ウォーゲーム、シミュレーションゲームのあれこれ


by たかさわ

カテゴリ:人類以外とプレイ( 3 )

強い以外がすごいAI

出会い系サイトの女性会員が実はロボットだった」とか「セックスロボットは禁止すべきだ」みたいなニュースを見るたびに、ついついウォーゲームの未来を妄想してしまう。

ウォーゲームをAI(人工知能)がプレイする可能性について考えるとき、人間より強いAIはそのうち出てくるだろうけれど、それより前に人間より話が面白いAIが出てくるんじゃないかと思う。

「ウォーゲームは勝ち負けだけじゃない」という意見をしばしば見聞きする。おそらくそれは正しい。勝ち負け以外の面白さの一例がプレイ中の会話であり、その話題はプレイ中のゲームやプレイイングに直接言及するものから、幾分または大幅に派生したもの、ときには全然無関係のものなど多岐にわたる。

「この展開はアルマの戦いに似てませんか」
「このゲームで3ターンまでにキエフを取れずに負けた事例は複数あるようです」
「コマを並べる向きが○○さんと似てますね」
「戦車を攻撃より包囲に使いますね。コマンドのドゥブノはお好きですか?」

このくらいのコメントをするAI。作る人がいるかどうかはともかく、技術的には既に実現可能なんじゃないだろうか。そういうのを嫌いだ、イヤだと思う人もいらっしゃると思うが、僕はそういうAIとぜひ話も対戦もしてみたい。

「人間はAIより面白いプレイができない」という未来がこないように、AI開発にはあまり深入りしない方がいいんじゃないか。そんなことを考えるうちに、「メガトラベラー」と「トラベラー新時代」が頭に浮かんだ。

これらをプレイするとなるとハードル高そうだけど、パラパラと眺めるくらいのつまみ食いはちょっとしてみたくなった。
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by gameape | 2015-10-08 00:12 | 人類以外とプレイ | Comments(0)
昨日の「電王戦」については、1) とりあえず結果は知りたい、2) コンピュータならではの指し手があったなら、それを分かりやすくまとめた解説を見たい、くらいの気持ちだったのですが、ちょっと異なる方向からグッと切り込んでくださったのが、Twitterにおける以下の書き込みでした。
でも今のソフトの強さって、人の指してきた膨大な棋譜や研鑽を重ねてきた定跡に頼っている部分が小さくないので、コンピュータだけでどこまでいけるかっていうと、どうだろう。
僕は、ウォーゲームをプレイできるコンピュータというのは、ウォーゲームの汎用的なロジックみたいなものをプログラムされたものなのだろうと考えていました。戦線は1ヘクスおきに作った方がいいよとか、戦闘後前進するときには次のターンの反撃で壊滅しないようにすべしとか、そういう細かい「教訓」みたいなものをたくさんプログラムされて、それを適材適所で活用するような、そんなものです。

でも、そうではなくて、盤面がこの配置で、残りターン数がこれだけだったら、最善手はこれ、というデータに基づいてプレイするという手法でもよいことに先のTwitter発言でいまさら気づきました。すべての局面とそのそれぞれにおける決断をデータとして持つ、ということは、いまどきのパソコンなら不可能ではないのではないか、そうでないにしても、そういう情報をネットワーク上において共有することならできたりしないものか、とあれこれ考えてしまいました。

この「最善手データベース」とのプレイがどんなものになるのかはわかりません。最善手を打ってくるものの、「このときはこうする」というのがバレてしまっているとしたら、あまり面白い対戦相手ではないのかもしれません。

そもそも「すべての局面における最善手をデータベース化」という作業の膨大さをどうするか、というのが最大の問題点だとは思います(この記事を書き始めてそれに気づいた僕。。。)。将棋のように幾多の名勝負がデータ化されている世界ならばともかく、ウォーゲームはまず記録を取るところからのスタートしなければいけないのでありました。。。
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by gameape | 2012-01-15 13:12 | 人類以外とプレイ | Comments(0)
先日、人とコンピュータが将棋を対局するというイベントがあった。

僕は将棋のコマの動かし方を知っている程度でしかない。
でも、人とコンピュータが対局する話はとても魅力的だと思う。

そもそも、コンピュータが頭脳ゲームを人と対等以上にプレイしちゃう状況自体にグッとくる。
「2001年宇宙の旅」とか「ブレードランナー」とかのチェスみたいだな、なんて。
(後者(「もっと生きたいんだよ、畜生!」)をコンピュータと呼ぶのは不適切ですね、たぶん。。。)

何より「これまで出てこなかったプレイ手法」への期待が大きい。

今回の対局がどんなものだったか、詳しくは知らない。
棋譜がTogetterにまとめられていたけれど、それを見てもよくわからない。
でも「これまで、人同士の対局では出てこなかった手法、テクニック」が出てきてたらすごいな、と対局前からワクワクしていた。

その昔、テレビで「ディープ・ブルー」とカスパロフさんのチェス対局のドキュメンタリーを見た。
チェスの世界チャンピオンであるカスパロフさんが、コンピュータ「ディープ・ブルー」の指した予期せぬ手に動揺し、ゲームを落としてしまうという内容だった。

世界チャンピオンになるほどの人がチェスにかける情熱や努力はすごいものだろうし、人間に負けるよりコンピュータに負ける方が口惜しいし不愉快だ、と感じるかもしれないという想像はたやすい。
だから、カスパロフさんには強く同情する。

でも、ビックリするような手を見てみたい、できればそのゲームのプレイヤーでありたい、という気持ちもすごく大きい。
「こんなプレイ想像もできなかった!」という状況ってなかなか実現しないんじゃないかと。

これはウォーゲームでも同じで、相手のプレイで驚くことができるというのは、すごく嬉しい。
勝敗のかかわらず驚いたこと自体でそのプレイは大成功。
その手でゲームがぶち壊しになるような展開だったとしても、それはそれで面白い考察の種になったり。
(単に奇をてらっただけとか、いい加減にプレイしただけ、とかだと悲し寂しいですが)

別にコンピュータじゃなければ「驚きのプレイ」を生み出せないわけではない。
ウォーゲーマーさんが素敵にビックリさせてくれた例はたくさんあると思う。
ときには、ルールどおりにプレイするだけでビックリを提供してくれる素敵なゲームもあるんじゃないかと。

でも、何となくコンピュータに期待をしてしまう。
それは、僕が「人口の知能が人と頭脳ゲームをする」という状況に漠然と憧れているから、というだけの話かもしれない。

そう言いつつ、今の僕は基本的にウォーゲームは人とプレイするもの、と考えている。
コンピュータのウォーゲームは好き嫌い以前に全然プレイしたことがなく、良し悪しを判断できない状態。

いつかコンピュータにウォーゲームで驚かされて、「あぁ、この日を迎えられた」と喜べたらいいなぁ。
そんなことを思いながらこの記事を書いていたら、コンピュータと対戦した棋士さんのコメントにこんなものが。。。
事前にコンピュータ将棋を研究した過程で、ある程度イメージは持っていたが、実際に対局してみると少しイメージは違いました。もっと、人間の想像を超えた、奇想天外な手を打ってくるのかと思っていましたが、実際にはより人間に近いと感じました

【PC Watch】 コンピュータ将棋が女流王将に勝利

なるほど。。。
でも、やっぱり期待はなくならないなぁ。。。
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by gameape | 2010-10-13 22:56 | 人類以外とプレイ | Comments(11)