それ以外から数作を選んで残りを埋めることになるとは思います。自分でもよくわかりません。

ASLのモジュールがリストに入っていないのは、ASLのルールのまとめられ方と、バインダーを抱えてルールをあれこれ探して回るプレイスタイル自体に強い感銘を受けたものの、ASLのプレイ自体にはそれほど思い入れがないので、ルール(というかその提供形態)そのものを評価するために1作分の枠だけを使った結果です。

所有していないけれどリストに入ったゲームは「Afrika Korps」「Submarine」「The Russian Campaign」です。「Russian Campaign 2」は持っているのですがプレイ経験がないので評価できません。

50作まで絞り込んだところで市川丈夫さんのリストに「SF/ファンタジー」部門があることに気づいたのですが、さらなる絞り込みをする根性がなく、SF/ファンタジーなゲームをリストに追加しないことにしました。もし追加するとしたら「Imperium」と「Swords and the Stars」の2作になると思います。
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by gameape | 2012-01-04 22:09 | Comments(0)
「我買う、故に我あり」はバーバラ・クルーガーの作品から拝借しております。

ウォーゲームを趣味にする人がいつ、何に、どのくらいのお金を払っているのかに興味があります。

ウォーゲームにかかるお金としてまっさきに思い浮かぶのは、ウォーゲームを入手するための代金です。でも、実際のところウォーゲームをプレイする(またはプレイしなくてもウォーゲームを趣味として楽しむ)上で払うお金には他にもいろいろあると思うのです。

・ルールの明確化やQ&A、改訂版のコンポーネントなどを入手する
・ウォーゲーマーと情報交換や交流などをおこなうコミュニティに参加する
・プレイ会場を確保する
・プレイ会場への移動や近隣での宿泊
・プレイ中及びその前後の飲食
・コンポーネントの輸送
・プレイに使う小道具(ときには大道具)
・プレイの記録、記録の公表
・ゲームの収納や処分

これらの他にも何かあるかもしれませんが、何にせよウォーゲームの代金以外にもウォーゲームに必要だったり、必要とまでは言えないけれどあると嬉しかったりするものへの対価を払うことはあるはずです。「楽しく豊かなウォーゲーム」はいろいろな人や物やサービスによって成り立っています。

どこにどんな風にお金を払うとウォーゲームが楽しくなるのかという情報は、ウォーゲームそのものに関する情報と同じくらい面白くて有用なものになると思います。そういう話をいろいろ伺いたいなという気持ちがこの文章を書いている理由のひとつです。

また、お金を払う必要がないのに「楽しく豊かなウォーゲーム」のために役に立っているもの、というのもあると思います。そういうものをやんわりと意識したり、可能ならお金を支払ったりするというのも、回りまわってこの趣味をより豊かにしていったりするんじゃないかと思います。

単なる妄想ですが、ゲーム発売後におこなわれる明確化やQ&Aのまとめに対してお金が支払われるようになって、今よりもっと正確で有用なゲーム情報が流通するようになったら素敵です。そういうサービス(?)にお金を払う仕組みがあったらいいなと僕は考えます。お金を払いたくなるようなブログの記事があったら、実際に払えるようにしてしまうのも(僕は)面白いと考えます。そんな思いがこの文章を書いているもうひとつの理由です。

もちろん、(合法的に)代金なしに使えているものにわざわざお金を払う必要はないという考え方はもっともですし、そう考えている人が周囲から強制されてお金を払うようになるのは不自然です。あくまでも「やりたい人が勝手にやる」のが前提の話であるべきだと強く申し上げてこの文章を終わりにします。
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by gameape | 2012-01-03 22:47 | Comments(0)
「2D or Not 2D」はPモデルの曲名から拝借しております。

ウォーゲームのほとんどは「2D」の世界を利用したゲームなのだろうと思います。テーブルの上でプレイする場合は水平方向の「右と左」と「手前と奥」という2つの次元を使い、PCなどのディスプレイを見てプレイするときは「右と左」と「上と下」の2つの次元を使って何かが表されるのが普通だと思います。

さらに別の次元として「垂直方向」を活用することで、ウォーゲームはさらに面白いものになるのでしょうか。

「垂直方向」を活用するウォーゲームがない訳ではありません。いわゆる「積み木ゲーム」ではコマは「垂直方向」を活用して多段階のステップロスと「戦場の霧」をスマートに実現しています。「We the People」(やその後のカードドリブンゲーム)などのようにコマを立ててプレイするゲームもあります。ミニチュアを使うゲームは「垂直方向」を活用したゲームの最たるものでしょう。

また、マップ(というかプレイ空間)を3Dにすることでゲームの表現力は大幅に向上します。高度の概念がある陸戦戦術級ゲームや空戦ゲームでは、マップを3D化したり、コマを(理科の実験に使うような)スタンドに付けて高度や機態(Attitudeの和訳ってこれでよいのかしら。。。)を示すことができ、ゲームをより直感的に楽しめるようになると思います。

この他、単純にコンポーネントを立てるだけ、という手法に僕は最近強く惹かれています。スタンドやイーゼルで縦置きした図表や各種トラック類にマーカーを磁石や虫ピンで止めると、ゲームの雰囲気やプレイしやすさがグーンと向上します。PCやタブレットの画面に図表など表示し、プレイヤー全員が見える場所に置くのも非常に便利です。今後はゲーム会でプロジェクタを活用できたりすると素敵だなとつねづね妄想します。

これらの一方で、3D化をあえて否定してみたらどうだろうとも思います。例えば、ウォーゲームのコマの厚みを事実上なくしてしまってはどうでしょうか。

ウォーゲームのコマが適度な厚みを持つべきだとは思います。その理由はコマの動かしやすさや見つけやすさもさることながら、重なったコマをうまく取り扱いたいからであるように思います。

ウォーゲームの出版においてダイカットのコマを制作できるかどうかが大きな足かせになると見聞きしたことがありますが、だとしたら「コマを重ねないゲーム」を作ることで、ダイカットじゃないコマだけどそれが苦にならないゲーム、として人気を博したりしないもんだろうか、と軽く考えてみたりします。「垂直方向」の話からは脱線しますが、そもそもスタックってウォーゲームにとって本当に必要な概念なんだろうか、と脱線してみるのも面白そうです。

2Dにあえてこだわるにせよ、2Dではないゲームの可能性を考えるにせよ、そこから何か新しくて面白いものが出てくるなら、それがどんなものかがとても楽しみです。また、そういう視点でこれまでのゲームを見直すことで、何か違った楽しみが出てくるなら、これまた嬉しいと思います。
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by gameape | 2012-01-03 12:16 | Comments(0)