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ウォーゲーム、シミュレーションゲームのあれこれ


by たかさわ

混ぜるな危険

 今、バンダイの第3次・・・をやってみようと、ルールを読み返しているのですが、このルールブックはなかなか愛にあふれています。
 例えば
8.0補給
陸軍部隊(に限りませんが)が部隊を維持しつつ、また戦闘を行うためには、大量の物資が必要です。それらは例えば砲弾、燃料、部品、補充人員から、メモ用紙、ペン、トイレットペーパーにまで至ります。これらの何一つが欠けても部隊は戦うことができないのです。指揮官たるもの、常にこれらを心がけておくべきでしょう。 
と、こういう前フリのあとに、補給源まで一連のヘクスが云々といった普通の補給ルールが始まります。こうまで言われると、おいそれとユニットを補給切れにすることは出来ません。
トイレットペーパーが切れると確かに悲惨そうです。

上のエントリで紹介されているものとは似て異なる、もしかするとちょっと困ってしまうような例としてGMTの「Gringo!」を紹介したい。

Gringo!

上の画像はGringo!のルールブックである。
ちょっと見難いとは思うけれど、ルールに赤い下線が引かれている。
赤線が縦に引かれている部分は、その右側のブロック全体(15行)が赤線を引かれるべき文であることを示している。
右側のページにある「SPECIAL RULES FOR THE BATTLE」において赤線が引かれているのは約30行ほど、割合にすると40%くらい。

この赤線が引かれた部分がゲームのプレイに関係ある文章である。
引かれていない文はその地形がどんなものであるかの説明で、言わばゲームの背景説明である。
例えば、こんな感じのことだけが書かれている。
リュウゼツランヘクスサイド:立ち並んだリュウゼツラン(中くらいの高さの、サボテンやヤシのような植物)。これらは若干防御に役立った。
ダイス修整がいくつとか、移動にどう影響するとかは書かれていないのである。
ルールブックを読んでいるときには面白いかもしれないけれど、ゲームをプレイすると中に「この地形なんだったっけ?」と思いながらルールブックをめくっていてこの文に行き当たってしまうのは困る。
時間をかけて読んだ英文がこの内容だったらもう涙目。

困ったことにこのルールブックには「ヒストリカルノート」と書かれてイタリックになった段落も混じっている。
つまり「ゲームに直接関係ある部分」「ゲームの背景説明」「ヒストリカルノート」が混ざっているのである。。。

まぁ、そういうものだと思って慣れてしまえば、掲載した画像のように必要箇所だけをマーキングすることで全て解決するのではあるけれど、できるならばルールとそれ以外を混ぜない、または簡単に見分けられるようにルールブックは作って欲しいなぁ。。。
by gameape | 2008-09-15 18:40 | 考えごと