ウォーゲーム、シミュレーションゲームのあれこれ


by たかさわ

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今日、Here I Standのルールを読み直していたら、陸上部隊生産のルール(17.1)の中に「occupy」という単語が使われている箇所があって、その横には「攻囲してたらどーすんの」という僕の疑問を意味する「SIEGE?」という赤い書き込みがあった。

問題のルールは次のように書かれている。
Land units may be constructed in any friendly home space that is
not occupied by enemy units.
この文は次のように訳すことができると思う。
陸上ユニットは敵軍ユニットに占められていない自軍ホームスペースのいずれかに作られることができる。
Here I Standにおいて陸上部隊を作ることができるホームスペースは次のうちのどれだろう。
  1. いずれの勢力のユニットも存在していない
  2. 攻囲しているかどうかにかかわらず、友軍ユニットだけが存在している
  3. 敵勢力のユニットだけが存在してしており、攻囲はしていない
  4. 敵勢力のユニットが友軍ユニットを攻囲している
  5. 敵勢力のユニットが攻囲しているが、友軍ユニットは存在していない
  6. 友軍ユニットが敵勢力のユニットを攻囲している
「occupied by enemy units」が、「敵軍ユニットが存在しており、敵軍ユニット以外のユニットが存在していない」という意味であると考えるならば、ユニットの生産をおこなえるのは1、2、4、6の場合だと思う。

しかし、「敵軍ユニット以外のユニットが存在しているかどうかにかかわらず、敵軍ユニットが存在している。言い換えれば、敵軍ユニットがそのスペースのいずれかの割合(100%である場合を含む)を占めている」という意味であると考えるならば、ユニットの生産をおこなえるのは1と2の場合だけということになると思う。

英語の「occupy」が一般的にどのように理解されるかを僕は知らない。

dictionary.comでこの単語をひくと、最初に「to fill up」という説明があり、「それだけで満たされており、他のものは存在しない」という意味であると理解していいのではないかと思えないことはない。でもoccupyと言ったら常に「それだけが存在している状態であり、他のものは同時に存在していないことを意味する」ということになるという確信は持てない。前述のHere I Standの例に戻れば、「occupied by enemy units」と言ったら「敵軍ユニット''だけ''が存在している」という意味にとってしまって良いのかどうか、僕には自信がない。

さらに、日本語の「占める」という単語が常に「他のものの存在を許さない」という意味では使われるとは限らない、というのが僕の感覚。「AはBを占める」と「A''だけ''がBを占める」とは必ずしも同義ではなく、むしろ「AはBを占める」と言ったらBにはAと同時にCやDも存在する可能性がある、と考えることの方が多いのではないかと思う。

僕はウォーゲームのルールに「occupy」や「占める」を使うべきではないと考えている。特に、ヘクスなりスペースなりに、複数の勢力のユニットが同時に存在できるシステムのウォーゲームにおいては、「友軍ユニットが存在し、友軍以外のユニットが存在していない」と書くなり、そういう状態を「占める」と定義しておくなりして欲しいと思う。

こんなことを考えているのは僕だけで、一般的な人たちは「occupy」や「占める」と書かれていれば、たちどころにその意味を他の人と違わない内容で理解できるのかもしれない。だとしたら何とも恥ずかしい話だが、まぁいいか(汗)。

なお、GMTに掲載されているHere I Standのルール和訳において、前述の箇所は次のように訳されていて、前述の2つの理解のいずれとも異なる意味に理解できてしまうように思う。
陸上ユニットは、攻囲中の城塞スペースは以外のいずれの味方
ホームスペースにも編成されることができます。

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by gameape | 2007-06-29 00:34 | 考えごと | Comments(6)

Barren Victory II

CWBの次回作「Barren Victory II」に関する情報がConsimWorldに掲載されている、という情報をGamersListで読んだ。GCACWの次回作もChickamaugaだし、僕の中のChikamauga熱がさらに盛り上がってしまうのか(といいつつ、CWBは何年も前に1回プレイしたっきりだけど)。

興味深いのは、紙製のウォーゲームと併せてVASSALのモジュールが提供されることについて言及されていることだ。僕はADC2よりVASSALのインターフェイスの方が好きなので、今後はCWBの公式なVASSALモジュールがどんどん出てくることを願うばかり。LOSの自動判定ができて、ステップロスも容易に記録できて、という作りになっていたら言うことなしなんだけどな。
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by gameape | 2007-06-27 01:00 | Comments(0)
Here I Standのルール第12章「支配と不穏」に関する話2つ。

1. LOCはいつ必要か?

兵站線(Line of Communication = LOC)のルールがこの章で説明されているものの、その後「で、結局LOCが必要なのはいつ?」とか「LOCを切られることによるデメリットは何?」という疑問が湧いてきて、「LOC」で検索をかけてしまったりした。

答えは12.1の最後の一文の「LOCは強襲および非防備スペースの支配のアクション
を行うのに必要となります。」なのではあるけれど、実際には冬季撤退をする際にも事実上LOCが必要なのではないかと思う。

2. 敵軍ユニットの存在している非防備スペースを支配できるか?

ゲームの仕組みから推測して、敵軍ユニットが存在している非防備スペースを支配できるのはおかしいと思うのだけれど、12.2を何度読み返してみても「敵軍ユニットの存在している非防備スペースを支配することができる」としか理解できなかった。

ルールに書かれている「支配するための要件」は次のとおり。
  • スペースが独立、または敵勢力によって支配されている。
  • スペースが非防備スペース
  • 手番の勢力がスペースにLOCを持つ。
  • 手番の勢力によって指揮された陸上ユニットがスペースに隣接しており、且つ、(a) 手番の勢力によって指揮された陸上ユニットがスペースを占めるか、または(b) 敵の陸上ユニットが隣接していない。〔この必要条件の目的上、峠道によって繋がる2つのスペースは隣接しているとはとみなされない〕。
結局、Here I StandのErrataに「5番目の要件」が書かれていてめでたしめでたし。
  • The space is not occupied by land units from another power (unless those units are allies of the active power). ~ そのスペースに別の勢力の陸上部隊が存在していない(そのユニットが手番勢力と同盟を結んでいる勢力のものである場合を除く)

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by gameape | 2007-06-26 00:21 | Comments(0)

愛知県訪問で見たゲーム

せっかく写真をとってきたので掲載。

タイトル不明
タイトル不明。アステロイド(GDW)風ゲームか。

ドイツ装甲師団長
ドイツ装甲師団長。画面右側のマップ端を埋め尽くすユニットに注目。

戦国群雄伝
戦国群雄伝。関東地方っぽいマップ。

ドイツ装甲軍団 - スモレンスク
ドイツ装甲軍団のスモレンスク。一度プレイしてみたいとは思っております。

ドイツ装甲師団長
ドイツ装甲師団長、2枚目。

The Civil War
The Civil War (VG)。これもプレイしてみたいゲーム。

Combat Commander
Combat Commander。マップがCharlie Kiblerっぽい色合い。

Combat Commander
Combat Commander、再び。

戦国群雄伝
戦国群雄伝 in 九州。

D-Day
SS D-Day CMJ版。

戦国群雄伝
戦国群雄伝 in 九州、再び。

プレイしている人の多くは、実はネット上でしばしば見かけるウォーゲーマーさんたち。
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by gameape | 2007-06-22 23:08 | Comments(0)
Stonewall's Last Battle

GCACWシリーズの弾薬ルールは、各ユニットの弾薬残量を5段階で表し、それを弾薬帳(Ammunition Pad)と呼ばれる紙に鉛筆で記録していくというものだ。このルールを何度か使用してプレイしてみたが、どのユニットの弾薬が減っているのかを調べるために、いちいち弾薬帳を見ることが非常に面倒くさいと感じた。

そこで、OCSの補給(SP)マーカーを使って、各ユニットの弾薬を記録してみることにした。別にOCSのマーカーである必要はなく、1~3の数値を表せればよい。今回OCSのマーカーを使ったのは、たまたま手の届くところにそれがあったからである。当初は残り弾薬の値を示すマーカーを置いていたが、途中で消耗した弾薬の値を示すことにした。1から2(またはその逆)に変わることの方が、2から3(またはその逆)に変わることの方がより(2007-06-21訂正)多いだろうと感じたので。

Stonewall's Last Battle

そもそもGCACWシリーズは、1個のユニットが何個もマーカーを引き連れて回るシステムである。ひどいときは、1個のユニットが5個のマーカー(戦力、疲労、戦意低下、塹壕、補給切れ)とスタックする可能性がある。これに弾薬マーカーが1個増えたところで大差ないというか何というか。

今のところ、マーカーを使った方が、紙に記録するより全然楽というか、直感的にプレイすることができるように感じている。僕も長らく切らずに放置してあるOCS Koreaのマーカーを切ろうかな。OCSをプレイすることはしばらくないと思うんだけど。。。(汗)
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by gameape | 2007-06-21 22:19 | Comments(0)
Here I Stand

TSSの例会におじゃましてHere I Standをプレイした。シナリオは1517年シナリオ、プレイヤーは6人(やったーっ!!)、僕はプロテスタント担当で、第6ターンまでプレイして約9時間を要した。

第1ターン、教皇のダイスがふるわず、プロテスタントの布教は順調に進んだ。ハプスブルグ家は教皇を支援しつつ自らはMetzの攻略と地球一周を達成した。オスマンはハンガリーを1ターンで圧倒。イングランドはスコットランドと開戦すると共に、五大湖とミシシッピを発見。フランスはアマゾンを発見。

第2ターン、シュマルカルデン同盟カードがプレイされ、プロテスタントがうっかり12個のスペースを確保していたものだからさぁ大変。その時点で選帝侯は3個しか確保されておらず、その後は武力で制圧していかなければならなくなった。イングランドはスコットランドを制圧。ハプスブルグ家はアステカを征服。オスマンは地中海に進出するも、チュニスの戦いに敗れた。

第3~第5ターン、ハプスブルグ家がドイツに軍隊を派遣したため、プロテスタントの布教が頭打ちになったばかりか、選帝侯スペースを奪われるに至った。オスマンはベニスにぐいぐいと進み、イングランドは嫁探しに奔走しつつハプスブルグ家に対する戦争に勝利し、フランスはシャトーの拡充に励んだ。

第6ターン、イングランドについにエドワード王子が誕生、さらにあわやサドンデスという局面を迎えたが、手札にあったコペルニクスカードをハプスブルグ家に奪われるというハプニングがおこった(イングランドプレイヤーはその後「あのコペルニクスがあれば。。。」と繰り返し嘆いていた)。プロテスタントとしては改宗の機運が高まっているイングランドへの布教に励みたかったものの、それによってイングランドがサドンデス勝利を収めてしまうために布教を進めることができなかった(イングランドでの改宗はイングランドプレイヤーのVPにもなってしまう)。

そんなときに、オスマンがキースペースをあと2個支配すればサドンデス勝利してしまう局面となった。その時点でVPでビリだった僕は、ドイツ国内でのハプスブルグ家との戦いを続けつつ、少しでもVPを稼ごうと聖書の翻訳を急ごうとした。しかしそこでハプスブルグプレイヤーより、

「Here I Standを使って、あの捨て札を拾って使えばオスマンの勝利を食い止められますよ」

というアドバイスが。

そうなのだ。カトリックだ、プロテスタントだと言っている場合ではないのである。ここはイスラムを食い止めなければならないのである。人類皆兄弟、一日一善、戸締り用心火の用心。

。。。といった感じでオスマンのサドンデス勝利を食い止めたところで時間切れとなり、ゲームは6ターンで終了した。


Here I Stand

ここまでの毎ターンの勝利得点は以下のとおりだった。

1: 12/15/11/17/16/3
2: 12/17/13/17/16/11
3: 14/19/13/18/17/11
4: 15/18/17/18/14/14
5: 19/21/22/19/17/14
6: 23/21/23/22/20/15
(オスマン/ハプスブルグ家/イングランド/フランス/教皇/プロテスタント、の順)

僕は最下位になったものの、とても楽しくゲームをプレイすることができた。またプレイすることができるならば、少々遠くても出向いていきたいと思ってしまうほどだ。少なくとも、各陣営を1回以上プレイしたいとは思っているのだが。。。
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by gameape | 2007-06-19 23:28 | Comments(2)

名古屋訪問

Here I Standの6人プレイと、GCACWシリーズの上級ゲームシナリオの両方を1回の週末で対面プレイできるということになれば、多少遠くても行く価値ありまくり。で、実際に行ってみて、予想をはるかに超えるほど有意義な時間を過ごすことができた。

Here I Stand

TSSの例会におじゃましてプレイしたHere I Stand。僕はプロテスタントを担当してビリ(汗)。でも、このゲームを6人でプレイする機会は持てないかも、という思いと、このゲームのルールに熟達したプレイヤーとプレイすることはできないかも、という思いの両方を一気に解消できた。問題はまた6人プレイをしたいと思ってしまうことか(汗)。呼ばれればかなり遠くでも出かけていってしまうかもしれない。。。

Stonewall's Last Battle

とある個人宅(といっても、ちょっとしたゲーム会より盛況だった)におじゃまして、Stonewall's Last Battleの上級ゲームシナリオ「Certain Destruction Awaits...」の南軍をプレイ。第1ターンに北軍右翼がSalem Churchまで前進してしまうという、顔面蒼白ものの展開だったけれど、JacksonとLeeが何とかがんばってくれて何とか盛り返す。第2ターンまでプレイして時間切れ終了。久しぶりにGCACWで負けなかった。。。

日ごろネット上でお名前は拝見するものの、初めてお会いする、という人たちにたくさんお会いできた。ゲームもいいけれど、もっとお話もしたかった。ゲームなしでただ会って話しをするだけ、という企画も実現できたらいいなぁ。
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by gameape | 2007-06-18 23:57 | Comments(0)

Dice Boot

Dice Boot - Package

ポリカーボネート製の組み立て式ダイスタワー「Dice Boot」が届いた。何年か前に発見したものの在庫切れ状態が続いていて、なかなか手に入れることができなかったのだけれど、最近、晴れてChessex経由で再発される運びとなった模様。

Dice Boot - Parts

パッケージを開くと部品が納められている。各パーツは脱着可能で、ブックケースサイズのウォーゲームの箱に収まる大きさにすることができる。

Dice Boot - Ready to be rolled

ダイスをふるとカラカラと音がするのがちょっと残念なところだけれど、透明であるが故に視認性は非常によいし、ダイスが飛び出さないのはとても嬉しい。
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by gameape | 2007-06-15 22:10 | ウォーゲーム用品 | Comments(0)

ニコニコブックマーク

ニコニコブックマークがなかなか面白い。例えばこのようにウォーゲームのマップの上に落書きをしていくことができる。

他人のサイトに掲載されたウォーゲームの画像にコメントを入れたりできるので、「キエフの南のヘクスに進むべきでした」とかまどろっこしいことを書かなくても、該当ヘクスのすぐ横に「←このヘクスです」とコメントを入れたりできるので、これまでとはちょっと違う意思疎通ができるのではないかと思う。
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by gameape | 2007-06-14 00:30 | 電源必須系 | Comments(1)

筋肉痛

コマを切った翌日は右手が筋肉痛になってしまう。とても残念。
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by gameape | 2007-06-14 00:04 | 考えごと | Comments(0)