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ウォーゲーム、シミュレーションゲームのあれこれ


by たかさわ

ゲティスバーグ

Gettysburg

当初、ゲティスバーグは訪問しない予定でした。

ワシントンDCの周辺には数え切れないほど多くの南北戦争の戦場跡があり、どこにいくかの取捨選択がどうしても必要になります。ゲティスバーグのあるペンシルバニア州に移動する時間を使うよりは、バージニア州内をこってり見て回る方が効率的だろうという判断です。

そもそも、僕はゲティスバーグにそれほど強い興味を持っていませんでした。南北戦争に限らず、その戦争でもっとも有名な戦いより他のテーマに惹かれがちです。ゲティスバーグよりはブルランやシェナンドー・バレー、といった感じで。

しかし、実際に現地を訪れてすぐ、バージニアからゲティスバーグへの移動がかなり容易であると実感できました。アンティータムでガイドさんから「ゲティスバーグには絶対に行くべき」と強く勧められたこともあって、ワシントンDCからフリーウェイを2時間ほど走ってゲティスバーグを訪れました。

Gettysburg

上の画像はセミナリー・リッジからセメタリー・リッジ方向を見たものです。セミナリー・リッジとセメタリー・リッジはどちらもそれほど高い「尾根」ではなく、その間は平坦かつ広大なくぼ地になっています。ゲティスバーグで規模の大きな戦いが起きた理由は、何より大軍が展開できるだけの空間的広がりがあったからではないかと思うほどです。

Little Round Top

こちらはリトル・ラウンド・トップからの眺め。リトル・ラウンド・トップには車で登ることができ、デビルズ・デンを見下ろすことができます。デビルズ・デンが「岩が多いちょっとした隆起」なのに対し、リトル・ラウンド・トップは大砲どころか歩兵が登るのすらかなり大変な急勾配です。

Culp's Hill

何を写しているか分かりにくいですが、カルプス・ヒルから南軍側を見下ろすの図。こちらもそれなりの勾配。セメタリー・リッジは車ですぐそこな距離にあり、カルプス・ヒルを南軍が突破するとずいぶん戦況は変わっただろうなと考えたり。

Behind Culp's Hill

カルプス・ヒル後方にある浅いくぼ地。Roads to Gettysburgのマップにはカルプス・ヒルのすぐそばに小川が流れていて、それが雨で増水したときにたいそう困った記憶があったので、「おお、あの川は干上がってしまったのか」と思って撮影しました。

後に再確認したところ、問題の小川はカルプス・ヒルの下側を流れるRock Creekと判明し、150年で小川は干上がらない(ましてや国立公園だし。。。)ことが判明いたしました。iPod TouchにGCACWシリーズの地図を入れて携帯していたのに、思い込み激しすぎです。

戦場そのものに滞在したのは2時間弱。その後、主戦場の西にあるEast Cavalry Battlefield Siteに行きました。

Gettysburg

ここは何もない平地なのですが、主戦場からの距離が面白がりポイントだと思います。スチュアートが主戦場からこれほど離れた位置でインターセプトされてしまったこと、南軍はスチュアートにカルプス・ヒル周辺の北軍を偵察してほしいと望んでいただろうこと、などを妄想しました。

多くの訪問者でにぎわう主戦場とは違い、僕以外は誰も訪れない状態だったので妄想を膨らませるには絶好の場所でした。

ゲティスバーグを訪問してよかったと思う理由のひとつは、行き帰りに見たアパラチア山脈がとても印象的だったことです。

フレデリックからゲティスバーグに向かう途中では山脈が常に左に見えました。ミードやリンカーンは「あの山の向こうのどこかにリーがいる」と恐れたに違いありません。ゲティスバーグからチェンバースバーグに向かう道では山脈を横切ることになります。僕は車を運転しながら、ゲティスバーグから退却する南軍が北軍の騎兵による襲撃を警戒しつつこの山を越える様子を想像していました。

チェンバースバーグで引き返し、同じ道を「APヒルがゲティスバーグに向かった道」と想像しながらドライブすることもできましたが、日が傾きつつあったので、ヘイガーズタウンに向かうフリーウェイに乗りました。
by gameape | 2013-02-15 22:54 | 旅行記