この発言がきっかけでSquad Leaderのデザイナーズノートをちょっとだけ読み返しました。とんでもなく今さらですが、火炎放射器(FT)の射程が2ヘクスである理由を理解できました。これまで何度となく読んだ体験は何だったのか。はたまた過去に理解してるのを加齢で物忘れしただけなのか。
Iron Crossというゲームは知らないのですが、1ヘクス=10メートルのゲームで火炎放射器の射程が2ヘクスになる理由も説明できるはず。お父さん(おじいちゃん、か?)になった気持ちで説明に挑戦します。
「ASLでFTは2ヘクス先を焼けるけれど、これは80メートル届くからではないんだ。実際の戦闘で火炎放射器は街路の反対側にいる敵の攻撃に使われたんだ。ASLはこれを再現するために道路ヘクスの隣にいる敵を攻撃できるようFTの射程を2ヘクスにしたんだよ。実際に何メートル先までとどくかよりも、実際の戦術がゲームで有効になることを大事にしたんだね。1ヘクスが10メートルのゲームでも道が1ヘクス幅なら、同じようにFTの射程を2ヘクスにするんじゃないかな」
余談。ウォーゲームで兵器の性能がカタログデータより抑えた値に描かれるのはごく普通のことだと思ってました。でも、今回のように逆の事例があるのは新鮮に感じました。ちょっと考えれば当たり前のことなんでしょうけれど。
もうひとつ余談。40メートル幅の道を想像する材料として、いくつか調べてみました。
- パリのシャンゼリゼが幅100メートル
- 名古屋と広島に「100メートル道路」がある(若宮大通は行ったことあります)
- 山手通りの渋谷~豊島間が40メートル
- 東名高速は片側3車線だと32メートル