2019年(T66)も残りあとわずかとなりました。2010年(T57)からの10年間をふりかえってみました。カッコ内のTに続く数字は
「Tactics暦」 です。
2010年(T57): 僕の201x年代は、2009年(T56)の暮れに発売された「Battle Above the Clouds」の配達で始まりました。興奮しながら作った動画がYouTubeの「最長10分」という枠に収まらず、
後編 もあります。このYouTubeの10分制限というのは、今はもうないようです(要確認)。
「SLGamer」や「ウォーゲーム・ハンドブック」が創刊されました。
「鉄十字の軌跡」が出版された年でもあります。出版記念トークショーは大変に面白かったです(
紹介記事 )。客席でTwitter中継したものが残っています。
2011年(T58): 大きな地震で大量のゲームが棚から崩れ落ちましたが、いくつかの箱に穴があいた程度の被害ですみました。
その約10日後に、まだ全然片付いていない拙宅に若いプレイヤーさんを呼びつけて、2日間にわたって「Battle Above the Clouds」をプレイしました。これが大変に面白い体験となりまして、僕にとって生涯最良で、最強で、最楽のウォーゲーム体験になりました。ブラウン管でVHSなテレビデオが写ってるのがいとおかし。
この年の夏にはSLGamer誌の中の人たちが、初心者さん歓迎を強く打ち出したウォーゲーム会「SLG Con」の第1回を開催しています。
2012年(T59): 僕が開催させてもらっている「猿遊会」というウォーゲーム会がありまして、そこで参加者さんの集合写真を撮り始めました。以来、毎年いい写真を撮らせてもらっています。
「このシミュレーションゲームがすごい」(aka このシミュ、このシミュゲ)が創刊されたり、タブレットPCでプレイできるウォーゲーム「The Battle of the Bulge」がShenandoah Studioから発売されたのもこの年です。
2013年(T59): 短時間かつ小さめのマップであれば、ゲームの全体を10分程度に収めた動画を、スマホ1台で作れる時代になりました。コマやマップに書かれている文字が判別できる解像度も、普通のことになってしまいました。
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他にも、「ハガキのゲティスバーグ」の対戦をライブで流す企画がありました。これが大変に楽しい内容になった(自画自賛)のですが、その録画は使用していたUSTreamというサービスの終了(正確には終了ではないですが)とともに見られなくなってしまいました。
コマンドマガジンさんの「ウォーゲーム士官学校」の第1回目が開催されたのもこの年です。
2014年(T60): スマホやタブレット(拙宅の場合はiPod touchとiPadですが)でルールを読むことが多くなり、さらにはウォーゲームのプレイ自体も携帯機器でという気持ちが強まって、こんな動画を作りました。
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この年、南北戦争の西部戦域をドライブして回る旅行をしました。冒頭の画像はその自慢です。
2015年(T61): コマンドマガジンがKindleで読めるようになりました(123号から)。文字をもっと大きく拡大しり、コピーしたり、検索したりしたいなぁ、と思うこともありますが、800円で読み放題なのはとてもありがたいです。
2016年(T62): ジュトランド海戦から100年ということで、そこそこ広い会場を使って「Jutland」(AH)だけをプレイする、というゲーム会をやりました。僕はプレイせず、プレイヤーさんたちを見ているだけだったのですが、ガッツのあるプレイヤーさんたちを見るのは、ウォーゲームをプレイするのと同じぐらい(もしかすると、もっともっと)面白いのでありました。
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2017年(T63): 「Banzaiまがじん」が創刊。創刊号を猿遊会で配布いただけるという光栄なイベントもありました。
中黒靖さんの永久保存版と言えそうなインタビューもありました。こういう記録はもっともっと増やしてほしいです。
書泉ミリタリーマーケットで堀場工房さんと、ジブセイルゲームズさんによるトークショーがあったのもこの年です。話者さんの写真を撮っておかなかったのは大失敗。話の内容は「Banzaiまがじん」の第1号に掲載されています(
PDF版をダウンロードして読めるんですよ! )。
2018年(T64): 「ボードウォーゲームをプレイしてみよう」が創刊。
2019年(T65): 「BanzaiまがじんEX」が創刊。
なお、本稿では「3号まで発行していること」を紹介の条件したので2019年の12月に創刊されたばかりの「武士好きによる、武士好きのための同人誌」は対象外とさせていただきました。あしからず。
全体として: ウォーゲーム史において重要な一作がこの年に出た、というようなことは思い付けませんでした。全体としてウォーゲームは元気だし、ウォーゲーマーにも元気な人がそれなりにいた、とは言っていいと思います。去ってしまった人、雑誌、シリーズ、出版者、などなど、無かったわけではありませんが、それは諸行無常であるし、「そういうものだ」ということにさせていただきます。
最後に、年ごとにウォーゲームを1タイトルずつ選んだリストを書きます。2012年から2018年は「このシミュ」で記事を書かせていただいたタイトルです。
2010年 Seven Pines(CWB、The Gamers) 2011年 Battle Above the Clouds(GCACW、MMP) 2012年 Shenandoah: Jackson's Valley Campaign(Columbia Games) 2013年 The Battle of the Bulge(Shenandoah Studio) 2014年 Stonewall Jackson's Way II(GCACW、MMP) 2015年 Enemy Coast Ahead(GMT Games) 2016年 Rebellion(Fantasy Flight Games) 2017年 More Aggressive Attitude(Hollandspiele) 2018年 東大安田講堂強襲(ジブセイルゲームズ) 2019年 Canadian Crucible(TCS、MMP)