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ウォーゲーム、シミュレーションゲームのあれこれ


by たかさわ

総受けでご満悦(ヘビー・メタル)

ヘビー・メタル

昨年(2014年)の猿遊会でのプレイ。史実もルールも知らない、しかも3人プレイ。あまりよろしくない条件が重なっているにもかかわらず、非常に楽しくプレイできてしまった。

各プレイヤーがメカ(ヘビー・メタル?、重戦機?)1機を受け持ってのバトルロイヤル。エルガイム以外は知らなかったので「敵の強いメカ」とリクエストしたところ「オージェ」に決定。

他の2人のプレイヤーはどちらもこのゲームの経験者で、かつアニメもご覧になっていた方。彼らの操るメカ2機に始終攻撃を受ける展開。理由はオージェがとっても強いからで、オージェと同盟して他の1機を退治することは容易だけれど、その後にオージェとタイマン張るのは愚策、というのはまっとうな判断。

実際のところ、2機に攻撃されてもオージェはいい感じに戦えた。使えるエネルギーも武装も2機分くらいのボリュームがある感じ。僕としてはまったく意図せずによいメカを選んだことになる。他のお2人が登場メカを適切にマッチメイクしてくださったのだろう。

ヘビー・メタル

3人ゲームは1人が袋叩きにになったり、逆に1人があんまり相手にされなかったりする展開になりそうで、あまりいい印象がない。でも今回は「総受け」の展開ながら袋叩き感は皆無で、始終非常に楽しくプレイできた。

ルールは結構複雑ながら、メカの動きを積み上げ式にシステム化しているゆえに、何が起きているかを想像すれば容易にプレイできた。使えるエネルギーの値を算出し、それを移動と戦闘にわりふってプロットし、最後に解決する。これがナラティブというものか。なのか?

ものごとの解決は他の2人がサクサクとやってくれて、僕はチャートをざっくりと見ながらダイスをふるだけ。これが接待プレイというものか。なんと心地良い。。。

スコード・リーダーのデザイナーズ・ノートに書かれているような、「大量の情報を少量の単純な手順で描く」手法のエレガントさにはシビれるのだけれど、このゲーム(ツクダのボトムズもそうだった)のように、「大量の情報をそのまま大量の手順で描く」な手法はこれはこれでよいと思う。

オージェは2機のヘビー・メタルに襲われて両足と片腕を無力化されることになったが、それなりに反撃もできたと思う。メカそれぞれが徐々に損害を受けて行動力を失っていく様子は、ASLのELRとかGBACWのEfficiencyと同じ。何かが弱体化していく展開は燃える。

このプレイがきっかけで「これからは3人でもプレイしよう」とか、「史実もルールも知らないゲームはウェルカムだ」と思いを改めたわけではない。そちら方面は引き続き要注意で、要警戒という認識。でも、今回のプレイを思い返せば、そんな状況でもうまく進められるかもと簡単に考えてしまう。

簡単じゃないですよね。すみません。本当に面白かったです。どうもありがとうございます。
by gameape | 2015-01-18 00:30