NATO Division Commanderのシナリオ「Incident on Bundestrasse 49」を、プレイヤー2人とコントローラーでプレイしているつもりのソロプレイです。第1ターンのソ連プレイヤーターンでは両軍の前衛による交戦が始まりました。上の画像はマップ西端にあるギーセン市街で様子をうかがう合衆国第8歩兵師団第1旅団。
最前線(FEBA = Forward Edge of the Battle Area)の様子。雨のため航空機は飛ばず、師団司令部が戦場に到着していないため無線傍受による索敵もほとんど効果を得られずで、接触していない敵の所在はまったく見えていません。上級司令部からの情報や避難民の声などを勘案すると複数個師団が前線のすぐ後ろに存在していると考えてよさそうです。
機甲騎兵部隊が北側で第7親衛戦車師団を、南側で第27機械化狙撃兵師団を確認しています。戦車がより多く配置された北側が攻撃の主軸かもしれません。
ソ連軍が第2ターンに戦車1個連隊をマップ西端から突破させてしまうと、最悪の場合そこでゲームの勝敗が決まります。後手の合衆国軍としては、第1ターンに適切な対処をする必要があります。師団長がマップに進入するのは第2ターン。それを待っている余裕はなく、第1旅団長こそが「NATOブリゲード・コマンダー」としてゲームの主役を張らねばならない局面です。
第1ターンの戦闘でそれなりの損害を受けているとはいえ、マップ中央の守りは機甲騎兵にお願いしてよさそうです。第1旅団としては大きく展開して両翼で遅滞行動をすることもできます。NATOのドクトリンでは1個旅団を30ヘクス幅に展開することを認めています。
しかし、それでは殴られっぱなしですし、砲兵や工兵が効果的な支援をおこなえません。ギャンブルではありますが、右翼と左翼のどちらか一方に集中したい気もします。選ぶならば平地が多く、かつ敵の主軸と目される左翼(北側)でしょうか。
コントローラーが見ているマップはこのようになっています。ソ連軍は2個師団がそれぞれ4列縦隊で前進してきました。最初の攻撃(または強行偵察)を実施する連隊がアウトバーンや一般道を使用したため、後続の連隊は悪路を進まねばならず、それほどの前進はできていません。
しかし、第2ターンに雨が上がれば疲労無視の強行軍で移動力を倍増させて、西に突破することもできるのではないかと思います。突破の目標は北か、南か、中央か、果たして。
(もしかしたら、つづく)