「独ソ電撃戦」でドイツ軍は4個、ソ連軍は5個のフォーメーションを持って戦います。マップには境界線(バウンダリ)が示されていて、フォーメーションごとに決められた数のユニットをセットアップします。しかし、ゲーム開始後に境界線は使わず、ユニットはどこへでも自由に動けるようになります。
TCSやNATO Division Commanderのように、ゲームを通して境界線を使うウォーゲームをしたい。そこで「独ソ電撃戦」を無理やり境界線ありでプレイしてみました。上の画像にある赤いスティックがソ連軍の、青いスティックがドイツ軍の境界線です。
慣れてくると上の図のような境界線が見えてきます(個人の感想です)。境界線を越える移動も攻撃も退却も禁止で、ZOCだけは境界線を越えて及ぶことにしました。
ソ連軍はミンスク周辺にセットアップされる13軍が前線に送り込めなくなったり、終盤にあちこちの戦車ユニットをかき集めて反撃するのが難しくなったりします。また、ミンスク以外の町にセットアップされる軍集団予備のユニットたちは、どの軍に編入するかを決めるまでは移動不可で、一度決めた編入先は変更不可です。
境界線の変更はターンに1回、自軍戦闘フェイズ終了時としています。かなり長考できるので、対人プレイには向いてないかもしれません。
1回だけプレイしてみて、とりあえず「これは全然ダメだわ」ではなかった、という印象です。対戦ゲームとしてちゃんと機能するかどうかはわかりませんが、ソロプレイする分にはとても楽しかったです。
使用したスティックは、2019年の猿遊会にご参加いただいた方に、お土産としてお渡しする予定です。境界線を示す以外にも、何かしらの役に立てば嬉しいです。
なお、数はあまり多くなく(おひとりにつき10本程度)、全体の数にも限りがあるために来場時間などによってはお渡しできないこともあります。