もっともだと思う。
略せば良いってものではない。
「HS が PBF で FPF したら KIA だったんですよ」
「RJ よりは ESB が好きだけど、結局は NH ですよ SW は」
前者はASLっぽい作文をしてみたつもり。
後者は映画「スター・ウォーズ」について語っているつもり。
正直、前者については正しい作文になっている自信がない(FPFはPBFになってあたりまえ?)。
後者について言えば、僕の一番好きなエピソードは「帝国の逆襲」(特別編じゃない方)だ。
あまりに略語が多い文は、その題材が何であれ、傍から見ると奇妙で、ちょっと面白おかしいものに見えるのではないかと思ったりする。
閑話休題。
表題の話に戻る。
ADC2は「Aide De Camp 2」の略で、VassalとかCyberboardとか(以下略)と同じような、ウォーゲームをPC上にシミュレートするアプリケーションである。
ACTSは「Automated Card Tracking System」の略で、ダイスをふったり、カードを相手プレイヤーにわからないように配ってくれたりする、ありがたいWebページである。
PBEMは「Play(ing) By E-Mail」の略で、電子メールをやりとりしてゲームをプレイすることである。
GCACW PBEM Tournamentの第1回戦が始まり、それをADC2とACTSを使ってプレイしている。
どちらも過去に使ったことがあるのだけれど、いずれも何年か前のことなので、勝手をすっかり忘れていた。
そこで、未来の自分に手紙を書くつもりで、プレイ手順をここに書いておくことにした。
- 送られてきたファイル (拡張子がOPS) をGame Boxと同じフォルダに保存
- ADC2を起動
- 右側最上段の「Make and Play Games」ボタンをクリック
- File > Open で送られてきたファイルを開く。
- Select Player は無視して、「Log-In Now」をクリック。
- Replay > Show All で相手プレイヤーのムーブを観賞。
- ムーブが完了すると以下のダイアログが表示されるので「はい」をクリック。
- 以下のダイアログが表示されるので、すべてのチェックボックスをONにして「OK」。
- 何もしないで相手プレイヤーに手番を戻すとき(GCACWならばパス、騎兵退却しないなど)には「何もしません」とメールでお返事。何かするときは、File > Save As... で次の手番のファイルを保存。
- 自分の手番をプレイ。
- ダイスをふる場合、ACTSをWebブラウザで閲覧し、ログイン。プレイ中のゲームのページはあらかじめブックマークしておくと便利。
- ダイスをふるときは、右側の「Miscellaneous」の下にある「Submit die roll request」をクリック。
- ふるダイスの形状(何面体か)を「# sides on die:」に、何個ダイスをふるかを「# dice to roll:」に入力し、その下のフォームにダイスをふるに当たって言っておくべきことを書いて「Submit Die Roll Request」をクリック。
- Journalの一番上にダイスの結果が表示される(同時にメールも送信される)。この結果をEntry部分をコピー。
- ADC2のツールバーの
をクリックし、コピーしたEntryを貼り付けて「OK」。
- 相手プレイヤーの手番になるまでプレイを続け、File > Save で保存。
- Replay > Show All で自分のプレイがきちんと記録されているか確認
(再生終了後に7. と同じダイアログが表示されるけれど、ここでは「いいえ」をクリックするのが無難) - 保存したファイルをメールに添付して、相手プレイヤーに送信
対面でサクサクとプレイすることに比べれば、圧倒的に手間のかかる作業ではある。
とはいえ、毎日10分くらいずつウォーゲームに接することができるPBEMには、移動時間を含めて半日とかを使ってしまう対面でのプレイとは違う面白さがあると思っている。
最近はVassalでプレイすることが多い。
GCACWシリーズについて言えば、疲労レベルを増減したり、コマを裏返したりする作業をキーボードだけでスイスイ片付けていけるVassalの軽快さはこの上なく魅力的だ。
ADC2だと、いちいちダイアログを開いて、カウンターごとの数値を変更して、という作業をしなければならない。
でも、コマを右クリックして「Move All Pieces」を選び、移動先をポチポチとクリックしていくだけで移動先を記録していけるADC2も捨てがたい魅力があるなぁ、と再確認。
両者のいいとこどりができたらいいのに、と思う。


千葉会に遊びに行ってきた。
家を出たのが10時過ぎで、昼食代わりの「ヤマザキ薄皮あんぱん5個入り」を食べながら、Stonewall's Last Battleを4回プレイして、自宅に戻ったのが19時半の少し前。
ウォーゲームな一日としては理想的と言える流れである。
朝から夜遅くまでみっちりゲームするのも楽しいけれど、最近は、朝のんびりおきて、夕食は帰宅して食べる、くらいのペースが一番いいなぁ、と思うことが少なくない。
以下、会場でプレイされていたゲームのスナップ。









2ゲーム並んでプレイされていたUkiraine '43は、ソ連軍の進撃方向にちょっと違いがあるように見えて興味深かった。
また、Arnhemを舞台にしたASLのヒストリカルモジュールを見て、「あ、ここはStorm Over Arnhemの5区とか11区のあたりですかね」などと喜んでしまった。
先にも述べたとおり、僕はStonewall's Last Battleをプレイ。
Salem Churchを2戦した後、Brandy Stationを2戦。
対戦相手はGCACWシリーズを始めて人とプレイするとのことだった。
プレイしたシナリオは、どちらも特別ルールの使い方にコツがあるシナリオなので、ちょっと心配していたのだけれど、全くの杞憂に終わった。
Salem ChurchではきちんとSubカウンターが活用されていたし、Brandy Stationでは騎兵突撃を封じるために騎兵に隣接する戦術が冒頭から使われていた。

4ゲームとも終盤まで勝敗がもつれ込む面白い展開で、僕は終始上機嫌だった。
(というか、この記事を書いている今もかなりよい気分)
担当をビッドで決定。
僕が「0」をビッドしたのに対し、相手プレイヤーは「-6」をビッドしたので、僕がイギリス軍。
相手プレイヤーは「今日はどうしても攻撃側をやりたかったので、最低の値をビッドした」とのこと(汗)。

セットアップは上の画像のとおり。
Cyberboardを使ってこの画像を作りながら、ドイツ軍のセットアップに「3-4-10」の装甲車が1両欠けていることがわかった(汗)。
結果から言うとイギリス軍が僅差で勝利を収めたのだけれど、この装甲車が参戦していたら結果が大きく変わっていたかもしれない。。。













イギリス軍のセットアップの心は。。。
- おおよその方針はStorm Over Arnhem - 対戦 2007年12月15日と同じ
- 24区より16区を厚くしたのは、橋の西側に増援を送りやすくするため
- 対戦車砲を18区から22区に変えたのは、23区にAFVが進入したとき対策
- そろそろ、これとは大きく違う方針の配置も考えないと、相手に読まれてしまうかも。。。
11区には対戦車砲を置かないと考えるのが普通なのかな。
(僕は怖くてそこまで思い切れないかも)
毎度のことながら、ゲームの途中はプレイで一杯一杯になってしまうため、細かい展開を記録する余裕はなし。
各ターンのランダムイベントと、ドイツ軍に奪われたエリアと、白兵戦中のエリアを書きとめることしかできなかった。
その記録を元に、各ターン終了時におけるイギリス軍支配エリアを赤、白兵戦がおこなわれたエリアを黄色、ドイツ軍に奪われたエリアを灰色に塗ったものが以下の画像である。








第7ターン終了時の勝利ポイントが12VPだったので、最終ターンに全VPエリアをドイツ軍が占領して9VPを得点しても引き分けになるだけだった。
ドイツ軍の攻撃を受け止めるのはかなり厳しかったけれど、何とかエリア2個を取られずに済ませ、イギリス軍最低限の勝利を得ることができた。
下の画像はゲーム終了時の状況。

ゲーム中盤に、26区に集まったBohltたちに対し、23区から工兵隊がチクチクと射撃したときのダイスが非常に好調だったことが勝因のひとつだろう。
ドイツ軍は終盤になる前に部隊がかなり減ってしまっていた感がある。
とはいえ、「最終ターンになる前にイギリス軍の勝ちが決まるかも」と思っていたのに、フタを開けてみると、ドイツ軍が第7ターンまでにあと1個多くVPエリアを取っていたら、イギリス軍が負ける可能性があった。
危ないところだったのである(汗)。
イギリス軍は1または2VPくらいビッドしても勝てる思っていたけれど、僕がそんな条件でプレイするには、イギリス軍としてのテクニックをもう少し磨かなければならないのだろう。
11時過ぎに会場について、すぐさま「Thirty Years War」をプレイし、終わって一休みして、「Storm Over Arnhem」をプレイするという、非常に濃密な時間を過ごすことができた。

Thirty Years War (GMT)
カトリックを担当。
ウィーンの帝国軍を4ユニットにするという選択ルールを採用。
最初の戦闘でプロテスタントのリーダー3人が戦死したものの、カトリックは主導権を上手く取れないまま押されまくった。
そして第7ターンに登場したグスタフ王がマップ上を席巻し、プロテスタントがサドンデス勝ち。
相手プレイヤーに申し訳ないほど、何もできなかった。
次回はもっときちんとプレイできるようにするぞ、とギュッと拳を握るような気分。。。

Storm Over Arnhem (AH)
ビッドの結果、イギリス軍を担当。
開始時のVPは0。
中盤にイギリス軍のダイスがさえわたり、ドイツ軍は出血多量状態になったと思う。
にもかかわらず、ドイツ軍は最終ターンまで決着がつかない状態に持ち込む根性を見せた。
結局、最終ターンの白兵戦でいくつかのVPエリアが混戦状態のまま残り、イギリス軍が勝利できた。
「Storm Over Arnhem」をプレイすると、最終ターンにはアタマがボーっとするくらい疲れる。
疲れるといっても、心地よい疲れで、ある種の達成感のようなものがある。
終了後にジョナサンで呑んだビールは格別だった。
この他、ドイツ装甲軍団とBattlelineがプレイされていた。

ドイツ装甲軍団・スモレンスク (コマンド・マガジン日本版)

ドイツ装甲軍団・マーケットガーデン (コマンド・マガジン日本版)

Battleline (GMT)
新宿西口のイエロー・サブマリンを訪れ、ウォーゲームを売っているフロア(2F)を見てみたが、それらしい商品を見つけることはできなかった。
そこで、トレーディングカードなどを扱っている3FやB1Fを回ってみたところ、B1Fでやのまんの「デッキキャリア」を見つけ、これを2個買ってみた。

Here I Standのカードを入れてみたところ、ゲームに元々入っていた110枚の戦略カードすべてを、カードスリーブに入れたままの状態で1箱に収めることができた。
C3iに付いてきた外交カードは残念ながら収まらなかったのはちょっと残念だった。
とはいえ、Here I Stand以外の僕の持っているカードドリブンゲーム、WellingtonとThirty Years Warもカードが110枚だから、同じように収容することができる。

Zero!やFor The Peopleはカードの枚数が多かったり、カードのサイズが若干違ったりしたような気がするので、この「デッキキャリア」1個では収まらないかもしれない。
でも、とりあえずはこの「デッキキャリア」を4個も用意しておけば、カードゲームの運搬は安泰になりそうである。
なお、このケースを使うのは運搬するときだけで、収納するときにはジップバッグに入れている。
100枚以上のカードを1個の山にして重ねてしまうと、ゲームの箱には収まらなくなってしまうため、ゲームの箱とは別に収納スペースを作る必要が出てしまうのがイヤなのである。
カードを複数の山に分け、散らばらないようにジップバッグでまとめ、ゲームの箱に収めるのが今のところ一番良いように思っている。

大昔(僕が高校生くらいのころ)は、カードを輪ゴムで止めて、その輪ゴムが溶けてカードにくっつき、悲しい思いをした。
多くの方が既にご存知だろうとは思うが、カードを汚さずに収納しようとお考えの方は、輪ゴムを使わないことをお勧めする。