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ウォーゲーム、シミュレーションゲームのあれこれ


by たかさわ

Lee vs Grantをソロプレイ (シナリオ1~3)

Lee vs. Grantの基本ゲームシナリオは、短すぎるし、ユニットも少なすぎるので、面白くないだろうと思っていた。
しかし、それは単なる食わず嫌いでしかなかったらしく、このところソロプレイばかりしている。
1回のゲームが30分もかからず、それなのに何となくそれっぽい展開に思えるのがよいと思う。

シナリオ1 - Yellow Tavern

Lee vs. Grant - Yellow Tavern

Beaver Dam StationとAshland Stationを焼いた後に、Haxall'sへの脱出の構えを見せるSheridanに対し、南軍は完全に置いていかれる形になった。
しかし、Sheridanは最後のアクションサイクルにおける移動力が、Haxall'sに入るには1だけ少ない値となったため、Sheridanは慌てて踵を返し、Atlee Stationを焼いて勝利に必要なVPの得点に成功。
南軍は3倍の戦闘力を持つSheridanに絶望的な攻撃を敢行したが、これらはいずれも失敗し、北軍が決定的勝利を得た。
(史実とは異なり、StuartではなくW.Leeの部隊が壊滅した。)

シナリオ2 - Trevillian Station

Lee vs. Grant - Trevillian Station

Frederickshall StationとLouisa Court Houseを焼いたSheridanに追いついた南軍は、最後のアクションサイクルにようやく北軍に先んじてイニシアティブを取った。
しかし、ユニット2個(小兵力なので道沿いにしかZOCを及ぼせない)では、Sheridanの道を完全に塞ぐことはできなかった。
首尾よく高い移動力をたたき出したSheridanは道路を外れた経路でGordonsvilleに突入。
絶望的な突撃を試みたF.Leeが返り討ちにあったところで、北軍の実質的勝利となった。

シナリオ3 - The Wilderness

Lee vs. Grant - The Wilderness

初手でロケットスタートを決めたHancockが、残りのWarrenとSedgwickの移動力がふるわなかったために、Wildernessに突出。
南軍はこれを挟撃しようとしたもの、これまた移動力不足で失敗に終わり、さらには突出したLongstreetが反撃を受けて敗走することとなった。
戦闘でVPを得点し、Wilderness TavernとChacellorsvilleを押さえた北軍は、Todd's TavernかSpotsylvania Court Houseのいずれかを奪取すれば勝利という状態。
対する南軍はWildernessの出口付近に最後の防衛線を設定した。
北軍は周到に準備した上で、Todd's Tavernに陣取るHillとLongstreetのスタックを撃破し、限定的勝利を得た。

以上、3ゲームを画面キャプチャしたり、レポートを書いたりしながらプレイするのに要した時間は1時間強。
アッサリしたゲームと言えなくも無いが、かなり楽しんでプレイできていて、嬉しい驚きを感じてしまう。

これら3本のシナリオは、同じ題材を扱うGCACWシリーズの「Grant Takes Command」のシナリオで言うと「Sheridan Rides South」、「Trevillian Station」、「Grant Crossess The Rapidan」に該当する。
しかし、GCACWシリーズをプレイしたら、倍以上(おそらく4倍くらいか)の時間がかかると思う。

どちらがよいということではなく、サクっとプレイできるLee vs. Grantが十分な魅力を持っていることをとても嬉しく思う。
by gameape | 2008-05-10 18:03