キャンペーンルールの末尾に掲載されている「Buzz Bomb」。試しにここから読んでみたらこの章だけでだいたいプレイ可能でした。20.5.5にある「Spoiled Attack」のアイコンを事前にチラ見して、対空砲ルール(22.1 Area Flak)はV-1がロンドン上空に進入してから読んでも多分大丈夫です。
幾多の困難に立ち向かいながらV-1を追う任務について分かったような気になれました。カードの大半を読み替える必要があって、これでは別のゲームになるのではと心配しましたがさにあらず。戦闘機の進路を決めて、距離をつめて、射撃をして、という体験はDown in Flamesの味わいがしっかり保たれています。
V-1を真後ろから追う進路は射撃の効率はよいけれど破壊したV-1の爆風をモロに浴びる危険がある。Lead Pursuit(リード追跡?)の進路なら爆風の心配は少ないけれど射撃が大変。遠くから撃つと当たらないけれど近づいて撃つと爆風が怖い。そもそもV-1は速いから近づくこと自体が大変だし、小さいから射撃も著しく困難。
燃料切れ警告を無視してV-1を追うか。ロンドン上空に進入したV-1を追って味方の対空砲を浴びるか。機体へのダメージを覚悟してオーバーブーストをかけてV-1に追いすがるか。ジレンマとスリルとサスペンスが盛りだくさんで、ゲームとしても歴史軍事教材としてもとても面白いです。
今回のプレイでLead Pursuitという単語を知りました。目標の現在位置ではなく未来位置に向かって追跡するという考え方のようです。こんな重要なことを意識せずにプレイしていたから、僕はX-Wingで撃ち落とされてばかりいたわけですね。今さらですけど。