Battle Above the Clouds - 増援シミュレータ
2011年 04月 17日
シミュレーション・ウォーゲームがどのようにプレイされるのかを事前にシミュレートする。
ややこしい話だとは思う。
でも、実際の戦争において事前のシミュレーションが有用だったならば、実際の戦争を模して作られたシミュレーション・ウォーゲームにおいても事前おシミュレーションが有用であってもおかしくはない。
というか、むしろそれが自然と言えなくもない。
Battle Above the Cloudsのシナリオ8の対戦に先立ち、僕はMicrosoft Excelで南軍増援のシミュレータみたいなものを作った。
このシナリオで、南軍の増援はダイス判定で決まる。
どのくらいの規模の増援が、どのくらいのタイミングでくるかはプレイするごとに異なるのである。
無作為に決まるイベントにその場で判断を下すことは楽しい。
だから、南軍の増援がどのくらいの力加減でやってくるかをまったく知らずにおくのも悪い話ではない。
けれど、「あらかじめ知っておけばこんな失敗はしなかったのに」ということになるリスクもある。
数日に渡ってぶっ続けでGCACWのキャンペーンをプレイできる機会はそうそうないから、リスクを減らす方がよい。
そんなこんなで作ってみたものの画面キャプチャが冒頭の画像。
南軍が毎ターンおこなう増援判定の結果が瞬時に表示されるようにしてみた。
これを何度も表示させることで、南軍の増援がだいたいどんな雰囲気で登場するのかをつかむことができる。
Johnstonが、しかも第7ターンに来援することもある。
Longstreetが来援しなくなるのは残念だけれど、Braggがいなくなり、南軍のInsubordinateがなくなるのは興味深い。
JohnstonもLongstreetもやってこない例。
勝利条件は変わらないので、南軍は厳しいんじゃないかなと。
この記事を書くために久しぶりにこの「シミュレータ」を開いてみた。
一度プレイしてから見直すと、いろいろと視点が変わったり、イマジネーションが豊かになったりしていて、とても面白い。
このシナリオを次にプレイするのがいつになるかはわからないけど、そのときまでこの「シミュレータ」を保存しておくようにしよう。
(その都度作り直すのも、それはそれで面白いのではありますが)