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ウォーゲーム、シミュレーションゲームのあれこれ


by たかさわ

カテゴリ:節目( 17 )

第39回紅白ウォーゲーム合戦_e0120077_19362555.jpg

僕が2019年に遊んだウォーゲームをリストにしたところ、出版年が2000年より前のものと後のものとが、ちょうど半々になりました。大晦日ですので、これを紅組と白組に分けないわけにはいきません。

リストは上から遊んだ日数が多い順です。「遊んだ」というのは対戦やソロプレイの他、ショップに発注した、受け取った、ルールをスキャンした、読んだ、コマを切った、なども含みます。

遊んだ日数が最も多かったのはTCSとASL SK。射程やLOSのないウォーゲームが好きだと思っているのですが、自分の嗜好は案外わかっていないものなのでしょう。どちらのシリーズにも未踏の領域が広大に広がっていますし、ゲームシステムへの理解が深まれば違った体験が得られるとも思っています。Arieteが発売されますように。

GCACWは「20年連続出場」みたいな存在。今年はPBEMトーナメントに参加したり、新作(ピータースバーグとナッシュビル、どちらも1864年)のプレイテストをさせてもらったり。Pendoragonはカードや図表を日本語で作ったりして、かなりマジメにお付き合いさせていただきました。4人プレイを2回も実現できたのはとてもいい話。

NATO Division Commanderは長らく気になっていたのですが、今年ようやく入手して、期待にたがわず大変に面白いゲームでした。コントローラーゲームをいつか実現したいです。喜んでコントローラーを担当します。Table Battlesは新作が出るたびに「名前を聞いたことしかなかった戦争」についての知見が、ほんの少し広がるのがいい感じです。

Flashpoint: Golanは今年最大の問題作でした。5ヘクスとか10ヘクス先にLOS不要で臨機射撃できる、しかも1ヘクスが4kmという世界。シミュレーションとしてもゲームとしても、とてもユニークな存在だと思います。A Gate of Hellはチャールストンの戦いを描くゲームとして期待したのですが、うまくルールを理解することができず、プレイには至りませんでした。残念。

Berlin ’85と東大安田講堂強襲は、実在の市街地マップを使うゲームが並びました。どちらも、攻撃側にそれほど余裕がないというか、数で圧倒していて包囲もしているけれど、リソースを遠慮せずに使ってしまうと勝てない、という点でも共通しています。

ここまで書いて、21時を過ぎました。年内にポストしたいので、手短かに。。。

OCSはゲーム自体よりも、OCSを楽しんでいる人たちの話が楽しさに惹かれてプレイ。Westphaliaはプレイヤーが6人揃う日を気長に待ちます。ドイツ戦車軍団はエポック版のルールブックを読みたくてオークションで入手。This Guilty Landはゲームの意図をまだつかみきれていない印象。独ソ電撃戦はエポック版をプレイしただけで、北マップは2020年代に持ち越しです。Absolutely Acesはカードの絵柄がおもしろい。

英国の戦いはEWE(エポック・ウォーゲーム・エレクトロニクス)のアレです。まさか実物に触れるとは思いませんでした。The Battle of Gettysburg(C3i 32号の付録)のシステムはウォーゲーム史に残る発明と言っていいでしょう。戦車狂騒曲はゲームはもとより一緒にプレイしたメンバーが非常においしゅうございました。弓張嶺夜襲作戦は、ウォーゲーム・ハンドブック10周年おめでとうございます。

紅白ですから、勝ち負けを決めましょう。

この二組のうちのどちらかを、ということになると、懐古っぽくなりますが「紅組」の方が高得点です。ASL SKやWestphaliaはプレイしたいし、Table BattlesやGettysburgやGuilty Landの新しさはすばらしいのですが、TCSとNATOとGolanの「蝶よ花よと愛したくなる」ところが2019年らしい、ということにさせてください。

あと2時間半たらずで2020年。引き続きウォーゲームを楽しむ所存です。

by gameape | 2019-12-31 21:32 | 節目 | Comments(0)

201x年代をふりかえる

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2019年(T66)も残りあとわずかとなりました。2010年(T57)からの10年間をふりかえってみました。カッコ内のTに続く数字は「Tactics暦」です。

2010年(T57):僕の201x年代は、2009年(T56)の暮れに発売された「Battle Above the Clouds」の配達で始まりました。興奮しながら作った動画がYouTubeの「最長10分」という枠に収まらず、後編もあります。このYouTubeの10分制限というのは、今はもうないようです(要確認)。


「SLGamer」や「ウォーゲーム・ハンドブック」が創刊されました。

SLGamer

「鉄十字の軌跡」が出版された年でもあります。出版記念トークショーは大変に面白かったです(紹介記事)。客席でTwitter中継したものが残っています。


2011年(T58):大きな地震で大量のゲームが棚から崩れ落ちましたが、いくつかの箱に穴があいた程度の被害ですみました。

Game shelf collapsed but I am fine :-)

その約10日後に、まだ全然片付いていない拙宅に若いプレイヤーさんを呼びつけて、2日間にわたって「Battle Above the Clouds」をプレイしました。これが大変に面白い体験となりまして、僕にとって生涯最良で、最強で、最楽のウォーゲーム体験になりました。ブラウン管でVHSなテレビデオが写ってるのがいとおかし。

Battle Above the Clouds - Setup completed

この年の夏にはSLGamer誌の中の人たちが、初心者さん歓迎を強く打ち出したウォーゲーム会「SLG Con」の第1回を開催しています。

2012年(T59):僕が開催させてもらっている「猿遊会」というウォーゲーム会がありまして、そこで参加者さんの集合写真を撮り始めました。以来、毎年いい写真を撮らせてもらっています。

猿遊会2012 二日目

「このシミュレーションゲームがすごい」(aka このシミュ、このシミュゲ)が創刊されたり、タブレットPCでプレイできるウォーゲーム「The Battle of the Bulge」がShenandoah Studioから発売されたのもこの年です。

2013年(T59):短時間かつ小さめのマップであれば、ゲームの全体を10分程度に収めた動画を、スマホ1台で作れる時代になりました。コマやマップに書かれている文字が判別できる解像度も、普通のことになってしまいました。


他にも、「ハガキのゲティスバーグ」の対戦をライブで流す企画がありました。これが大変に楽しい内容になった(自画自賛)のですが、その録画は使用していたUSTreamというサービスの終了(正確には終了ではないですが)とともに見られなくなってしまいました。

コマンドマガジンさんの「ウォーゲーム士官学校」の第1回目が開催されたのもこの年です。

2014年(T60):スマホやタブレット(拙宅の場合はiPod touchとiPadですが)でルールを読むことが多くなり、さらにはウォーゲームのプレイ自体も携帯機器でという気持ちが強まって、こんな動画を作りました。



この年、南北戦争の西部戦域をドライブして回る旅行をしました。冒頭の画像はその自慢です。

2015年(T61):コマンドマガジンがKindleで読めるようになりました(123号から)。文字をもっと大きく拡大しり、コピーしたり、検索したりしたいなぁ、と思うこともありますが、800円で読み放題なのはとてもありがたいです。



2016年(T62):ジュトランド海戦から100年ということで、そこそこ広い会場を使って「Jutland」(AH)だけをプレイする、というゲーム会をやりました。僕はプレイせず、プレイヤーさんたちを見ているだけだったのですが、ガッツのあるプレイヤーさんたちを見るのは、ウォーゲームをプレイするのと同じぐらい(もしかすると、もっともっと)面白いのでありました。


2017年(T63):「Banzaiまがじん」が創刊。創刊号を猿遊会で配布いただけるという光栄なイベントもありました。

Banzai Magazine

中黒靖さんの永久保存版と言えそうなインタビューもありました。こういう記録はもっともっと増やしてほしいです。


書泉ミリタリーマーケットで堀場工房さんと、ジブセイルゲームズさんによるトークショーがあったのもこの年です。話者さんの写真を撮っておかなかったのは大失敗。話の内容は「Banzaiまがじん」の第1号に掲載されています(PDF版をダウンロードして読めるんですよ!)。

書泉ミリタリーマーケット5

2018年(T64):「ボードウォーゲームをプレイしてみよう」が創刊。

2019年(T65):「BanzaiまがじんEX」が創刊。

なお、本稿では「3号まで発行していること」を紹介の条件したので2019年の12月に創刊されたばかりの「武士好きによる、武士好きのための同人誌」は対象外とさせていただきました。あしからず。

全体として:ウォーゲーム史において重要な一作がこの年に出た、というようなことは思い付けませんでした。全体としてウォーゲームは元気だし、ウォーゲーマーにも元気な人がそれなりにいた、とは言っていいと思います。去ってしまった人、雑誌、シリーズ、出版者、などなど、無かったわけではありませんが、それは諸行無常であるし、「そういうものだ」ということにさせていただきます。

最後に、年ごとにウォーゲームを1タイトルずつ選んだリストを書きます。2012年から2018年は「このシミュ」で記事を書かせていただいたタイトルです。
  • 2010年 Seven Pines(CWB、The Gamers)
  • 2011年 Battle Above the Clouds(GCACW、MMP)
  • 2012年 Shenandoah: Jackson's Valley Campaign(Columbia Games)
  • 2013年 The Battle of the Bulge(Shenandoah Studio)
  • 2014年 Stonewall Jackson's Way II(GCACW、MMP)
  • 2015年 Enemy Coast Ahead(GMT Games)
  • 2016年 Rebellion(Fantasy Flight Games)
  • 2017年 More Aggressive Attitude(Hollandspiele)
  • 2018年 東大安田講堂強襲(ジブセイルゲームズ)
  • 2019年 Canadian Crucible(TCS、MMP)

by gameape | 2019-12-28 23:48 | 節目 | Comments(0)
平成のウォーゲームといえば_e0120077_12485286.jpg

昨夜、平成の残りがもうすぐ24時間を切るぞというあたりで気づきました。TCS(Tactical Combat Series)の第1作目である「Bloody 110」が出版されたのが平成元年(1989年)なのです。

その後、WW2と朝鮮戦争を題材にした16作と、1980年代の仮想戦を描く番外編(と言っていいですよね)の「Force Eagle's War」が出版され、ルールはバージョン4.01まで発展していきましたが、2017年にMMPがシリーズ終了宣言が出したので、結果として「平成とともに始まって、平成で終わったシリーズ」になったと言えます。


この終了宣言の後に、既にデザイン作業が進んでいたと思われる「Ariete」がMMPのプレオーダーに追加されました。1941年11月のアリエテ師団によるビル・エル・グビでの戦闘のようです。クルセーダー作戦。プレオーダーの数が500に達していないところが、ひたぶるにうら悲し。僕も発注していないのではありますが、世に出てほしいとは思っています。



XTRがCommand誌を創刊したのも同じく平成元年。The GamersとしてはCWBが1年前の1988年で、OCSは平成4年(1992年)。GCACWが同じく1992年で、その祖先であるLee vs. GrantがCWBと同期の1988年出版です。GMT Gamesの創業が平成2年。

平成元年の周辺はウォーゲームにとって結構重要なできごとが多かった時期で、そこから少なからぬものが令和になっても続いていきそうだと楽観はしています。でも、TCSのようにエピローグだけを残す存在となるものもあって、「いいシステムなんだけど、かといって積極的に応援してきたとも言えないしなぁ」とじっと手を見る感じ。

しばらく経ったあとで「お、TCSのスピリッツはこんな形で残りましたね」などと嬉しくふり返ることがあるんでしょうし、その機会をぼんやりと楽しみにしています。自分としてはここ最近TCSに盛り上がっていたところでしたので、奇妙な偶然だなとは感じます。

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by gameape | 2019-04-30 18:23 | 節目 | Comments(0)
2018年に最もプレイしたゲームを5点_e0120077_14212084.jpg

Harold BuchananさんがTwitterで「2018年に最もプレイした5作」をポストして、多くの人がそれに続いています。

これに乗っからないテはありませんので、僕の5作をコメントしました。

2018年はウォーゲームに触れている時間は例年どおり、または例年より多いくらいだったと思います。でも、人とプレイすることはほとんどなくて、気が向いたときに気が向いたゲームを雑にソロプレイする、というのを楽しみました。

対戦に備えてソロプレイしておこうとか、対戦できないからソロプレイで、とかではなくソロプレイしたくてソロプレイ。対戦もソロプレイも同じように(または違った面白さの)ウォーゲームの楽しみです。

  1. Atlanta is Ours:未プレイのシナリオはまだまだあるし、キャンペーンの対戦は失敗ばかりだったので、引き続きプレイしたい(すると思います)。
  2. Table Battles:面白くて楽しいゲームですが、こういうゲームばっかりプレイするようになったら困るな、という変な心配が頭によぎる不思議。
  3. Pub Battles Monmouth:対戦して面白さが見えてきました。旅団ユニットのバトルゲーとしては優秀なんじゃないでしょうか(まだ断言できない)。
  4. Supply Lines of the American Revolution:南部編に手を付けられぬまま年を越してしまいましたが、そもそもHollandspieleには「気になるけど未着手」が山積みなのです。
  5. Gaines's Mill (Tiny Battle):歩兵が複数ヘクス先を撃てる南北戦争ゲーはこのくらいの簡単さが適量なんじゃないかと思い始めています。

ゲームの良し悪し、好き嫌い、ではなく人とプレイした回数のランク付けです。ソリティアゲー(Skies Above the ReichとNATO Air Commander)は除外。アメリカ独立戦争が3作もあるのは我ながら「へぇ~」と思います。


by gameape | 2019-01-05 14:47 | 節目 | Comments(0)
2018年に遊んだゲーム(9月~12月)_e0120077_09521950.jpg

遊んだ日数の集計をゲームごとではなくシリーズごとにした場合、2018年に最も遊んだウォーゲームはGBACWだったのではと思います(こういうのは正確に計算しない方が楽しい)。とはいえゲームの勝敗がわかるところまでプレイすることは一度もなく、マップに並べて楽しい、どのルールがどこに書いてあるか探してモヤモヤ、マップを見比べてニコニコ。いとつきづきし。

最も遊んだゲーム(2018年9月~12月)

  • On to Richmond!:GCACW東部戦域の次なるリプリントは本作とGrant Takes Commandになるようです。また5年後とかでしょうか。
  • Pub Battles:大砲の描き方がなかなか良いと思います。と言いつつAntietamの購入は迷いを払拭できずに年越し。
  • シェナンドー・ナノ:誰の挑戦でも受けます(お約束)。
  • Skies Above the Reich、NATO Air Commander:空戦ゲームはゲームごとに出てくる新しいシステムや手法を見るだけで面白くて。
  • 東大安田講堂強襲:製品情報を見た時点でビビッときまして、入手してみたらやっぱりすごい。ウォーゲーム手法というのはこういうことなんだろうなと思います。

ここ数年は「迷ったら買え」どころか「迷ってる時間がもったいないから買え」ぐらいの前のめりを心がけているんですが、それでも迷わせるPub Battlesの魔性(お値段、とも言う)は恐るべし。

by gameape | 2018-12-31 11:00 | 節目 | Comments(0)
2018年に遊んだゲーム(5月~8月)_e0120077_22284684.jpg

5月から9月に遊んだゲームの月別ベスト5は、GCACWシリーズ5年ぶりの新作「Atlanta is Ours」がぶっちぎりです。

Atlanta is Oursが日本に到着し始めたのは4月。僕は少しではあるものの本作のプレイテストに参加してまして、もしかしたら現物が送られてくるかなと思っておりました(前作、前々作はそうだったのです)。しかし、どうもその気配がなさそうだぞというところで「プレイしましょう」と嬉しいお声がけをいただき、慌ててオーダーして入手に至りました。

結果的に5月から9月がAtlanta is Oursにドップリだったわけですが、1864年のアトランタ戦役も5月に始まって9月に収束してまして、面白い偶然だったなと喜んでおります。

最も遊んだゲーム(2018年5月~8月)

  • Korea: The Forgotten War:OSCをプレイしようと思って読んでいたものの、Atlanta is Oursが到着して後回しになってしまいました。
  • Fifth Corps:Central Front Seriesの遺伝子はGCACWシリーズとして実を結んだのだと思います。
  • Traveller と Edge of the Empire:映画「ハン・ソロ」を観たらやっぱりこの辺をやりたくなるではありませんか。
  • Dixie:仮想戦というにはトンデモなさすぎるけれど、SFというには飛躍が足りない、というジャンルってあるんでしょうか。
  • Gringo!:GBACWはまず1862年7月から1863年9月をしっかりプレイすべきで、その他の「スピンオフ」に触れるのはその後でいい気がします。

Atlanta is Oursと一緒に届いたRoads to Gettysburg IIはまだコマを切り終えていません。来年はコレですよ、えぇ。

by gameape | 2018-12-30 23:55 | 節目 | Comments(0)
2018年に遊んだゲーム(1月~4月)_e0120077_20460944.jpg

縦軸にタイトル、横軸に日付を書いた表をGoogleスプレッドシートに作って、日ごとに「その日に遊んだゲーム」を記録しています。「遊んだ」というのは対戦やソロプレイの他、ショップに発注した、それを受け取った、ルールをスキャンした、コマを切った、ルールを読んだ、などを含みます。

これを月ごとに集計して、数多く遊んだゲームのベスト5を並べてみました。まずは1月から4月分です。

最も遊んだゲーム(2018年1月~4月)

  • More Agrressive Attitudes:「このシミュゲ」の記事を書くために毎日のように触っておりました。
  • Wild Blue Yonder:V-1迎撃と空中戦をソロプレイしてそこそこ満足してしまいましたが、キャンペーンもそのうちやりたいです。
  • Fighting Sail:これも2~3艦の小規模シナリオが楽しく、より大規模なシナリオは未着手のまま。
  • Roads to Richmond:ゲインズ・ミルを面白く切り取ったゲームだと思いますが、ゲームとして面白いかは疑問。
  • Stonewall:ちゃんとGBACWをプレイして、もしかしてこれが最高と感じてます。初恋の人が最高なだけでしょうか。
  • Tac Air:航空機と対空兵器が出てくるNAWなんですが、これがおもしろい。審判あり多人数プレイをいつかどこかで。

今に始まったことではありませんが「もっと大きなアレはそのうち」だの「より複雑なソレを来年こそは」とかばっかりです。そう考えること自体は楽しいですし、それで誰かに迷惑をかけるわけではないので、2019年も胸を張って「有限不実行」を続けていく所存です。

by gameape | 2018-12-30 20:52 | 節目 | Comments(0)
2017年にプレイしたゲーム

2017年に少しでもプレイ(ほとんどがソロプレイです)したゲームを、触れた日数が多い順に並べています。上半期ベスト19と同じ手法です。ヘクスやターンの欄に強引な値を入れているゲームもありますので、取り扱いにはご注意ください。

2017年はコマンドマガジンがきっかけで、古い(SPI時代の)S&T収集欲が爆発した年でした。S&Tだけで50作近くを入手しましたが、プレイしたゲームはリストの三分の一未満に収まりました。S&Tばかりをプレイしないよう意識した結果ではあります。限りある資源ですので、引き続きちびちびと味わっていきます。

秋ごろからP&Pゲーム(Print & Play Game。コンポーネントをPDFなどで入手し、自分でプリントしてプレイするゲーム)への関心がぐっと盛り上がりました。送料不要の手ごろな価格と、欲しいときにすぐ手に入るスピード感がありがたいです。P&Pはずっと工作が億劫だと思っていましたが、クオリティを割り切れば、厚紙コマシートのゲームとそれほど変わらぬ時間と労力でプレイできそうに感じています。

2017年はプレイの質より数に重きを置きました。ルールをしっかり把握する。プレイテクニックを考える。背景を調べる。対戦を調整する。最後まで、かつ複数回プレイする。そういったことは優先順位を下げ、より多くのゲームについて「へぇ、こんなゲームもあるんだねー」と感じることも、これはこれでとても有意義だなぁと思っています。

リストの中から「2017年のオレベスト5」を選出して、2018年のウォーゲーム生活をスタートしたいと思います。順番はタイトルのアルファベット順です。

・France 1944
・Fulda Gap
・マレー電撃戦
・More Aggressive Attitudes
・Nightfighter

by gameape | 2018-01-03 19:03 | 節目 | Comments(1)

2017年上半期ベスト19

2017年ベスト19

このところソロプレイばかりです。人とプレイしたくない訳ではないのですが、好きなゲームを好きなときに、好きなようにプレイできるソロプレイは気軽で身近です。

そんな上半期に触れたゲームを、触れた日数を元にランク付けしてしてみました。「触れた」というのはプレイしたのはもちろん、箱や袋を開けてコンポーネントを愛でたとか、ルールを読んだとか、コマを切ったというものも含めたものです。

入手しただけ。または入手したけれどルールやコマのスキャンまで。そういうゲームを除いた結果、ベスト19ができあがりました。ヘクスではないゲームもありますが、便宜上「ヘクス」という欄にしています。

2017年ベスト19

順位はついていますがゲームの良しあしとは関係ありません。それどころか、僕個人の好みや評価とすら関係ないかもしれません。

1位のVeracruzに触れた日数は23日。通勤途中などにルールを少しずつ読み進めた期間が長く、コマやマップに触れたのは数日だけです。Napoleon at Bay(1978)の前年に出版された、Joseph Balkoskiがデベロッパーの戦役ゲー、というプロフィールが強力に興味を引くのは事実です。

17位の3タイトルはいずれも1日。Operation Konradは1日でルールを読んで、スキャンして、パソコン上でプレイ可能にして、実際にソロプレイするところまでできました。最後のサムライは熊本旅行の予習に眺めました。Ace Patrolは短時間でも十分に楽しめて、電化ゲーはまったくすばらしいなと思います。

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by gameape | 2017-07-08 16:49 | 節目 | Comments(2)
Shenandoah: Jackson's Valley Campaign (Columbia Games)

Shenandoah: Jackson's Valley Campaign

2012年に最もプレイしたゲームです。量に勝る北軍を南軍が質と機動で翻弄する展開を期待したものの、割とガッチリと殴り合う展開になってしまうゲームである、というのが仮の結論。もう少し踏み込んで、より深い世界があるのかどうか覗いてみたい気もしますが、積極的に対戦を段取るほどではありません(据え膳があるならありがたくいただきます)。

「量の北軍 vs 質と機動の南軍」を楽しみたいのであれば「Bobby Lee」があるものの、「Shenandoah」の手軽さも捨てがたい魅力です。Columbiaさんには、類似の南北戦争戦役ブロックゲーを続投していただきたいです。

日本海海戦 (学研)

日本海海戦

歴史群像にウォーゲームが付いたことは、少なくともウォーゲーマーにとっては大きなトピックだったと思います(僕はとても驚きました)。歴史群像の読者さんに向けて興味深くチューニングされたウォーゲームであるところが、「日本海海戦」の面白がりポイントであるように思います(褒めてます)。

「丁字戦法」というのが艦隊をアルファベットの「T」の字型に並べることだと思っていた僕は、このゲームを通じて日本海海戦について多くのことを知ることができました。ウォーゲームは歴史教材としても、歴史に興味を持つきっかけとしても、大きな可能性を持っていることを再認識させてくれた嬉しい一作です。

X-Wing Miniatures Game (Fantasy Flight Games)

Star Wars Miniatures X-Wing

スター・「ウォー」ズですからウォーゲームです。「A Long Time Ago」ですからヒストリカルゲームです。というのは冗談で、このゲームをヒストリカルウォーゲームだとは思ってませんが、歴史ゲームや空戦ゲームに関する思考のオカズとしてとても面白い存在だと思っています。

非常によくできたミニチュアを見ることはとても楽しくもあり、すべての宇宙船が同じ高さで、かつテーブルに水平に置かれる様子に軽い違和感を感じたりもしつつ、劇中のセリフをそらんじながらプレイするのは至福の時間です。ミレニアム・ファルコンの発売が待ち遠しいです。

On to Richmond! (Avalon Hill)

On to Richmond!

ようやく「Seven Days」シナリオをプレイしました。対戦相手さんに申し訳ないほどひどい負け方をしましたが、シナリオの魅力を確認することはできました。「1日でプレイできるシナリオ」としても、「有名な決戦全体をプレイできるシナリオ」としても、GCACWシリーズのシナリオ選びにおいて有力な候補がひとつ増えました。

入手の難しいゲームをほめるのは気が引けますが、「On to Richmond!」に惚れなおしました。GCACWシリーズに限らず、ウォーゲームをどれかひとつ選びなさいと言われたら、このゲームを選ぶ気持ちがさらに強くなったのでありました。

Battle of the Bulge (Shenandoah Studio)

Battle of the Bulge

「紙のウォーゲームをそのまま携帯デバイスで」、「スクロールせずにマップ全体を見られる」というコンセプトが面白く、なおかつそれをうまく活かした作りのゲームになっていると思います。紙のウォーゲームとして提供されれば目新しさのない平凡なゲームなのに、タブレット端末でプレイすると魔法がかかる感じです。

これまでになかった種類の面白さのゲームです。類似のゲームが今後出てくるのがとても楽しみです(まずはMark Hermanの「El Alamein」だ!)。また、「紙じゃないウォーゲーム」や「紙だけじゃなくて電気も使うウォーゲーム」への期待もさらに大きくなりました。
by gameape | 2013-01-12 01:26 | 節目 | Comments(0)