2012年 印象に残ったゲームたち5作
2013年 01月 12日

2012年に最もプレイしたゲームです。量に勝る北軍を南軍が質と機動で翻弄する展開を期待したものの、割とガッチリと殴り合う展開になってしまうゲームである、というのが仮の結論。もう少し踏み込んで、より深い世界があるのかどうか覗いてみたい気もしますが、積極的に対戦を段取るほどではありません(据え膳があるならありがたくいただきます)。
「量の北軍 vs 質と機動の南軍」を楽しみたいのであれば「Bobby Lee」があるものの、「Shenandoah」の手軽さも捨てがたい魅力です。Columbiaさんには、類似の南北戦争戦役ブロックゲーを続投していただきたいです。
日本海海戦 (学研)

歴史群像にウォーゲームが付いたことは、少なくともウォーゲーマーにとっては大きなトピックだったと思います(僕はとても驚きました)。歴史群像の読者さんに向けて興味深くチューニングされたウォーゲームであるところが、「日本海海戦」の面白がりポイントであるように思います(褒めてます)。
「丁字戦法」というのが艦隊をアルファベットの「T」の字型に並べることだと思っていた僕は、このゲームを通じて日本海海戦について多くのことを知ることができました。ウォーゲームは歴史教材としても、歴史に興味を持つきっかけとしても、大きな可能性を持っていることを再認識させてくれた嬉しい一作です。
X-Wing Miniatures Game (Fantasy Flight Games)

スター・「ウォー」ズですからウォーゲームです。「A Long Time Ago」ですからヒストリカルゲームです。というのは冗談で、このゲームをヒストリカルウォーゲームだとは思ってませんが、歴史ゲームや空戦ゲームに関する思考のオカズとしてとても面白い存在だと思っています。
非常によくできたミニチュアを見ることはとても楽しくもあり、すべての宇宙船が同じ高さで、かつテーブルに水平に置かれる様子に軽い違和感を感じたりもしつつ、劇中のセリフをそらんじながらプレイするのは至福の時間です。ミレニアム・ファルコンの発売が待ち遠しいです。
On to Richmond! (Avalon Hill)

ようやく「Seven Days」シナリオをプレイしました。対戦相手さんに申し訳ないほどひどい負け方をしましたが、シナリオの魅力を確認することはできました。「1日でプレイできるシナリオ」としても、「有名な決戦全体をプレイできるシナリオ」としても、GCACWシリーズのシナリオ選びにおいて有力な候補がひとつ増えました。
入手の難しいゲームをほめるのは気が引けますが、「On to Richmond!」に惚れなおしました。GCACWシリーズに限らず、ウォーゲームをどれかひとつ選びなさいと言われたら、このゲームを選ぶ気持ちがさらに強くなったのでありました。
Battle of the Bulge (Shenandoah Studio)

「紙のウォーゲームをそのまま携帯デバイスで」、「スクロールせずにマップ全体を見られる」というコンセプトが面白く、なおかつそれをうまく活かした作りのゲームになっていると思います。紙のウォーゲームとして提供されれば目新しさのない平凡なゲームなのに、タブレット端末でプレイすると魔法がかかる感じです。
これまでになかった種類の面白さのゲームです。類似のゲームが今後出てくるのがとても楽しみです(まずはMark Hermanの「El Alamein」だ!)。また、「紙じゃないウォーゲーム」や「紙だけじゃなくて電気も使うウォーゲーム」への期待もさらに大きくなりました。
