ウォーゲーム、シミュレーションゲームのあれこれ


by たかさわ

カテゴリ:旅行記( 13 )

マナッサス

ワシントンDC行きの国際線が到着するダレス空港(「ダイ・ハード2」の舞台になった空港)はバージニア州北部にあって、マナッサス(またはブル・ラン)までは車で20分ほどです。この近さゆえ、僕が最初に訪れた南北戦争の戦場跡になりました。

センタービルでウォレントン・ターンパイク(現在は「リーズ・ハイウェイ」という名前になっています)に入り、しばらく西に進むとブル・ラン川を渡ります。それなりに注意して走らないと川を渡ることに気づけないかもしれません。

Stone Bridge across Bull Run

ストーン・ブリッジは現在の道路のすぐ横にあります。歩いてすぐ近くまで行くこともできるのだろうと思います。僕は路肩に車をとめてしばらく眺めるだけにしました(バージニア州で南北戦争の名所旧跡をすべてじっくり観光したら、時間はどれだけあっても足りないです)。

Bull Run

当時の兵士たちがブル・ラン川を橋や浅瀬なしで渡ることができたのか。150年の間に川幅や水量に変化があっただろうとは思いますが、この幅であれば渡れたのではないかなという気はします。ストーン・ブリッジで一進一退の戦闘がおこなわれている横で、何人かの兵士がこの川を渡ったりしなかったんだろうか、と想像するのはなかなか面白い体験です。

Stonewall on Henry Hill

ビジターズ・センターはヘンリー・ヒルにあります(NPSによると、2013年7月から12月は工事中のようです)。横にはジャクソンの巨大なモニュメントがあります。ここでブローシャーやロードマップをもらっておくとその後の行程が非常に楽になります(カーナビ付きの車を借りればもっと楽なんでしょうけれど)。

Henry House

ヘンリー・ハウス。本当にこの1軒だけがぽつんと建ってたのでしょうか。そうであるなら、地形効果がないのは納得です。

Manassas Battlefield

ビジターズ・センターからヘンリー・ハウスを眺めるの図。多少のアップダウンはありますが、「丘」といっても「山」よりは「平地」に分類される地形だと思います。砲兵のLOSが通りまくる感じです。

この後、周辺の戦場跡を車でざっと見て回りました。途中でひどい雨になったので、車の窓は閉めたまま、車は走ったまま、というひどい見方をしたところも少なくありません。マシューズ・ヒル、サドリー・スプリングス、チン・リッジ、などなど。時間がいくらあっても足りません。

Manassas Battlefield

上の画像は第2次マナッサスでジャクソンが北軍の攻撃を受けた、未完成鉄道の周辺です。地形がどうこうというよりは、有名な戦場跡との距離感を体感できることが何より興味深いです。ポープがこっちから、ロングストリートがこっちから、などと今思い出しても妄想が止まらなくなります。

この日は1時間ちょっとの滞在でマナッサスを離れましたが、帰国する日の朝、少し早起きしてマナッサスを再度訪問してからダレス空港に行きました。空港から近いがゆえ、別の、例えば家族旅行とかビジネスとかでワシントンDCを訪れた際に、ちょこっとだけ寄り道する戦場跡としても適しているのでしょう(ただし、到着がビジターズ・センターの営業開始前だったので、お土産を買うためにしばらく待たねばなりませんでした)。
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by gameape | 2013-08-08 23:14 | 旅行記 | Comments(4)

ゲティスバーグ

Gettysburg

当初、ゲティスバーグは訪問しない予定でした。

ワシントンDCの周辺には数え切れないほど多くの南北戦争の戦場跡があり、どこにいくかの取捨選択がどうしても必要になります。ゲティスバーグのあるペンシルバニア州に移動する時間を使うよりは、バージニア州内をこってり見て回る方が効率的だろうという判断です。

そもそも、僕はゲティスバーグにそれほど強い興味を持っていませんでした。南北戦争に限らず、その戦争でもっとも有名な戦いより他のテーマに惹かれがちです。ゲティスバーグよりはブルランやシェナンドー・バレー、といった感じで。

しかし、実際に現地を訪れてすぐ、バージニアからゲティスバーグへの移動がかなり容易であると実感できました。アンティータムでガイドさんから「ゲティスバーグには絶対に行くべき」と強く勧められたこともあって、ワシントンDCからフリーウェイを2時間ほど走ってゲティスバーグを訪れました。

Gettysburg

上の画像はセミナリー・リッジからセメタリー・リッジ方向を見たものです。セミナリー・リッジとセメタリー・リッジはどちらもそれほど高い「尾根」ではなく、その間は平坦かつ広大なくぼ地になっています。ゲティスバーグで規模の大きな戦いが起きた理由は、何より大軍が展開できるだけの空間的広がりがあったからではないかと思うほどです。

Little Round Top

こちらはリトル・ラウンド・トップからの眺め。リトル・ラウンド・トップには車で登ることができ、デビルズ・デンを見下ろすことができます。デビルズ・デンが「岩が多いちょっとした隆起」なのに対し、リトル・ラウンド・トップは大砲どころか歩兵が登るのすらかなり大変な急勾配です。

Culp's Hill

何を写しているか分かりにくいですが、カルプス・ヒルから南軍側を見下ろすの図。こちらもそれなりの勾配。セメタリー・リッジは車ですぐそこな距離にあり、カルプス・ヒルを南軍が突破するとずいぶん戦況は変わっただろうなと考えたり。

Behind Culp's Hill

カルプス・ヒル後方にある浅いくぼ地。Roads to Gettysburgのマップにはカルプス・ヒルのすぐそばに小川が流れていて、それが雨で増水したときにたいそう困った記憶があったので、「おお、あの川は干上がってしまったのか」と思って撮影しました。

後に再確認したところ、問題の小川はカルプス・ヒルの下側を流れるRock Creekと判明し、150年で小川は干上がらない(ましてや国立公園だし。。。)ことが判明いたしました。iPod TouchにGCACWシリーズの地図を入れて携帯していたのに、思い込み激しすぎです。

戦場そのものに滞在したのは2時間弱。その後、主戦場の西にあるEast Cavalry Battlefield Siteに行きました。

Gettysburg

ここは何もない平地なのですが、主戦場からの距離が面白がりポイントだと思います。スチュアートが主戦場からこれほど離れた位置でインターセプトされてしまったこと、南軍はスチュアートにカルプス・ヒル周辺の北軍を偵察してほしいと望んでいただろうこと、などを妄想しました。

多くの訪問者でにぎわう主戦場とは違い、僕以外は誰も訪れない状態だったので妄想を膨らませるには絶好の場所でした。

ゲティスバーグを訪問してよかったと思う理由のひとつは、行き帰りに見たアパラチア山脈がとても印象的だったことです。

フレデリックからゲティスバーグに向かう途中では山脈が常に左に見えました。ミードやリンカーンは「あの山の向こうのどこかにリーがいる」と恐れたに違いありません。ゲティスバーグからチェンバースバーグに向かう道では山脈を横切ることになります。僕は車を運転しながら、ゲティスバーグから退却する南軍が北軍の騎兵による襲撃を警戒しつつこの山を越える様子を想像していました。

チェンバースバーグで引き返し、同じ道を「APヒルがゲティスバーグに向かった道」と想像しながらドライブすることもできましたが、日が傾きつつあったので、ヘイガーズタウンに向かうフリーウェイに乗りました。
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by gameape | 2013-02-15 22:54 | 旅行記 | Comments(0)

ハーパーズ・フェリー

Harpers Ferry

メリーランド州からポトマック川を渡った直後にサービスエリアみたいな駐車スペースがある。
ここに車を停めてハーパーズ・フェリーに行くことができるらしい。
バスで行くこともできるし、歩いて降りることもできる。

でも、バスはすぐには来ないみたいだった。
歩いて降りるのは大変そうだった。

自分の車で行くことができないわけではないみたいだったので、とりあえず車を走らせて見たところ、ほどなく二つの大きな川が合流する様子が見えた。
書籍とかネットとかで見慣れた景色にちょっと感動。

Harpers Ferry

シェナンドア川の川原。
GCACWシリーズでは「大河川」扱いで、雨で増水してなくても橋かフェリーがないと渡れない。
納得。

Harpers Ferry

こちらはポトマック川。
南北戦争当時の「橋のない橋げた」の写真を彷彿とさせる風景。

Harpers Ferry

非常に寂れた雰囲気で、鉄道はもう走ってないのでは、と思わせる。

Harpers Ferry

ハーパーズ・フェリー駅。
反対側にはもう少しちゃんとした建物とホームがある。

Harpers Ferry

ちょうど列車がきた。
(ゲームとか戦場旅行記とかではなくなりつつありますね。。。)

John Brown's Fort

駅のすぐそばにあるジョン・ブラウンの砦跡。

Blue vs Gray - John Brown's Body (usa38)

Blue vs Grayのジョン・ブラウンのカード。
ゲーム中に1回だけ、北軍の全ユニットを回復させることができる。

Harpers Ferry

周囲はほぼ完全に高い山に囲まれている。
GCACWシリーズではハーパーズ・フェリーの周囲に砲兵を配置すると有利になるルールがある。
たしかに周囲の山から砲撃されたらいかんともしがたい。

ハーパーズ・フェリー自体が水路と鉄道が集中する重要な地点でありつつ、でも周囲を制圧されれば袋のネズミになってしまうことをしみじみと実感。
さらに、過去には幾度となく水害にあっている町で、それが繰り返されて(自動車や航空機による物流の発展のあってでしょうけれど)ハーパーズ・フェリーは寂れていったらしい。
(資料館に飾られていた写真で勝手にそう推測しました)。

夕方に訪れたこともあり、すごく寂しい町だなと思った。
ごはん食べたり、泊まったり、お土産買ったり、そういう雰囲気はほとんどなし。

「あぁ、今日の宿はどこにしようかなぁ」
とちょっとセンチメンタルな気持ちになりつつ僕はハーパーズ・フェリーを後にした。
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by gameape | 2011-02-06 13:31 | 旅行記 | Comments(2)

ケリーズ・フォード

僕が南北戦争の旧跡をドライブして回った理由は「GCACWシリーズの舞台になった場所を実際に見てみたい」と言い換えることができる。

ほとんどの場合において「南北戦争の旧跡」と「GCACWの舞台」は同義だと思う。
でも、いくつかの例外はある。
ラパハノック川にある渡河点のケリーズ・フォードはその最たるものと言ってよい。

From Manassas to Kelly's Ford

マナッサスのバトルフィールド・パークを後にしてリーズ・ハイウェイを南西に進む。
しばらくすると、ラパハノック川にかかる橋を渡る。

地図によると、この後に左折してしばらく走ればケリーズ・フォードらしい。

From Kelly's Ford to Culpeper

こんな感じの舗装されてない道になって、やっぱりカーナビ付きの車にすべきだったかと焦る。
でも、僕の頭の中にあるGCACWシリーズのマップの記憶は「この道で合ってるはずですよ」と告げているからたぶん大丈夫!

Kelly's Ford

途中で道を間違えてUターンすることはあったけれど、何とか到着。
残念ながらすごい雨だったので、車を降りたのはちょっとの時間だけ。
(ずぶ濡れになって風邪でもひいたら旅行全体が台無しになってしまうし。。。)

Kelly's Ford

ここを渡るのは大変そうだなぁ。
というか、ここを渡るために追加のMP消費がないGCACWって大丈夫なんだろうか。

そんな考えももちろん出てきたけれど、それとは別のすごく深い感動のようなもので僕はしみじみした。
なぜなら、ケリーズ・フォードはGCACWシリーズのふるさとのような場所だから。
ここにくることは僕にとって「お遍路」とか「巡礼」とか「彼女の実家にご挨拶」みたいなものなのだ。
ゲームデザインにおけるインスピレーションがおかしな瞬間におとずれることがある。
「第6艦隊」のためのアイディアが私に訪れたのは、1983年の夏にYMCAの退屈なソフトボールの試合で外野を守っていたときのことだ。
「サン・ロー」のためのインスピレーションが閃いたのは、ワシントンDCのバスがブリザードの中でスタックしていたときである。
1991年のバケーション中にケリーズ・フォードでラパハノック河畔に座っていたとき、私は「ストーンウォール・ジャクソンズ・ウェイ」のアイディアを思いついた。
以上の文はStonewall Jackson's Wayデザイナーズ・ノートの冒頭部分。

Joseph Balkoskiはこの風景を見ながらピクニックをしていてGCACWシリーズの着想を得た。
おそらく雨じゃなかっただろうし、季節も違っただろうけど、自分にとってものすごく大事なウォーゲームが「懐胎」したであろう場所、風景。
そこに実際に立ってみる、そこで実際に見てみる。
これはすごいことだった。
(この辺の位置づけには個人差があります(笑))

今思い出しても言葉にできない強くて深い思いとかワクワクで胸がいっぱいになる。
ウォーゲーマーとしてすごく幸運な体験ができたな、と思う。
はい、自慢してます、ごめんなさい。。。
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by gameape | 2011-01-01 23:44 | 旅行記 | Comments(0)

セーレム教会

Salem Church

チャンセラーズビルからフレデリクスバーグに向けて走ると程なくしてウィルダネスが終わり、風景が森から開けた土地に変わる。
道路の周囲に徐々に建物が増えてきて、都会っぽくなっていく。
(フリーウェイを使えばワシントンDCやリッチモンドから1時間くらいなので、いわゆる「サバーバン地区」なんでしょうか)

曲がり角をなんとか見落とさずに「Salem Church Road」に入り、あとは標識に従って進めば「Stonewall's Last Battle」のルールブックで見慣れた建物にたどり着ける。
でも、さすがにちょっと色使いがアバンギャルドすぎないでしょうか。。。
当時からこういう色使いだったのでしょうか。

Salem Church

「Stonewall Jackson's Way」のルールブックには
「古風なレンガ造りの教会。今はショッピングモールに完全に囲まれている」
。。。という説明がある。

行ってみると、本当にそのとおりだった。

A View around Salem Church

上の画像の右の方に信号とその向こうにあるショッピングモールが見える。
Googleストリートビューだとこんな感じ。

Plank Road and Salem Churc Road on Google Streat View
Googleストリートビューへのリンク

Stonewall Jackson's Wayが発売されてから10年近く経った今でもこの教会が残っているので、おそらく今後もショッピングモールに飲み込まれてしまうことはないんだろうと思う。

セーレム教会の周辺では、チャンセラーズビル戦役の終盤にMcLawsとSedgwickが交戦した。
この教会だったり、その周囲の地形だったりが交戦の理由になったというよりは、フレデリクスバーグから前進してきたSedgwickと、チャンセラーズビルから駆けつけたMcLawsがちょうどぶつかる距離感だったということなのかな、と考えたりした。

ウォーゲームに関連する場所を旅行するとき、僕は「距離感」「川幅」「高低差」を何となく気にしてしまうのだけれど、セーレム教会については「距離感」がとても面白かった、ということになるんだと思う。
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by gameape | 2010-12-30 15:25 | 旅行記 | Comments(0)
Brandy Station Battlefield

カルペパーからリーズ・ハイウェイを北に向けて少し走り、ラピダン川の少し前にある交差点を北に曲がる。
まもなく飛行場があり、その少し先にブランディー・ステーションの戦場跡がある。

さらに進めばビバリー・フォードにたどり着けるかと思い、戦場跡をやり過ごしてさらに進んでみた。
でも、程なくして舗装道路が終わり、自動車が入れる幅の道も終わり、さらに徒歩で少し粘ってみたが、ラビダン川にはたどり着けなかった。

Brandy Station Battlefield

戦場跡はただの平原と言えば、ただの平原。

Brandy Station Battlefield

やっぱり平原。
GCACWシリーズ的に言えば、平地(Clear)はこんな感じなんだろう。
地面が湿っていても、乾いていても、そんなに変わらない傾斜。
大砲のLOSがこれでもかと通る見晴らしのよさ。

Fleetwood Hill

GCACWシリーズのシナリオ「ブランディー・ステーション」をプレイした人なら覚えているかもしれないフリートウッド・ヒルと思しきところまで車を走らせてみた。
画像ではわかりにくいけれど、いい感じの邸宅がそれなりの高さの丘の上にある。

Fleetwood Hill

日がもう少しで暮れる、というぎりぎりのタイミングでやっと案内板を発見。
やっぱりさっきの邸宅があるところがフリートウッド・ヒルみたい。
周囲に目立つ高台はないし。

GCACWシリーズ的にはここが「Rolling」。
これくらいの高低差があるとぬかるめば移動に悪影響が出るかもなとか、大砲の影響は平地より弱まりそうだとか。
「丘陵」っていう和訳はやっぱりちょっとアレだよなぁ、と苦笑いする思い。

「ヒル」っていうくらいだから、Stonewall Jackson's Way 2ではHillに変わるのかな。
(変えてしまったらゲームの展開に結構大きく影響するとは思うんですが。。。)

Around Brandy Station

上の画像はGCACWシリーズのマップのブランディー・ステーション(Brandy Station)周辺。

Brandy Stationの右斜め上どなりがフリートウッド・ヒル。
そのさらに右斜め上にあるSt James Churchと書かれているヘクスが戦場跡あたり。
その上にある渡河点がビバリー・フォード。

ワシントンDCまで1時間もかからない場所なのだけれど、人っ気が全然ない田舎。
夕方に出かけたからかも知れないけど、誰にも会わなくてちょっと心細かった。
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by gameape | 2010-09-20 19:19 | 旅行記 | Comments(4)

マルバーン・ヒル

ゲインズ・ミルからセブン・パインズを抜けてマルバーン・ヒルへ。
そう思ってドライブしていたのに、前方にどんどんビルが迫ってきて、気がつくとリッチモンド市街だった。
引き返そうかとも思ったが、日も暮れかけていたので翌日に延期。

その日はウィリアムズバーグに泊まり、夕食を食べつつ翌日のプランを作成。
今回の旅行ではカーナビを使わず、地図とメモを頼りにドライブした。

DSCN0253

メモは上の画像のような感じ。
「○○通りに行き当たったら左右どちらに曲がるか」という情報をまとめておく。
このメモはコロニアル・ウィリアムズバーグからヨークタウンを通り、グレンデイルに至る道順を書いたつもりのもの。

そして、このメモを使ってグレンデイル経由で大きく迷わずマルバーン・ヒルを訪れた。

Malvern Hill

上の画像はマルバーン・ヒルの頂上から少し降りて、上に向かって撮ったもの。

僕はマルバーン・ヒルを険しい傾斜に囲まれた難攻不落の陣地だと予想していた。
(リトル・ラウンド・トップがちょうどそんな感じでした)
しかし実際は、とても広々としたなだらかな傾斜だった。

この見晴らしのよい丘を駆け上がることの困難さは想像に難くない。
GCACWシリーズにおいて、砲兵を持つ部隊は平地において最高の防御効果を得る。
そういうことなんだろうと思う。

こんな丘に大砲がわんさか設置されている状況は、攻撃側にとって悪夢でしかないんだろうなぁ。
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by gameape | 2010-09-05 14:43 | 旅行記 | Comments(0)

コールド・ハーバー

Beaver Dam Creek on Civil War Brochure

1862年の七日戦争の旧跡を順にドライブして回る途中にコールド・ハーバーがある。
ゲインズ・ミルとチカホミニー川の間。

入り口にインフォメーションセンターがあるけれど、僕がいった日はお休み。
なお、地図とかを入手するならば、リッチモンド市街にあるインフォメーションセンターが圧倒的に充実している。

Cold Harbor

「ハーバー」という名前だけれど、水っぽい雰囲気は全然ない。
結構な数の木が生えているのだけれど、150年前には無かったらしい。
ただの野原。

1864年6月初旬にグラントが絶望的な突撃をおこなった戦場をぐるりと回る道路が通っている。
そしてその戦場を両軍の塹壕があったところから見ることができる。

Cold Harbor

これが北軍の塹壕。
中央の看板には「Union Trench」と書かれている。

Cold Harbor

こちらは南軍の塹壕。
まだ若干のくぼみが残っている。

そして、両軍の塹壕は驚くほど近かった。
南北戦争のいつだかにおいて、両軍の兵士が塹壕越しに会話をしたという話があったように思うけれど、そういう情景も想像できそうな感じ。

現地では「近いな」としか考えなかったけれど、今思うと「ここまで近づきあうまでになぜ砲兵に撃退されなかったのか」という疑問もわいてきたし。
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by gameape | 2010-07-11 22:04 | 旅行記 | Comments(0)
セブン・パインズを通過してマルバーン・ヒルへと向かう途中、路肩に看板を見かけて車を停めてみた。
周囲には戦場を思わせるような空間はなく、本当に単なる「路肩」に思えた。

White Oak Swamp

この時点で僕は「ホワイト・オーク・スワンプの戦い」を全然知らなかった。
とはいえ、七日戦争でジャクソンが消極的だったという話を見聞きしたことはある。

「あぁ、ここでジャクソンが足を止めたのね」

そう勝手に結論して少し周囲を歩いてみた。

ほどなくして、川というにはちょっと細すぎる水路があった。
おそらくこの川を前にしてジャクソンは前進をやめたのだろう。

White Oak Swamp

南北戦争から150年を経て、水路の幅が変わったとしても不思議はない。
または、雨が長期間降り続くことで川が増水したり、その両岸が激しくぬかるんだりもすると思う。

それにしても、この水路を理由に前進をやめちゃうのはどうなのかなぁ。
当時、ジャクソンの部隊の疲労はそれほどまでに大変な状態だったのか。

この地を訪れてから半年以上を経た先日、興味深い写真を見た。
Against the Oddsの第19号に、ホワイト・オーク・スワンプの写真が掲載されていたのである。

同じ写真はネット上でも見ることができる。

White Oak Swamp
Peninsula Campaign Battles of the Civil Warより

うーむ、これはひどい。
戦争中じゃなくても、怖くて近づきたくない種類の地形だと思う。
モノクロなのでおっかない感が倍増しているし。。。

こんな池とも沼とも川ともつかない障害地形を前にしたら、前進を躊躇するのは自然なんじゃないか。
大砲で撃ち合うだけならともかく、それなりに大きな敵軍が対岸に陣取っている訳だし。

Malvern Hill

先日プレイした「Malvern Hill」でも、ホワイト・オーク・スワンプの対岸からくる北軍の砲撃はなかなか大変なものだった。
ジャクソンの立場で考えれば、川にじゃまされることなく攻撃をおこなえるロングストリートやA・P・ヒルにがんばってもらいたいと思うんじゃないかと。
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by gameape | 2010-06-29 21:57 | 旅行記 | Comments(0)

チカホミニー川

南北戦争の東部戦域でのできごとを知っていく過程で印象に残る川は少なくない。

ポトマック川やラパハノック川は多くのゲームで「大河」として重要な役割を演じる。
ブルランとかアンティータムといった小川は、(ウォーゲーマー的には)名前を知られているのに、地形効果はそうでもなかったりで逆に印象に残ったり。

僕がそれなりに重要に思えてしまう川のひとつがチカホミニー川だったりする。

この川で二分された北軍を南岸で攻撃したのが「セブン・パインズ」。
北岸で攻撃したのが「メカニクスビル」と「ゲインズ・ミル」。
グラントはコールド・ハーバーでの攻撃が失敗した後、チカホミニー川を渡るのではなく、大きく迂回してピーターズバーグに向かった。

この川がどんなところなのか、興味があった。
(この川以外にも、そして、川以外のところにも興味は山盛りでしたが。。。)

Chickahominy River

川というよりは沼だった。
いったいどっちが上流なのかわからないというか、そもそも流れてるのか、ここは。

川幅はそれほど広くない。
でも、川岸は足元が悪く、ところどころにそれなりに大きな水溜りがあったりする。
半島戦役では連日の雨でこの川が増水していたらしいけれど、そうなるのは想像に難くない。
こんなところに何万人もの兵士を送ったら衛生管理とか大変だろうな、とも。

Chickahominy River

実際に行く前は「ロード・オブ・ザ・リングでフロドが飲み込まれそうになる沼」を想像していた。
その読みは悪くなかったとは思うけれど、行ってみた印象は「水木しげるワールド」な感じだった。

ここを訪れた日の夜はトイレに行くのがちょっと怖かった。
もしかすると、グラントがここを迂回したのは怖かったからじゃないかとちょっと思った。

Chickahominy River

掲載した写真はいずれも156号線がチカホミニー川を渡る橋の上で撮影したもの。
具体的な地点がどこであるかはGoogle Mapsで見ることができる。
ストリートビューでは周囲をグリグリと見ることもできる模様。
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by gameape | 2010-05-23 13:11 | 旅行記 | Comments(3)