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ウォーゲーム、シミュレーションゲームのあれこれ


by たかさわ

カテゴリ:考えごと( 87 )

トークショーで語られた「ウォーゲームの今」(推測)_e0120077_22111317.jpg

トークショー「『○○とウォーゲームと独ソ戦』 〜過去と今と未来の話〜」に行ってきました。当初、会場をロフトプラスワンだと勘違いしまして、Naked Loftにたどり着いたのが開演直前。席はほとんど埋まっていました。主催者(ですよね?)の羽田智さんによると30人ぐらいの来場者とのこと。

ウォーゲームと独ソ戦の話はありましたが、タイトルの「○○」に何が入るのかは教えてもらえませんでした。「過去と今と未来」(何の?)についても、まとまった話はなかったように思います。進行役を務めた徳岡正肇さんと中黒靖さんが、いくつかのネタふりをしていましたが、話がどこかに着地するというよりは、ウォーゲームの話題がどんどん拡散していくのが楽しかったです。

国際通信社のスタッフさんがビデオカメラを回していましたので、トークショーの内容が記事になるのを楽しみにしています。また、k-takahashiさんのブログに当日の話題がリストされています。

イベントで話されたことを元に「ウォーゲームの今」を勝手にまとめてみました。もしかすると、聞き間違いや僕の思い込みが含まれているかもしれません。また、これらはウォーゲームの今のすべてではなく、ひとつの側面にすぎません。取り扱いにはご注意ください。

  • ウォーゲームのトークショーを土曜の昼に新宿で開催すると30人強の、ウォーゲーム歴20年以上の人たちが集まる。紙のウォーゲームに触れたことがない人も数人来る。
  • 「2人用の重ゲー」としてウォーゲームに興味を持っているボードゲーマーが存在する。ボードゲームの裾野が広がったことが背景にあるのだろう。
  • 「令和版・独ソ電撃戦」のような広いマップのゲームは、紙のコンポーネントの方が視認性が高く、直感的かつ迅速に操作できる。コンピュータでプレイする場合には大きな4kモニタが必要。
  • 初めてゲームを作って売るならば紙のウォーゲームがよい。ルールを含めて原価150円ぐらいで作って500円で売れる。オンデマンドで作れるので在庫を持たなくてよい。
  • 書籍「独ソ戦」によって独ソ戦像がアップデートされた。デザイナーもプレイヤーも独ソ戦観をアップデートできる状態。
  • ウォーゲーマーは初心者に攻撃側を勧めることが多いが、電ゲーでは防御ゲーム(タワーディフェンス)が人気である
  • 勝利条件を理解できなかったり、勝利条件にかかわらず全力で敵を全滅させようとしたりする(総力戦を好む)プレイヤーが存在する。

by gameape | 2020-02-20 22:31 | 考えごと | Comments(0)
21世紀にワクワクしたウォーゲーム12選+1_e0120077_21343001.jpg

「去る10年間で最も影響力のあったウォーゲームたち」というお題が、年明けにいくつかTwitterで紹介されていました。




自分でも考えてみたのですが、僕自身への影響力が大きかったもの、言い換えるなら「僕が見てワクワクしたゲーム」しか思い浮かびませんでした。200x年代のものもあったりして、かといって切り捨てるには惜しく、「21世紀にワクワクした。。。」なリストができあがった次第です。

  • レイド級(Raid Level):「Downtown」(GMT Games、2004年)
  • ハガキゲーム:「Stand at Mortain」(LPS、2006年)
  • ミニゲーム+カード:「No Retreat!」(Victory Point Games、2008年)
  • ソロプレイ用のボット:「Labyrinth」(GMT Games、2010年)
  • コマ数でステップを示す(Stacks of Steps):「Blood on the Alma」(Lock N Load、2012年)
  • 移動プロット用ホイール:「X-Wing Miniatures」(Fantasy Flight Games、2012年)
  • 戦闘結果で主導権交替:「July Offensive」(国際通信社、2012年)
  • コンピューターゲームと紙ゲームの両方を提供:「Battle of the Bulge」(Shenandoah Studio、2012年)
  • 増援登場順をプロット:「ノルウェイ!」(ボンサイゲームズ、2013年)
  • サイドビューの2Dマップ:「Wing Leader」(GMT Games、2015年)
  • コマを動かさないウォーゲーム:「W1815」(U&P Games、2015年)
  • 1コマずつ交互に動かし、パス後の行動回数はダイスで:「Gettysburg」(RBM Studio、2018年)

Webなどで見てワクワクしただけで、持っていないし、プレイしたこともない、というものも含まれています。「日露大戦」(冒頭の画像)はとても面白くてワクワクしたのですが、おそらくルーツは「No Retreat!」なんじゃないかな、ということで、リストには「No Retreat!」を含めました。

タイトルを「12選+1」としたのは、前述した12作に加えて、ゲームではなく出版社である「Hollandspiele」を入れたかったからです。ご家族でウォーゲーム出版を生業にしていて、トム・ラッセルのコメントが面白くて、箱ゲーとPnPを両立させる提供方法が便利である、などなど。そのスタイル自体がワクワクしまくりの存在になっています。

他にもワクワクしたものがありそうな気もしますが、考え出すと2020年代が終わってしまうので、えいやっと公開してしまうことにします。2020年代にもワクワクするゲームにたくさん出会えますように。もちろん、ワクワクする出版者さんや、ワクワクするウォーゲーマーさんにも、です。

それから、ワクワクを感じられる感性が枯渇しませんように。。。

by gameape | 2020-01-31 22:00 | 考えごと | Comments(0)
ミュージカルか、ウォーゲームか_e0120077_11185554.jpg

GMT Gamesのマンスリー・ニュースに、GBACWのシャイローがP-500に追加されたと書いてありました。シリーズゲームの新作がアナウンスされたときに、持っているのにプレイしていないモノが複数ある、という状況には慣れましたが、それでも漠然と焦りを感じるのは毎度のことです。

南北戦争の「歩兵にも射程がある級」の場合、GMTのGBACW以外にもLine of Battle(MMP)やBlind Sword(Revolution)もに気なるし、GMT以前のGBACWの積みゲーもあったりしてあったりして、広がる荒野の大きさときたら無限に広がる大宇宙で、最後のフロンティアです。南北戦争連隊ゲー無間地獄。

今回のタイトルは「Into the Woods」。何年か前に映画になったミュージカル(ウェスト・サイド物語やスウィーニー・トッドのスティーブン・ソンドハイム)を思い浮かべる反応で正しいんでしょうか。このシリーズは最近「Twin Peaks」や「Death Valley」のように、そのタイトルからは南北戦争やウォーゲームを想像しないのではないかしら、と思うものになっている印象です。僕が知らないだけだったらごめんなさい。

こういうタイトルはWeb検索で不便かというと、いまどきは「ゲーム」とか「game」とかを添えてあげれば、精度の高い結果を得られることが多いです。むしろ、ウォーゲームじゃない方の検索をしようとした人が、「お、こんなゲームがあるのか。どれどれ」となったりして。ないか、そんなことは。

ウォーゲームも映画も好きな人どうしの会話では、「ローラ・パーマーじゃない方のTwin Peaks」とか、「メアリー・スティーンバーゲンじゃない方のDead of Winter」とか言うことが、ごくごく稀にあるのかもしれません。

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by gameape | 2020-01-25 11:47 | 考えごと | Comments(0)

1980年5月に合衆国陸軍がフルダ周辺を舞台にした兵棋演習をおこない、そこにジェームズ・F・ダニガンが参加している、という記事です。非常に興味深い内容です。さっそくTwitterにウォーゲーマーの反応がありました。





セントラル・フロント・シリーズ、出生の秘密?_e0120077_21470346.jpg

実際、Fifth Corpsがこの演習の影響で生まれたなら面白いと思いまして、当時のS&T誌を何点か漁ってみました。結局、参考になったのは77、80、81号の3冊。Fifth Corpsが掲載されるのは82号です。

The Central Front on S&T 77

まず77号の「読者のみなさん、こんなゲームはどうでしょう」のコーナー(仮称)に、連結可能なクワドリゲーム4作、という企画で「The Central Front」が掲載されています。大隊規模で4作のタイトルは次のとおり。

  • Kassel: the Border Battle
  • The Battle for Schweinfurt
  • The Siege of Frankfurt
  • Through the Westerwald

The Central Front Project on S&T 80

80号では「77号のThe Central Frontは非常に高得点だった」としつつ、「4km/ヘクスならフォリオマップ20枚でバルト海からオーストリアまでをカバーできる」、「フリクション・ポイントとセグメンテッド・プレイヤー・フェイズを使う新システム」などと、プロジェクトが大きく膨らんでいることが伝えられます。

Fifth Corps on S&T 81

そして81号にFifth Corpsの製作中のマップ画像。82号に「Fifth Corps」が掲載され、それとあわせてシリーズ第2作の「Hof Gap」を出版する旨が書かれています。書いているのはダニガンではなく、共同でデザインにあたったJohn H Butterfieldです。

巻頭の次号予告によれば「1980年11月14日までに82号が届かなかったら連絡ください」とのことですので、この81号が出たのはその2か月前の9月ごろ。冒頭に紹介した兵棋演習は79号が出版されたころの話で、80号が出るまでに大幅な方針変更になったことになります。

この兵棋演習がCentral Front Projectの方向性を大きく変えた、と考えていいのではないかなぁ。というか、その方が面白いのではありませんか。

by gameape | 2019-12-23 22:46 | 考えごと | Comments(0)
蝶よ花よとウォーゲーム #wgac2019_e0120077_22360941.jpg


これは「War-Gamers Advent Calendar 2019」の12月6日分です。ウォーゲームは「蝶よ花よ」とプレイして楽しいときもあるよ、という話。


「あの子は蝶よ花よと育てられまして」などと言うことがありますが、ウォーゲームでも「蝶よ花よとプレイする」というのがあると思っています。

ルールの記述が甘い、矛盾する項目がある、ルールブックの構成が良くない、システム自体に穴がある、素直に勝利条件を目指すと微妙な展開になる。そういう製品にやさしく丁寧に時間や労力を投じて、「作者はこう思い描いたんじゃないかな」なプレイを探る。そういう態度を指しているつもりです。

対義語は「象が踏んでも壊れない」でいかがでしょう。意味が分からない若いアナタは、おじいさんに尋ねてみてください。ウォーゲームはルールブックのとおりにプレイして、ガッツリと勝利条件の達成を目指せるものであってほしい。象が踏んでも壊れないぐらいに、しっかりとデベロップとプレイテストと校正を。そんな感じです。

この「蝶花」(ちょうはな)と「象踏」(ぞうふみ)。あの人はこっちでこの人はこっち、と単純に分類できるものではありません。その日の気分によって変わることもあれば、「このゲームは蝶花であのゲームは象踏だな」とか、「来週あの人とこのゲームをプレイするなら象踏で」みたいなこともあるはずです。

当然、蝶花と象踏で優劣もありません。僕はその昔、蝶花な皆さまを見て、「あの人たちが長期的にはウォーゲームの体力を弱めてる」などと思ったこともありましたが、現在は蝶花と象踏を行ったり来たりしてウォーゲームを楽しんでいます。

今年(2019年)を振り返ってみると、蝶花方面が昨年より充実していました。昨年までは「象踏でプレイしてうまく動かなければ、さっさと次のゲームに行こう。人生は短いよ」の傾向が強かったです。関係ないと思いますが、僕は来年、ウォーゲームを始めてから40年です。

Canadian Crucible

2019年に蝶よ花よとプレイしたゲーム、その1は「Tactical Combat Series」(TCS)です。ヒストリカルなマップとユニットでプレイする、高低差やLOSや射程のある戦術ゲーム。OPシートと呼ばれる紙面に図と人間語(0600時にマールナッハを攻撃せよ、など)で命令を書き、たとえ自軍が不利になることが明白であっても、ユニットを命令に従って行動させねばなりません。

Canadian Crucible

命令の書き方や実行のさせ方は規定されておらず、ルールに書いてないことはやってよしとしたときと、蝶よ花よとプレイしたときとでは、随分展開が違うはずです。合衆国陸軍のフィールド・マニュアルを参考書にすると、プレイがぐっと面白くなりました。

NATO Division Commander

蝶よ花よ、その2は「NATO Division Commander」です。ずっと欲しかったのですが、eBayで良い出会いがありました。ロールプレイングゲームのようにゲームマスター(コントローラー、と呼びます)がプレイヤーから情報を隠してプレイします。箱は分厚くてコマも多いですが、実際にはハーフマップに片側100コマ弱、みたいなシナリオが多いです。

NATO Division Commander

プレイヤーは師団長として自分の体力と相談しながら、情報収集と部隊編成と前線指揮のそれぞれに、時間をどれだけ割り当てるかを考えます。ユニットの移動はNATOまたはワルシャワ条約機構のドクトリンに従わねばならず、かといってそのドクトリンは大まかにしか説明されていないので、蝶よ花よと育てる気持ちが有効です。ルールブックにあやしい部分が結構ありはしますが、蝶花モードで乗り切る所存。

Flashpoint: Golan

そして、現在まさに蝶よ花よとプレイしているのが、その3の「Flashpoint: Golan」です。1ターンが1日、1ヘクスが4kmで、大隊から旅団規模が師団単位のチットプルで活性化。ZOCあり、メイアタック、戦力比CRTのオーソドックスな作戦級ゲームに見せかけて、砲兵と航空機に弾道ミサイルと巡航ミサイルが入り混じる壮絶な臨機射撃合戦。これはSF(サイエンス・フィクションです、念のため)なのか、はたまたスコード・リーダーの50年後の姿なのか。

Flashpoint: Golan

ルールブックからは、明確でわかりやすいルールを書こう、という気持ちが感じられると思うものの、結果的には読みたい事柄を見つけにくかったり、説明が不足していたり、明らかに間違えがあったりで、まずは時間をかけてルールを読み解いたり、ルールブック自体に慣れたりする必要があります。いまは蝶花ですが、慣れてしまえば象踏に移行するのかもしれません。

年末にかけて「Death Valley」をプレイしたいと思っておりまして、これが蝶花物件その4になるかもしれません。でも、シリーズ前作の「Twin Peaks」では途中で冷めてしまったので、今回も同じ道をたどるのかも。それはそれで楽しいのがウォーゲーム、ということにします。

最後に、アドベントカレンダーのページに書いた「愛は地球を救う」についての言い訳を。

あれを書いた時点では、「蝶花は愛のたまもの」と思っていました。間違ってますね、お恥ずかしい。蝶花と象踏と愛の多寡はまったく無関係です。愛ゆえの象踏もあるだろうし、愛がなくても蝶花はできる。さらに、愛があるから良いわけでも、愛がないから悪いわけでもないので、そこんとこヨロシクお願いいたします。

ウォーゲームが僕を救ってくれているのは間違いありません。ピース。


by gameape | 2019-12-06 00:02 | 考えごと | Comments(0)

この記事の主である「TOROさん」にインタビューしました。

小さなものであるとはいえ、1日に4タイトルのウォーゲームを計5回もプレイするというのは、「インストはしない、されない、が原則」だの、「同時に頭に置いておけるルールはせいぜい3タイトル」だのと言っている僕からすると、実現が大変に難しそうな体験です。

一体どうやればそんなことができるんだろう。そんなことをする人たちはどんなことを考えて、どんな準備をしてゲーム会に臨むんだろう。楽しそうだぞ、うらやましいぞ、などと考えて質問を送ったところ、とても丁寧にお答えいただきました。やったね、聞いてみるもんだ。

1日にウォーゲームを4タイトルもプレイした人にインタビューしてみた_e0120077_22105588.jpg

以下、赤い文字は僕、緑の文字はTOROさんです。

開始時刻と終了時刻を教えてください。

9時から午後5時です。夜会もイベントのひとつなので、午後9時までプレイ可能ですが、5時で締めています。

4タイトル、5ゲームがプレイされたとのことですが、それぞれのゲームが何時ごろ始まって、何時ごろ終わったかを教えてください。

ブログに記載の順番でいくと以下のような感じかと。
  • Paris Deception:10:00〜11:00
  • 1940 Battle of Britain:11:00〜12:00
  • The Rise of Blitzkrieg(2回):12:30〜15:00
  • Breakout: First Panzer Army:15:00〜16:45

プレイするゲームを決めたのはいつですか?

一部のみですが11月初かと。
残りはとりあえずこれ持って行きます…くらいの決め方です。

コマ切りなど、コンポーネント方面のプレイ準備は事前に済んでいましたか?

最近の指抜き仕様のタイトルはその場で、ということも。それ以外は事前に触りだけでもプレイしていることが多いので準備しています。

ルールは双方が事前に読んでいましたか?そうでない場合、どのようにルール説明などをしましたか?(読んできた方が口伝、当日同時に読む、など)

いろいろですが、拙が持ち込む場合(=既に販売されているもの)は読んでいます。とはいえ慣熟以前の場合はそもそも相手が和訳した本人なのでwその場でタブレットか原文を読まれています。初物の場合は当日口頭インストとなりますがそもそも試食プレイと理解の上ですのでプレイが中断しようが気にせずルールの確認/咀嚼も含めて楽しんでいます。

N黒さんのインストでうまいなーと思うのは、ひとまずプレイできる最小限の情報だけを提示して“とりあえず初めてみましょう”というところですね。
プレイ開始までの時間が短いのはプレイのモチベーション維持の意味では非常に有効だと思います。
(拙個人は長いインストでも困らないのですがw)

The Rise of Blitzkrieg以外はすべて途中終了とのことですが、途中終了する方法というか、基準というか、または上手に途中終了するコツみたいなものはありますでしょうか。

以下でしょうか。
  • ゲーム的に運用できるルールは全て使ってみた
  • ゲーム上のハイライトがなんとなく見えた
  • ゲーム全体の展開(どこをどう攻めてとかではなくこれは機動戦になるなとか激しい砲爆撃はキーだよね的な)が見えた
  • とりあえずこのままのプレイはキビしそう(ただし"ソッ閉じ"はせず感想戦で改善点等をいろいろ話します、他社のゲームでも)
  • そろそろお昼(爆

むー、1時間でルール説明からそこまで行けるのはスゴいことなんじゃないでしょうか。僕はおそらく無理です(「そろそろお昼」を除く)。

競技終了のコツですが、試食会という相互認識の元なので事前にお任せしますというお断りをいれて相手に委ねてます。
(個人的にはソロPのしすぎで決着付いてても続けてしまいそうなので…汗)
多分そのあたりは相手がそうした嗅覚に優れたN黒さんなので…というのもあるかと思います。

インタビューは以上です。お答えくださったTOROさん、どうもありがとうございます。自分が同じようにできるかどうかはわかりませんが、とても刺激的で、面白いお話を伺うことができて大変に満足しています。

by gameape | 2019-12-03 22:18 | 考えごと | Comments(0)

境界線級・独ソ電撃戦

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「独ソ電撃戦」でドイツ軍は4個、ソ連軍は5個のフォーメーションを持って戦います。マップには境界線(バウンダリ)が示されていて、フォーメーションごとに決められた数のユニットをセットアップします。しかし、ゲーム開始後に境界線は使わず、ユニットはどこへでも自由に動けるようになります。

TCSやNATO Division Commanderのように、ゲームを通して境界線を使うウォーゲームをしたい。そこで「独ソ電撃戦」を無理やり境界線ありでプレイしてみました。上の画像にある赤いスティックがソ連軍の、青いスティックがドイツ軍の境界線です。

独ソ電撃戦

慣れてくると上の図のような境界線が見えてきます(個人の感想です)。境界線を越える移動も攻撃も退却も禁止で、ZOCだけは境界線を越えて及ぶことにしました。

ソ連軍はミンスク周辺にセットアップされる13軍が前線に送り込めなくなったり、終盤にあちこちの戦車ユニットをかき集めて反撃するのが難しくなったりします。また、ミンスク以外の町にセットアップされる軍集団予備のユニットたちは、どの軍に編入するかを決めるまでは移動不可で、一度決めた編入先は変更不可です。

独ソ電撃戦

境界線の変更はターンに1回、自軍戦闘フェイズ終了時としています。かなり長考できるので、対人プレイには向いてないかもしれません。

1回だけプレイしてみて、とりあえず「これは全然ダメだわ」ではなかった、という印象です。対戦ゲームとしてちゃんと機能するかどうかはわかりませんが、ソロプレイする分にはとても楽しかったです。

IMG_4063

使用したスティックは、2019年の猿遊会にご参加いただいた方に、お土産としてお渡しする予定です。境界線を示す以外にも、何かしらの役に立てば嬉しいです。

なお、数はあまり多くなく(おひとりにつき10本程度)、全体の数にも限りがあるために来場時間などによってはお渡しできないこともあります。

by gameape | 2019-09-14 20:57 | 考えごと | Comments(0)
これまでのあらすじは「審判ありでGCACWシリーズ(妄想)」でご覧いただけます。

U:北軍の手番どうぞ。
P:ジョーンズがマウンテン・ハウスに入ると詰むので、先に攻撃します。リノが突撃。スタージスとロッドマンは両方攻撃です。
U:マウンテン・ハウスの南軍、動きません。スタージスとロッドマンはどちらも疲労レベル4で混乱。
P:むー、厳しいな。
U:コックスの正面に南軍の小規模な歩兵がさらに移動してきました。

続、審判ありでGCACWシリーズ(妄想)_e0120077_22244008.jpg

P:フッカーにがんばってもらいましょう。F2でここまできました。
U:リケットを強行軍させてスタックさせないんですか?
P:戦闘力重視ですよ。
U:で、ここでいいニュースと悪いニュースです。どっちを先に聞きたいですか。
P:どっちでもいいです。
U:フッカーの正面、マウンテン・ハウスに中規模(MV5~9)の歩兵が移動してきました。
P:D.R.ジョーンズが前進してきたのが悪いニュースで、延長行軍に失敗して戦力が下がってるのがいいニュース、ということね。
U:北軍どうぞ。

Here Come the Rebels!

P:リノがウィルコックスに飛び移って準備攻撃。
U:おお、山はZOCじゃないので、確かにいけますね。南軍が退却してジトルズタウン(先にジッタータウンと書きましたが、Zittlestownでした)が空きました。
P:そりゃ戦闘後前進ですよ。しますとも。

Here Come the Rebels!

U:北軍に見える南軍の動きはありません。北軍どうぞ。
P:ジトルズタウンで4VP。北軍は損失なしなので、ここで終われば限定的勝利。
U:どうします?
P:北軍の限定的勝利は2VPからなので、フッカーでマウンテン・ハウスを攻撃してD.R.ジョーンズの動きを止める手もあるんだよね。相手の素性が見えないのが悩ましい。
U:で、どうします?
P:北軍パスです。どうなりますか?

Here Come the Rebels!

U:北軍の限定的勝利でゲーム終了です。こういう盤面になってます。
P:VASSALで過程を全部見られるのは便利だねぇ。
U:ロングストリートとD.R.ジョーンズがリノに反撃しようとしたんですが、突撃のコマンドロールが6でした。万事休す。
P:エバンスに乗り移って反撃、は厳しい、か。。。
U:戦力比が1:3、山で-1。戦術と準備攻撃で+2になればDrにできたかもしれませんね。ともあれ、おめでとうございます。アンティータムは北軍の大勝利になるんじゃないでしょうか。
P:エバンスを北に回したのは失敗じゃないですか?
U:そうなんですけど、ここに南軍が出てきたときに驚いたでしょ?それで満足です。
P:なるほど。確かに、今回一番盛り上がったところでした。

(おしまい)

by gameape | 2019-06-17 22:34 | 考えごと | Comments(0)
審判ありでGCACWシリーズ(妄想)_e0120077_22423647.jpg

Here Come the Rebels!のシナリオ「South Mountain」を、審判(アンパイア、ゲームマスター、コントローラーなど、お好きな呼び方に)ありでプレイする様子を妄想してみました。僕が普通にソロプレイしたゲームを元にしたフィクションです。

北軍プレイヤー(以下、P):サウス・マウンテンの前にいる南軍についての情報は何かある?
審判(以下、U):北の方、ナショナルロードにいるのは2MVの歩兵です。南側、フォックス・ギャップの入り口にいるのは騎兵です。
P:最初のイニシアティブは北軍。移動力は4。やります。

Here Come the Rebels!

U:コックスに隣接された騎兵が退却して、コックスは移動力がなくなって山の入口でストップです。
P:最初の北軍のアクションはこれにて終了。

Here Come the Rebels!

U:南軍が動いてこうなりました。コックスの隣にいるのは小規模(1MV~5MV)の歩兵です。

Here Come the Rebels!

P:騎兵で偵察します。本当は隣接したくないけど、移動力がたりないのでここから。
U:隣はガーランドの歩兵旅団。2MVで砲兵1、戦術2です。北にいる方は騎兵です。
P:さっきコックスが退却させたやつですね。
U:それは言えへん、なんですけど、バレバレですね。北軍に見える南軍の動きはなしです。続きをどうぞ。

Here Come the Rebels!

P:ウィルコックスが騎兵のいる山道に進みます。
U:騎兵退却で移動力減りましたけど、まだ進めます。残り2MP。
P:ジッタータウンの隣までいきます。この南軍は何ですか?
U:小規模の歩兵です。
P:ロングストリートはまだ来てないようですね。よかった。

Here Come the Rebels!

U:南軍が動きました。まず、ウィルコックスの前に小規模の歩兵が来ました。
P:はい。
U:続いて、このヘクスにいる歩兵の一部がリノの前に移動。リノの前に来たのは小規模の歩兵。
P:まだ続く、かな?
U:続きます。リノの北2ヘクス先に南軍が出現しました。
P:そこに来たか、ロングストリート。
U:そして、ウィルコックスの前に歩兵が来ます。これは大規模(10MV以上)なやつです。
P:あれれ、D.R.ジョーンズ。まぁ、こっちに来るのが普通だよね。

。。。とこんな感じになるんじゃないかと思います。実際にやったらこれは面白い、というほどの確信は持てておりませんが、もう少し膨らませてみたい案件です。

なお、情報隠匿や偵察のルールはThe Skirmisherの2号に掲載されたFog of Warの記事をほぼそのまま使っています。

by gameape | 2019-06-17 00:14 | 考えごと | Comments(0)
T暦で眺める空戦ゲーム(案)(追記あり)_e0120077_21011567.jpg

1つ前の記事にコメントをいただきました。嬉しいです、ありがとうございます。

「誰か作って欲しい」には強く賛成しますので、どなたかお願いします。と言いつつ、とりあえずの叩き台を作りました。タイトルを並べところで高度も機有エネルギーもゼロです。ゲームごとのコメントや選考理由などを書けると最高なんですけどね。アレが足りない、自分ならコレを入れるのに、などなど、よろしくお願いします。

行頭のTxxは、ゲーム「Tactics」が出版された1954年を元年とする「タクティクス暦」の年号です。ガンダムゲーム版を作ってくださる方もいらっしゃって、これは流行の兆し!あなたもご自分のお好きなゲームの出版年を紀元にしてみませんか。
(2019/05/21 訂正・増補版を紹介するツイートに差し替えました)



なお、リストの中にはプレイしたことがないどころか、モノを見たことがないとか、BoardGameGeekの情報を見ただけの「おそらくこれは空戦ゲームだろう」なものも含まれています。あしからず。

T15 The Battle of Britain (1968)
T16 Flying Tigers (1969)
T18 Luftwaffe (1971)
T19 Flying Circus (1972)
T19 Richthofen's War (1972)
T20 Foxbat & Phantom (1973)
T20 Spitfire (1973)
T23 Air Force (1976)
T27 Ace of Aces (1980)
T27 Aces High (1980)
T27 Air War (1980)
T28 B-17: Queen of the Skies (1981)
T29 Dawn Patrol (1982)
T30 Battle over Britain (1983)
T30 Blue Max (1983)
T31 撃墜王 (1984)
T33 Flight Leader (1986)
T33 F-16ファイティング・ファルコン (1986)
T33 RAF (1986)
T34 Air Superiority (1987)
T34 大空のサムライ (1987)
T39 Spead of Heat (1992)
T40 Down in Flame (1993)
T40 Over the Reich (1993)
T42 Londons Burning (1995)
T45 Air Combat Maneuver (1998)
T51 Downtown (2004)
T51 Wings of War (2004)
T55 Showtime Hanoi (2008)
T57 フライング・タイガース (2010)
T58 Nightfighter (2011)
T59 Angel 20 (2012)
T59 Bommer Command (2012)
T59 Eagle Day (2012)
T60 Ace Patrol (2013)
T61 Enemy Coast Ahead (2014)
T61 零戦 (2014)
T62 On The Flight Deck (2015)
T62 Wing Leader: Victories 1940-1942 (2015)
T63 Table Air Combat (2016)
T64 Komet! (2017)
T64 Operation Pointblank (2017)
T64 Panzer Witch (2017)
T65 Absolutely Aces (2018)
T65 NATO Air Commander (2018)
T65 Samurais of the Sky (2018)
T65 Skies Above the Reich (2018)

以下、2019/05/21に追記。

ブログへのコメントやTwitterのリプライで嬉しいコメントをいただきまして、リストにゲームを追加しました。


Achtung SpitfireとWhistling DeathについてはOver the Reichでひとまとめにしました。London Burningを入れるならB-17もだよなと思って調べたら、もともとAvalon Hillのゲームじゃなかったんですね。Speed of Heatはコメントでもリクエストをいただきました。Air Superiorityを代表にしておけばよいものと思っておりました。


ホビージャパンの「Blue Max」は3Wから出ていた「Aces High」だと、他ならぬホビージャパンのブログに書いてありました。それとは別にGDWから「Blue Max」という製品が出ていたので、こちらも追加しました。「撃墜王」を入れるなら「大空のサムライ」もということで。

本件、これにて打ち止めとします。「これがある」「これを抜きたい」というようなことがありましたら、ぜひご自分の「空戦ゲーム年表」(T暦はお好みで)をお願いします。早速「T暦で海戦ゲーム」がポストされていてごきげんなのであります。





by gameape | 2019-05-20 21:06 | 考えごと | Comments(4)