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ウォーゲーム、シミュレーションゲームのあれこれ


by たかさわ

カテゴリ:考えごと( 79 )

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1つ前の記事にコメントをいただきました。嬉しいです、ありがとうございます。

「誰か作って欲しい」には強く賛成しますので、どなたかお願いします。と言いつつ、とりあえずの叩き台を作りました。タイトルを並べところで高度も機有エネルギーもゼロです。ゲームごとのコメントや選考理由などを書けると最高なんですけどね。アレが足りない、自分ならコレを入れるのに、などなど、よろしくお願いします。

行頭のTxxは、ゲーム「Tactics」が出版された1954年を元年とする「タクティクス暦」の年号です。ガンダムゲーム版を作ってくださる方もいらっしゃって、これは流行の兆し!あなたもご自分のお好きなゲームの出版年を紀元にしてみませんか。
(2019/05/21 訂正・増補版を紹介するツイートに差し替えました)



なお、リストの中にはプレイしたことがないどころか、モノを見たことがないとか、BoardGameGeekの情報を見ただけの「おそらくこれは空戦ゲームだろう」なものも含まれています。あしからず。

T15 The Battle of Britain (1968)
T16 Flying Tigers (1969)
T18 Luftwaffe (1971)
T19 Flying Circus (1972)
T19 Richthofen's War (1972)
T20 Foxbat & Phantom (1973)
T20 Spitfire (1973)
T23 Air Force (1976)
T27 Ace of Aces (1980)
T27 Aces High (1980)
T27 Air War (1980)
T28 B-17: Queen of the Skies (1981)
T29 Dawn Patrol (1982)
T30 Battle over Britain (1983)
T30 Blue Max (1983)
T31 撃墜王 (1984)
T33 Flight Leader (1986)
T33 F-16ファイティング・ファルコン (1986)
T33 RAF (1986)
T34 Air Superiority (1987)
T34 大空のサムライ (1987)
T39 Spead of Heat (1992)
T40 Down in Flame (1993)
T40 Over the Reich (1993)
T42 Londons Burning (1995)
T45 Air Combat Maneuver (1998)
T51 Downtown (2004)
T51 Wings of War (2004)
T55 Showtime Hanoi (2008)
T57 フライング・タイガース (2010)
T58 Nightfighter (2011)
T59 Angel 20 (2012)
T59 Bommer Command (2012)
T59 Eagle Day (2012)
T60 Ace Patrol (2013)
T61 Enemy Coast Ahead (2014)
T61 零戦 (2014)
T62 On The Flight Deck (2015)
T62 Wing Leader: Victories 1940-1942 (2015)
T63 Table Air Combat (2016)
T64 Komet! (2017)
T64 Operation Pointblank (2017)
T64 Panzer Witch (2017)
T65 Absolutely Aces (2018)
T65 NATO Air Commander (2018)
T65 Samurais of the Sky (2018)
T65 Skies Above the Reich (2018)

以下、2019/05/21に追記。

ブログへのコメントやTwitterのリプライで嬉しいコメントをいただきまして、リストにゲームを追加しました。


Achtung SpitfireとWhistling DeathについてはOver the Reichでひとまとめにしました。London Burningを入れるならB-17もだよなと思って調べたら、もともとAvalon Hillのゲームじゃなかったんですね。Speed of Heatはコメントでもリクエストをいただきました。Air Superiorityを代表にしておけばよいものと思っておりました。


ホビージャパンの「Blue Max」は3Wから出ていた「Aces High」だと、他ならぬホビージャパンのブログに書いてありました。それとは別にGDWから「Blue Max」という製品が出ていたので、こちらも追加しました。「撃墜王」を入れるなら「大空のサムライ」もということで。

本件、これにて打ち止めとします。「これがある」「これを抜きたい」というようなことがありましたら、ぜひご自分の「空戦ゲーム年表」(T暦はお好みで)をお願いします。早速「T暦で海戦ゲーム」がポストされていてごきげんなのであります。





by gameape | 2019-05-20 21:06 | 考えごと | Comments(4)
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チャールズ・ロバーツの「Tactics」が出版された1954年を元年と考えると、今年(2019年)は「T暦(タクティクス暦)66年」ということになります。H.G.ウェルズの「リトル・ウォーズ」は紀元前40年のウォーゲームです(T暦元年の前年を「紀元前1年」にはせず、T暦0年にした場合)。

T暦はウォーゲームの歴史や経緯をぱっと把握できて便利なのではと思います。例えば、TCS(Tactical Combat Series)が他の戦術ゲームとどんな位置関係にあるのかを、こんな風に見られます。

  • T17:PanzerBlitz(1970)
  • T24:Squad Leader(1977)
  • T30:Up Front(1983)
  • T32:Advanced Squad Leader(1985)
  • T36:Bloody 110(1989)
  • T45:Panzer Grenadier(1998、エポックではなくAvalanche Pressの方)
  • T51:ASL Starter Kit(2004)
  • T53:Combat Commander(2006)
  • T64:Urban Operation(2017)

戦術ゲームについて考えるとき、ついついPanzerBlitzとSquad Leaderが頭に浮かんでしまいます。三つ子の魂、と考えられなくもないですが、自分にとってのWW2戦術ゲー観というのが、1980年ぐらいで止まっちゃってる感じは残念です。Combat CommanderとUrban Operationは、そのうち触れていたいゲームです。

おっと、Urban OperationはWW2ではありませんね。

なお、Tactics(=戦術)で始まって戦術ゲームの話に進んだのは偶然です。T暦は射程やLOSのあるゲームに限らず、いろいろなウォーゲームで使うと面白いです。


by gameape | 2019-05-19 13:09 | 考えごと | Comments(0)

仲間はずれはどれだ!

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早速ですが、クイズです。上の画像にある5つのゲームのうち、仲間はずれの1作はどれでしょう。




答えは、ただひとつタイトルの末尾に「!」がついていない「Up Front」です。ただひとつ箱ゲーじゃない、空戦、19世紀、現存の出版社、など他にも正解があったりしますが、ここはひとつ僕の顔を立てていただきたく。

ずっと「Up Front!」だと思っていまして、つい最近になって末尾に「!」がないことに気づきました。どうして間違えて覚えたのかは思い出せず。もしかしたら初めて見たころからそう思っていたのかもしれません。

「!」とか「?」とか「:」とかを正確に表記したいなと思うことが多いです。苦手な人からすると「あー、またわざわざOn to Richmond!とか書いて」とか思われてるのかもしれません。検索の面倒を増やしていたらごめんなさい。こだわってると言う割に長らく「Up Front!」だと思い続けたところがつきづきし。

所有ゲームのタイトルを検索してみたところ(Googleスプレッドシートに感謝)、「!」で終わるゲームはこんな感じでした。

Afrika!
Biafra!
Gringo!
Guadalcanal!
Komet!
Norway!
Look Away!
Morgan's A' Comin'!
No Retreat!
On to Richmond!
Raid!
Semper Fi!
Zero!

末尾ではなく途中に「!」があるタイトルもいろいろ。「激闘!」とか「夜襲!」とか。「!」ではなく「!!」や「!?」などもあるかもしれません。

提供者さんが「!」の有無をそれほど大事に考えてないんだな、という場面は少なくありません。ルールブックの中に「Raid」と「Raid!」があったりして。しっかりやりましょう、こだわるべきです。そんなことを言うつもりはまったくなくて、単なる好みの問題にすぎません。いいじゃないか、人間だもの。

「Afrika!」とか「Norway!」などのように、「!」を省くと一般的な単語との見分けがつきにくくなるので、これは正確に書いたほうがいいでしょう、みたいなものはあると思います。


by gameape | 2019-04-10 22:33 | 考えごと | Comments(6)
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1980年台前半にホビー・ジャパンが発行していたSPIのカタログがかっこいい、という話題がTumblr発Twitter経由で流れています。カタログは懐かしく、そこに写っているパッケージアートは素敵で、かつ愛くるしい。



レドモンド・A・サイモンセンのアートワークはいいよね、というのは年配ゲーマーたち(僕を含む)がしばしば述べる意見で、若い人たちにとっては「またかよ」な話題なのかもしれませんが、どうもすみません。

Grey Soba, White Udon

以前から、サイモンセンのマネをして遊んでみたいと思っていまして、今回のビッグウェーブに便乗させてただきました。パソコンに保存してあった画像から、ウォーゲームっぽくないものを選び、モノクロにして適当な文字を添えたらどうなるのか、を試してみました。ソバとウドンになっていることを差し引いても、何か大きく違っているのは分かります。

もっとセンスのよい方、きちんと美術の訓練をなさった方であれば、よりかっこよい、サイモンセンっぽい画ができるのではと思いますので、できあがったらネットにポストしていただけると幸いです。

by gameape | 2019-03-26 22:37 | 考えごと | Comments(0)
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コマンドマガジン日本版の最新号は、Strategy & Tacticsの310号に付属した「The American Civil War」のローカライズ版です。本誌の南北戦争関連記事も充実していて、なかなかアツいです。


英語版のルールPDFは本家サイトからダウンロードできます。


この号がきっかけで南北戦争ゲームの気温が若干上がっちゃったりするのかと思い、ちょこっと調べてみたら既に大変な盛り上がりになってました。年末までびっしりと予定が埋まって鬼に笑われそうなレベル。

昨年、Compass Gamesから出た「Battle Hymn」のゲティスバーグ部分相当(というか、こっちが先ですよね)である「The Tide Turns」がSteamで半額セール、と思ったら2月23日の時点では既に定価に戻ってました。でも、これで2千円は紙のウォーゲームの感覚だとそれほど高いと思わないウォーゲーム脳。

GMTのP-500にマーク・ハーマンの「Rebel Fury」が追加。師団ユニットのバトルゲーでチカマウガ、チャタヌーガ、チャンセラーズビル、フレデリクスバーグなどだそうです。マウンテッドマップが基本だけれど薄いマップもオマケにつけるよ、というのは良い話。
C3iの最新号についているゲティスバーグがRebel Furyと同じシステムなのかもしれません。Table BattlesのGaines Millも収録して、南北戦争物件もりだくさんの号になってます。

Table Battlesといえば、拡張第3弾のゲティスバーグが発売になったようです。2日目の戦いを描くシナリオが6本。PnPが待ち遠しい。

GMTの月刊ニュースによると、GBACWシリーズの次回作Death Valleyは5~9ヶ月後ぐらいとのこと。Twin Peaksもまだちゃんとプレイできていないので、急いで出てもらわなくても(僕は)困りません。

MMPのTwitterには「次に出るのはLine of BattleのTo Take Washingtonですよ」との発言。

Tiny BattleはBlind Sword Liteの第1作、The Devil’s to Pay: the First Day at GettysburgをOriginsに出すそうです。Rick Barber(だと思います)のマップがいい感じです。

LiteじゃないほうのBlind Swordは、3/10のゲームマーケット大阪で頒布開始の「このシミュゲ2019」に載るだろうレビューが楽しみです。ゲーム本体には手が回りませぬ。

Tiny BattleのBlood Before Richmondは昨年に5作目のMalvern Hillが出て、1作目のGaines's MillならPnPが4ドルで手に入ります。結構面白いシステムだと思います。歩兵に射程がある南北戦争ゲームはこれくらいあっさりしたのでもいいんじゃないかと。

GCACWシリーズは今後の出版予定をなんとJoe Balkoskiがコメント。Vol.12はOn to Richmond! II。Grant Takes Commandと2個イチでPetersburg戦役を追加。マップは最近の仕様で作り直しで(Charlie Kiblerということでしょう)、Petersburgの南側を広げるようです。Vol.13はHood Strikes North。1864年終盤のFranklin周辺をカバーするものと思われます。どちらも出版時期は何年か先なんでしょうけど。

GCACWシリーズのPBEMトーナメントはラウンド2が始まりまして、シナリオはRTG2のThe Wagoneer's Fightです。僕の北軍は騎兵の移動力が軒並み2とか3でちょっと困ったことになりつつあります。


その他、高いけどPub BattlesのAntietamとかGettysburgは引き続き気になります。このシステムの砲兵ルールは結構気に入ってます。

箱の大きさがアレですがFort Sumterも面白いです。

開戦前を描く、という点ではHollandspieleのThis Guilty Landも見逃せませんし...

HollandspieleといえばMore Aggressive Attitudesの続編2作のいずれにも手をつけられてないなと...

これらの他にもまだまだいろいろあるんですが、このぐらいで熱さは伝わりましたでしょうか。暑苦しかったかもしれませんが、そこは答えを求めておりませぬゆえ、どうか勘弁してやってください。

南北戦争のウォーゲーム、アツいですよ。

by gameape | 2019-02-23 11:07 | 考えごと | Comments(0)

ポエム

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上の画像を貼った意味は後述いたします。



ポエム、で手元を検索したら2016年8月のメモを発見しました。後悔、もとい公開するなら今しかありません。※の部分は今日書いた補足で、他は無修正です。

「ウォーゲームの画像に文字を書き込んだものってどうかなと思ったんです。」
「ウォーゲームの写真集?」
「近いです。画像だけだと面白くないから文章を入れる。面白くないっていうか、文章を入れることで方向性が明確になる。これは何が言いたいの、という感想を回避。」
「なるほど、いいじゃないですか。」
「いえいえ、考えの続きがありまして、画像に文字ってポエムっぽくなるなと。」
「オダジマですか。」※ 小田嶋隆。僕は彼をずっと詩人だと思っている。
「それもありますが、マンションポエムの方が近いです。」 ※ 大山顕。マンションポエム以外の企画も面白いものばかり。
「どれがポエムでどれがキャッチフレーズなのかはよくわからないんですけどね。」
「都心まで15分、とかはキャッチフレーズでしょう。」
「ですね。叙事がキャッチで叙情がポエムとか。」
「なるほど。15分でいけるというのは事実。叙情って思いつかないもんですね。」
「ウォーゲームのポエムですか。」
「ホビージャパンが考えそうです。最高の作戦、至高のナントカ。だめだ、思いつかない。」
「そもそもポエムじゃなくてキャッチコピーならいいんですか?そういう目的で画像に文字を入れたい?」
「そういわれると違いますね。それとね、画像に文字を入れるとエロ本というか、グラビアっぽくなるんじゃないかと。」
「透き通るような君から目が離せない、とか。」
「あはは、それそれ。気が散るからやめろと思うような。」
「マンション系にせよグラビア系にせよ、狙う方向はそこじゃないだろ感が激しい。」
「何年にどこで誰が戦った、どんな名前の戦いなのか、何年のどんなゲームなのか。」
「確かに、そういう情報は有用ですね。」
「RBMがやってますよ。」※ ロジャー・B・マクゴワン。説明省略。
「ありゃー。」

2016年のメモは以上です。

冒頭の画像はマクゴワン氏によるc3iのサイトをまねて作ったものです。何枚かやって面白かったんですが、途中で息切れして今日に至っています。継続はチカラですが、継続しないことは悪いことじゃないと思ってます(てへ)。

by gameape | 2019-01-10 12:59 | 考えごと | Comments(0)
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※ 以下、映画「ブレードランナー」の内容に触れます。知りたくない方はご用心ください。

「ゲームの舞台は砂漠です。」
「砂漠?どこの砂漠だ?」
「どこかの砂漠です。仮想の話ですよ。」
「リビアか、エジプトか。チュニジア、アルジェリアかも」
「こことここに戦車がいます。」
「III号かIV号か。何型?長砲身なのか?」
「戦車はいずれも敵に背を向けています。」
「オレがそんな配置をしたっていうのか。」
「そういうシナリオなんです。」
「何を言ってる。オレがそんなことを」
「あなたが先手です。どうしますか。」
「こうするんだよ(銃声が響く!)」

。。。と小芝居はこの辺にして、ついに2019年です。現地から「2019年、ロサンゼルス」とTwitterする誘惑もありましたが、このポストは東京からです。

現実の2019年ではすでに機械が人間をチェスや将棋で負かすようになっていて、ウォーゲームも人間の対戦相手がいなくてもそこそこプレイできるようになりつつあります。この傾向は今後さらに進んでいくのでしょう。

僕が楽しみにしているのは、人間ではない知性が「ウォーゲームで勝利条件を達成する能力」じゃない部分を向上させていくことだったりします。WW2北アフリカのウォーゲームをプレイしながら「このドイツ軍の迂回機動はロンメルっぽくてシビれますね」などとコメントしてくれるような。

こちらが日々Google検索にどんなキーワードを入力して、どんな漢字を変換して、どんなページにどのくらい滞在しているかを知り得る立場にあります。インターネットにある膨大な知識と経験を総動員して臨んできます。こちらがコロっといってしまうような、素敵なコメントを紡ぐのは難しくないはず。

人間プレイヤーが顔をしかめるような極限状況的製品のプレイも、イヤな顔ひとつせずやってくれます。人間プレイヤー相手にやったら嫌われるようなプレイをしても、優しい態度で何度でも、何回でもつきあってくれるはずです。

「タカサワ君とプレイするよりコンピュータ相手の方がいい」

そう思われたとして、それは寂しいですが、人類と対戦することがウォーゲームの目的そのものではないとも思います。面白いウォーゲーム体験を実現するために、最良の手段が人類プレイヤーと対戦である。これまではそういう時期にあった、と。

年頭からひねくれた発言になってしまいました。冒頭の画像の3作、いずれも人類プレイヤーと対戦してみたいものばかりですので、機械、もとい、機会がありましたらぜひよろしくお願いいたします。今年もよろしくお付き合いください。

by gameape | 2019-01-01 12:10 | 考えごと | Comments(0)

文字のありがたさ

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IMAX版の「2001年宇宙の旅」、すばらしかったです。満面の笑みで号泣しながら映画を観る体験のなんとすばらしいことか。以下、この映画に少しだけ触れますので、知りたくない方ご用心ください。

既に何度も観ていた映画ですが、IMAXの大きな画面で今まで気づいていなかった文字や記号をいくつか発見しました。宇宙船の船腹にソ連のマークがあったり、船外活動でAE35ユニットを置くところに「磁石」と書いてあったり。

圧倒的な映像で言葉に頼らずに語る映画だと思っていたので、書き文字で世界や設定や物語を説明しているのが意外でした。サイレント映画と似た手法なのかとも感じました。

シェナンドー・ナノ

で、ウォーゲームの話に移ります。あつかましくも、拙作「シェナンドー・ナノ」についてです。コマとしてナノブロックを使うというコンセプトがありましたので、コマに文字を入れられなくて、これが大変にもどかしかったです。

多くのウォーゲームがコマに文字やアイコンを使っていますが、これらが歴史的フレーバーや、微妙なユニットごとの強弱や、現実世界のいろいろな現象を表現する役割を担っているのだなと思いました。

よく「アナログのあたたかみ」といいますが、文字情報による豊かな描写は僕にとって「デジタルのあたたかみ」なんじゃないかな、とか。むしろアナログ表現にはある種の冷徹さのようなものを感じることがあります。

さて、「ウォーゲームだもの」2018年の記事はこれで終了です。最後の最後に自分のやったゲームデザインのマネごとを、銀河系史上最高の映画と並べるという図々しくもおめでたい記事をポストできて、もう思い残すことはありません。

by gameape | 2018-12-31 22:24 | 考えごと | Comments(0)
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余談。Rebel Raiders on the High Seasは先日のGMTのセールで購入しました。プレイはまだまだ先で、カードの封を切るのは早くて来年中盤以降ぐらいかと予想します。

で、本題です。

僕は歴史書をほとんど読まないので前段の正否はわかりませんが、ウォーゲームについては同意見です。何かが正しくないとか、何かが欠けている(または余計である)ウォーゲームであっても、どういうわけか面白い気づきを得たり、何かしらの学びがあったりするのであなどれません。

ウォーゲーマー全員がそのように楽しまねばならないとは思いません。ウォーゲームは製品の種類も遊び方も大量ですから、できること全部をやるには人生はあまりに短い。ただ「ここが違う」「あれが足りない」という判定をした後で妙な(ときには重要な)気づきに出会うことも少なからずあるよ、とだけ。

なお、「最近のツイ」はおそらく以下のやりとり。




by gameape | 2018-12-30 14:11 | 考えごと | Comments(0)

そのルールは必要ですか

トマソン

ウォーゲームのルールには「これ必要?」と思う記述がしばしばあります。何らかの理由があるのだろうとは思います。ウォーゲーマーじゃない人にわかりやすいように。長らくウォーゲームを続けてきた人が混乱しないように。想定しない事態に備えて念のため。他のゲームにあるからとりあえず入れとこう。などなど。

例として、ちょうど読んでいたBlue & Grayの移動ルールから3つ。

「ユニットは一度に一個ずつ移動させなければならない」

移動の途中でスタック制限が適用されるとか、臨機射撃やオーバーランがあるとか、Squad Leaderのように明確な意図があるとか(分からない人はお父さんに聞いてみよう)、この記述が重要なゲームもあると思うのですが、そうじゃなさそうなゲームでもしばしば見かけます。

元は「units are moved one at a once」という英文。意味は「ユニットを一度に1個ずつ」なのか「1個以上のユニットのかたまりを一度に1個ずつ」なのか。実はちゃんと理解できてません。

「使用しなかった移動ポイントを持ち越すことも、譲ることも許されない」
移動ポイントを持ち越せるゲームと、譲れるゲームをそれぞれ1点ずつ書きなさい(灘高校 平成29年)。
……と入試問題にしてしまいたくなる案件。このルールの必要性が話題になっているのはネットでときどき見かけます。「持ち越せる」なゲームとしてはAir War(選択ルールだったかも)とTCS(これは正式なルールではなく「提案」だったと記憶)が思い当たります。

「手がコマから離れたらそのコマの移動先を変更できない」

気持ちは分かるんですが「手が離れたら」だけでも何とかしたいところです。未来のウォーゲームで「デイブ、キミの手はいま第1SS装甲師団から離れたから、移動はそこでおしまいだよ」みたいなことを言われたらコンピュータの電源切っちゃうかもしれません。切れればですが。

以上、40年以上前のゲームの揚げ足を取るのもどうかと思いますが、0.4世紀のときを超えて今なお生き続けている記述もあるのではないでしょうか。余談ですが、この記事のタイトルを「ウォーゲームにおける「トマソン」」にしようかとも思いました。分かりにくいので不採用ですが、結構気に入ってます(絵まで描いた)。

「これ必要?」な情報を異なる書式で「ビギナーさんへ」とか「ベテランさんへ」のように示す事例もあります。しかし書式は違ってもルールのボリュームが減らない感じなのが惜しいです。この「書式違い」のところに大事なルールが混入してしまう残念事例もありそうな。

巻末とか別表に「深読みしちゃいがちな、特にベテランさんたちがしばしば思うだろう事柄への補足と回答」みたいな箇条書きを入れてはどうかとも思いますが、結局これが新たな混乱の種になるよりは、半世紀に及ぶ伝統にのっとったルール形式が最強ということなのかも。ひたぶるにうらがなし。

by gameape | 2018-02-08 21:26 | 考えごと | Comments(2)