ADC2 と ACTS で PBEM
2008年 01月 26日
もっともだと思う。
略せば良いってものではない。
「HS が PBF で FPF したら KIA だったんですよ」
「RJ よりは ESB が好きだけど、結局は NH ですよ SW は」
前者はASLっぽい作文をしてみたつもり。
後者は映画「スター・ウォーズ」について語っているつもり。
正直、前者については正しい作文になっている自信がない(FPFはPBFになってあたりまえ?)。
後者について言えば、僕の一番好きなエピソードは「帝国の逆襲」(特別編じゃない方)だ。
あまりに略語が多い文は、その題材が何であれ、傍から見ると奇妙で、ちょっと面白おかしいものに見えるのではないかと思ったりする。
閑話休題。
表題の話に戻る。
ADC2は「Aide De Camp 2」の略で、VassalとかCyberboardとか(以下略)と同じような、ウォーゲームをPC上にシミュレートするアプリケーションである。
ACTSは「Automated Card Tracking System」の略で、ダイスをふったり、カードを相手プレイヤーにわからないように配ってくれたりする、ありがたいWebページである。
PBEMは「Play(ing) By E-Mail」の略で、電子メールをやりとりしてゲームをプレイすることである。
GCACW PBEM Tournamentの第1回戦が始まり、それをADC2とACTSを使ってプレイしている。
どちらも過去に使ったことがあるのだけれど、いずれも何年か前のことなので、勝手をすっかり忘れていた。
そこで、未来の自分に手紙を書くつもりで、プレイ手順をここに書いておくことにした。
- 送られてきたファイル (拡張子がOPS) をGame Boxと同じフォルダに保存
- ADC2を起動
- 右側最上段の「Make and Play Games」ボタンをクリック

- File > Open で送られてきたファイルを開く。
- Select Player は無視して、「Log-In Now」をクリック。

- Replay > Show All で相手プレイヤーのムーブを観賞。
- ムーブが完了すると以下のダイアログが表示されるので「はい」をクリック。

- 以下のダイアログが表示されるので、すべてのチェックボックスをONにして「OK」。

- 何もしないで相手プレイヤーに手番を戻すとき(GCACWならばパス、騎兵退却しないなど)には「何もしません」とメールでお返事。何かするときは、File > Save As... で次の手番のファイルを保存。
- 自分の手番をプレイ。
- ダイスをふる場合、ACTSをWebブラウザで閲覧し、ログイン。プレイ中のゲームのページはあらかじめブックマークしておくと便利。
- ダイスをふるときは、右側の「Miscellaneous」の下にある「Submit die roll request」をクリック。

- ふるダイスの形状(何面体か)を「# sides on die:」に、何個ダイスをふるかを「# dice to roll:」に入力し、その下のフォームにダイスをふるに当たって言っておくべきことを書いて「Submit Die Roll Request」をクリック。

- Journalの一番上にダイスの結果が表示される(同時にメールも送信される)。この結果をEntry部分をコピー。

- ADC2のツールバーの
をクリックし、コピーしたEntryを貼り付けて「OK」。
- 相手プレイヤーの手番になるまでプレイを続け、File > Save で保存。
- Replay > Show All で自分のプレイがきちんと記録されているか確認
(再生終了後に7. と同じダイアログが表示されるけれど、ここでは「いいえ」をクリックするのが無難) - 保存したファイルをメールに添付して、相手プレイヤーに送信
対面でサクサクとプレイすることに比べれば、圧倒的に手間のかかる作業ではある。
とはいえ、毎日10分くらいずつウォーゲームに接することができるPBEMには、移動時間を含めて半日とかを使ってしまう対面でのプレイとは違う面白さがあると思っている。
最近はVassalでプレイすることが多い。
GCACWシリーズについて言えば、疲労レベルを増減したり、コマを裏返したりする作業をキーボードだけでスイスイ片付けていけるVassalの軽快さはこの上なく魅力的だ。
ADC2だと、いちいちダイアログを開いて、カウンターごとの数値を変更して、という作業をしなければならない。
でも、コマを右クリックして「Move All Pieces」を選び、移動先をポチポチとクリックしていくだけで移動先を記録していけるADC2も捨てがたい魅力があるなぁ、と再確認。
両者のいいとこどりができたらいいのに、と思う。

