ウォーゲーム、シミュレーションゲームのあれこれ


by たかさわ

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セブン・パインズを通過してマルバーン・ヒルへと向かう途中、路肩に看板を見かけて車を停めてみた。
周囲には戦場を思わせるような空間はなく、本当に単なる「路肩」に思えた。

White Oak Swamp

この時点で僕は「ホワイト・オーク・スワンプの戦い」を全然知らなかった。
とはいえ、七日戦争でジャクソンが消極的だったという話を見聞きしたことはある。

「あぁ、ここでジャクソンが足を止めたのね」

そう勝手に結論して少し周囲を歩いてみた。

ほどなくして、川というにはちょっと細すぎる水路があった。
おそらくこの川を前にしてジャクソンは前進をやめたのだろう。

White Oak Swamp

南北戦争から150年を経て、水路の幅が変わったとしても不思議はない。
または、雨が長期間降り続くことで川が増水したり、その両岸が激しくぬかるんだりもすると思う。

それにしても、この水路を理由に前進をやめちゃうのはどうなのかなぁ。
当時、ジャクソンの部隊の疲労はそれほどまでに大変な状態だったのか。

この地を訪れてから半年以上を経た先日、興味深い写真を見た。
Against the Oddsの第19号に、ホワイト・オーク・スワンプの写真が掲載されていたのである。

同じ写真はネット上でも見ることができる。

White Oak Swamp
Peninsula Campaign Battles of the Civil Warより

うーむ、これはひどい。
戦争中じゃなくても、怖くて近づきたくない種類の地形だと思う。
モノクロなのでおっかない感が倍増しているし。。。

こんな池とも沼とも川ともつかない障害地形を前にしたら、前進を躊躇するのは自然なんじゃないか。
大砲で撃ち合うだけならともかく、それなりに大きな敵軍が対岸に陣取っている訳だし。

Malvern Hill

先日プレイした「Malvern Hill」でも、ホワイト・オーク・スワンプの対岸からくる北軍の砲撃はなかなか大変なものだった。
ジャクソンの立場で考えれば、川にじゃまされることなく攻撃をおこなえるロングストリートやA・P・ヒルにがんばってもらいたいと思うんじゃないかと。
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by gameape | 2010-06-29 21:57 | 旅行記 | Comments(0)

Malvern Hill 対戦 - 2010-06-05

インメルマンの例会でシナリオ「June 30th」をプレイ。
僕は南軍を担当し、ゲーム開始から終了まで約7時間を要した。

CWB Malvern Hill - June 30th setup

青い矢印は北軍が配置される場所で、文字は師団長の名前。
オレンジ色の矢印は南軍が登場する地点で、文字は師団長の名前。
(Jacksonは師団長ではなく、Valley Armyの司令官です)

赤い点線が勝利条件になっているWillis Church Road。
ここを占領すれば南軍の勝利になる。

なお、この勝利条件がいつの時点で有効になるのかがルールに書かれていない。
今回は「ゲーム終了時にしましょう」と相手プレイヤーと合意してプレイした。
とはいえ、そんな心配はまったく無用で、南軍がこの道路に近づくようなことはなかった。

Malvern Hill

最初の戦闘はHugerとSlocumの間でおこった。
Hass Creekに向けて不用意に前進したHugerの部隊が縦隊のまま射撃を受けて2ステップを失った。
しかし、その後は両軍ともに用心深く距離をとり、砲兵の撃ち合いだけが続く小競り合いとなった。

Malvern Hill Malvern Hill

今回のゲームにおける最大の戦闘はGlendaleの西にある平原でおこなわれた。
西から進んできた南軍のLongstreetとA P Hillの2個師団に対し、北軍は第2軍団の2個師団を西に前進させて相対した。
正面からまともにぶつかる形でおこなわれた戦いで、南軍はあっという間に弱体化してしまった。
多くの部隊が27日の戦闘でそれなりに消耗しており、多くの損害を受け止められる状態ではなかったからである。
(27日はGaines Millの戦いがおこなわれた日です)

Malvern Hill Malvern Hill

White Oak Swampに到着したJacksonとD H Hillは前進は試みず、西への迂回を試みた。
しかし、独断での行動を試みる間、対岸からの射撃で次々に損害を受けることになった。
何とかEwellの師団だけが西へと迂回してHugerを側面から支援し、北軍を交替させることに成功した。
しかし、南軍の主力の旗色がどんどん悪くなっていく状況を挽回することは難しそうだった。

Malvern Hill

Holmesの師団は北軍をけん制するために南方に動いた。
しかし、これも大きな効果をあげることはできなかった。
勝利条件であるWillis Church Roadのすぐそばまで前進はできるものの、その前方には北軍の1個軍団が立ちはだかっているからである。

Malvern Hill Malvern Hill

今回のゲームは、1500時のターンを持って終了することとなった。
A P Hill師団が1400時に崩壊、続く1430時に攻撃を停止していた。
更なる攻撃を試みることができないわけではなかったが、立ちはだかる北軍はあまりに強力に思えたからである。

ゲーム中に生じた損害は北軍が28ポイント、南軍が35ポイント。
この時点では南軍の損害が北軍の損害の1.5倍には達していないので引き分けにはなる。
しかし、ゲームを続ければ南軍がより大きな損害を受けたり、Longstreetの師団も崩壊したりする可能性は高かったのではないかと思う。

今回のプレイより前、僕はGlendaleの戦いを「南軍が複数師団の動きを調整できなかった戦い」と考えていた。
うまく部隊を連携させられるならば南軍に勝機があるとも。

しかし、このゲームについて言えば、北軍が既にGlendaleからMalvern Hillに集結しており、それに対して消耗した南軍がぎりぎりの攻撃をおこなう、という印象を強く持った。
Jackson、Holmes、Hugerがそれぞれ北軍を引き付けていたにもかかわらず、LongstreetとA P Hillは北軍の2個師団にやすやすと押し返されてしまったのである。
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by gameape | 2010-06-27 19:21 | Comments(2)
「こまっちゃってさー」

そう話しているはずなのに、あんまり困ってなさそうに見える人っていると思う。
以下の話はまさにそれで、実際にはほとんど困ってないことを「こまっちゃってさー」と書いている。

ウォーゲームの呼び名に関連して困ることが少なくない。
ある1個のウォーゲームにいろいろな呼び名があるからである。

パッケージなり表紙なりに書かれているタイトルを呼べばよい、書けばよい、と単純に考えたい。
けれど、そうはいかない場合がほとんどだと思う。

・原題そのまま(多くの場合は英語です)
・原題をカナ表記
・原題を和訳したもの
・邦題

例えば、名作「Squad Leader」の場合、順番に次のようになる。

・Squad Leader
・スコード・リーダー
・分隊長
・戦闘指揮官

実際のところ、これだけでは済まない。

・より正確かもしれないカナ表記(「スクォード・リーダー」「スコード・リーダァ」)
・略称(「SL」)

さらに、出版者が独自の略称を用意していたりするときがある。
「Breakout: Normandy」が「BKN」だったり、「Stalingrad」が「GRAD」だったり。

そして、そのゲームがシリーズのものである場合、そのうちの1作を示すのか、シリーズ全体を示すのかが不明瞭になることもある。
「Squad Leader」単体を指しているのかもしれないし、「COI」「COD」「GI」も含めているのかもしれない。
(しかも、さらに略称が登場してしまいますよ!!)

ときにはどこまでがタイトルで、どこからがサブタイトルや煽り文句なのかが分からないゲームもあったりする。
さらには、パッケージとルールブックとマップに書かれているタイトルが微妙に違うなんてことがあっても不思議はないなぁ。

それだけならばまだいいが。

出版前に発表されたタイトルが出版時までに変わってしまうとか。
(「War of the Roses」が「Richard III」になるとかです)
プレイヤーたちが独自の呼称を使うとか。
(「パスグロ」「ロシキャン」とかはすぐわかるけれど、「空馬」とか「麒麟」とかはかなり難解です。。。)
再発する際に原題だったり邦題だったりが変わるとか。
(ときには同じタイトルなのに別ゲームだったりするから始末に負えません)
原題のスペースを「・」(ナカグロ)にするか、スペースにするか。
定冠詞の「ザ」と「ジ」とか複数形の「ス」と「ズ」とか。
(「カット」と「カッツ」や「ハート」と「ハーツ」などは検索泣かせです)

文字は半角なのか、全角なのか。
数字は何語で読めば良いか。。。

ウォーゲーマーの数は多くない。
それに比べてウォーゲームの数はものすごく多い。
そんな状況の中でウォーゲームの多くがいろいろな呼ばれ方をしている。

あるゲームに興味を持った人が、タイトルをキーワードに興味の糸を手繰ろうとしたときに、困ってしまうことってあるのかもしれない。

しかし、冒頭にも書いたとおり、僕はそのような状況をそれほど深刻に心配している訳ではない。
むしろ、同じものにいろいろな呼び名があることが、趣味の面白さを増幅させるかもと思っているから。

「ダース・ベーダー」じゃなくて「シスの暗黒卿」。
「坂本龍一」じゃなくて「教授」。
「ルイ・アームストロング」じゃなくて「サッチモ」。
「つりざお」じゃなくて「ロッド」。

そういうのを楽しいと思った経験が僕にはある。
わざわざ変な呼び方をして悦に入ることが今だってある。
(スタンリー・キューブリックを「キューちゃん」と呼ぶようになって10年以上経ちます、はい。。。)

趣味としての楽しみはスポイルしないよう。
でも、もしかしたら新しい仲間になるかもしれない人が困り果てないよう。

そんなバランスがうまく取れればいいなぁ。
というか、別に心配しなくても、世の中はうまくできていて、そういうバランスが自然に取れるものなんだろうと楽観してよいと僕は思っている。
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by gameape | 2010-06-11 21:50 | 考えごと | Comments(0)

2010年5月

PBEM

・Battle Above the Clouds - McLemore's Cove
・Battle Above the Clouds - The Battle of Chickamauga
・Not War But Murder

対面でのプレイは無く、PBEMだけの1ヶ月になった。
入手したゲームや雑誌はないけれど、ゲームマーケット2010で「a-gameかわら版」を入手したのはちょっと(かなり)嬉しかった。

Not War But Murderは北軍を受け持ったゲームが終了。
連敗記録を更新中。
このゲーム、なかなか勝ち方を見つけられないというか、気がつくと負けているというか。

GCACWシリーズは前述の2ゲームの他、発売前から続けているBattle Above the Cloudsのプレイテストが続いている。

シナリオはチャタヌーガ包囲戦の方のキャンペーンで、現在第20ターン。
南軍はクラッカーラインを切断した上にテネシー川の北岸を制圧し、チャタヌーガを完全に包囲、ついにはチャタヌーガを占領してしまうという、北軍プレイヤー(僕です)には非常にタフな展開。
しかし、北軍はクラッカーラインを切断したロングストリートの部隊を全滅させ、テネシー川南岸を通る補給線を確立することができた。
現在、チャタヌーガに篭城する南軍を北軍が包囲しており、増援のシャーマンが前線へと移動している。

非常にめまぐるしい展開で、もうプレイテストは必要ないのになかなかやめられない。
歴史上の展開とは著しく違うものの、それはそれで想像をかき立てられる刺激的なゲームになっている。

Battle Above the Cloudsのワゴンで補給ポイントを運ぶルールは煩雑かなと思いつつ、これはこれでなかなか盛り上がる。
もう1本のキャンペーンシナリオも今年中に着手したいもんだ。

今月はプレイに至らなかったけれど、CWB強化期間は続行中。
七日戦争を1日ごとにプレイしていく企画を完遂する目処がたった感じ。

連続してプレイしたり、日々あれこれとCWBについて考えたりしたことで、ずいぶんこのゲームシステムに慣れてきたとは思う。
それでもなお頻繁にルールブックをめくるのは物覚えの悪さかルールの煩雑さゆえか。

次はStrikes Them a Blowに手をつけてみたいような、もう1回Seven Pinesを試したいような。
第1次ブルランはソロプレイくらいはしてみたいかも。
Barren Victory IIの出版が見合わせになったことが本当に残念。
None But Heroesのルールにも興味津々だし、CWRのSouth Mountainも。。。
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by gameape | 2010-06-06 17:59 | Comments(0)
先日パソコンを新調したのだけれど、自宅にあるスキャナがWindows 7に対応していないことに後で気づいた。
Windows 7に無理矢理ドライバをインストールしようと試みたけれどダメっぽい。
Macintoshにもつながらなそう。
そういえば、このスキャナを買った当時は自分が再びMacユーザになってるなんて夢にも思っておらず、Mac非対応の安いやつを買った気がする。

とりあえずは先代PCの退役を延期し、スキャン専用PCとして活躍いただくことに。
でも、このPCが寿命をまっとうするまでに次のスキャナを考えなければ。

ウォーゲームを趣味にする上でスキャナは必需品になってしまった。

コマを切る前にスキャンするのはもちろんのこと、マップ、ルールブック、カードなど、スキャナが活躍する局面はとても多い。
今後はウォーゲーム雑誌をスキャンして持ち歩きたいなと思ってた矢先だし。

最近はシートフィーダのついたスキャナを紹介する記事などをしばしば見る。
雑誌などを分解してフィーダに差し込めば、あとは自動的に全ページを両面スキャンしてPDFにしてくれるらしい。
これを使えばルールブックや雑誌を簡単に携帯できるようになる。
防水の携帯端末を使えば風呂でも読める、すごい!!

でも、ウォーゲーマーとしてはフラットベッドスキャナも重要な存在。
シートフィーダでコマとかマップとかカードはスキャンできなそうだし。

スキャナを2種類持つのは金銭的にも収納場所的にもちょっと厳しいなぁ、とか。
シートフィーダ付きが主流になって、フラットベッドがニッチで高価なものになったらどうしよう、とか。

とりあえずはフラットベッドはシートフィーダを兼ねそうだから、次に購入するものはまだフラットベッドがよさそう。

でも、シートフィーダ付き、手ごろな価格になってきたよなぁ。
スキャンして読めば、古いSPIゲームの細かい文字のルールブックも拡大して読めるよなぁ。。。
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by gameape | 2010-06-06 16:42 | Comments(2)
1ヶ月ぶりの参加。
参加者は僕を含めて7人。
どっぷりとゲームして、くだらない話をさせてもらい、面白い話を伺い、若い方に遊びにきてもらい(すごい!)、食べて飲んで帰宅。

ゲームも会話も飲み食いも面白かった。
でも、僕はおおよそゲームが一番、話が二番、飲み食いが三番、くらいの優先順位をつけているんじゃないかとも思う。
ゲームそっちのけで話したり飲んだりを考えちゃうときもあるから、ときどきで変わるのかもしれないけれど。

Arcola
Campaigns of Napoleonの1作、たぶん「Arcola」。

バルジ大作戦
バルジ大作戦、ウォーゲームに興味を持って来場くださったというゲストさんとの対戦。

The Caucasus Campaign
The Caucasus Campaignは2010年上半期にもっともプレイされていたゲームなんじゃないかと思う。

Malvern Hill
Malvern Hill、CWBで七日戦争連続プレイする企画もついにここまできた。

ゲームジャーナル35号
ゲームジャーナル最新号、結構読むところがたくさんある感じで欲しくなってしまった。

ウォーゲーム・ハンドブック2010
ウォーゲーム・ハンドブック2010、a-gameからの通販も届き始めている模様。

Beside wargaming
ウォーゲーム関連小物入れ(?)らしいCouchのバッグがかわいかったので記念撮影。
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by gameape | 2010-06-06 00:03 | Comments(4)