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ウォーゲーム、シミュレーションゲームのあれこれ


by たかさわ
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ウォーゲーム・ハンドブックは「いずれ入手はするけれど、今は買わなくてもいいかな」という位置づけになることが多く、購入をついつい先送りしています。

消費税率が上がる直前の先月末、「ついつい先送り」な国産製品を入手するなら今だろうと思ったのですが、書泉グランデにもイエローサブマリン(秋葉原)にも2018年のウォーゲーム・ハンドブックが見当たりませんでした。買い逃してしまったかと焦りました。

実際にはa-gameやクロノノーツなどで普通に購入できるようでして、あわてて入手せねばという訳ではありませんでした。とはいえ、これも何かの縁でしょうということにして、先日イエローサブマリン(新宿)で見かけたときに購入しました。

弓張嶺夜襲作戦

その日の夕方に帰宅した後、シュリンクを切って、記念撮影をして、コマをスキャンして、ルールをPDF化して、PDFをマーキングしながら読んで、コマを切って、「弓張嶺夜襲作戦」をソロプレイしました。

大概のウォーゲームは「プレイしよう」と思ってからプレイするまで、数日とか1週間とかかかります(個人の感想です)。軽いゲームとはいえ、買ったその日にここまでできる、というのは結構すごいことだと思います。

ルールにわからないところがあって、マップに印刷されているQRコードを使ってWebを開いてみると、そのURLはボンサイ・ゲームズのサイトでした。「弓張嶺」がBanzaiまがじんに掲載されたゲームであることに、このときまでまったく気づいていませんでした。

書籍やCDを買った後で、実は自分がそれを持っていたことに気づく、というのは「あるある」だと思いますが、今回のように「実は別の製品(とかフリーペーパーとか)に収録されていた」というのは、「新曲だと思ったらシングルB面のアレ」とか、「あの長編の巻末に併録されてました」みたいな感じでしょうか。

弓張嶺ですが、毎ターン両軍が射撃か移動か、白兵戦か回復かを選ぶルールがなかなかおもしろそうです。

# by gameape | 2019-10-30 22:04 | プレイせず書く | Comments(0)
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NATOの旅団長」の続きです。

合衆国軍は第1旅団を北に移動させ、ソ連の戦車師団による突破に備えました。増援として到着した第2旅団は南に展開し、中央は機甲騎兵による遅滞戦闘で乗り切る算段です。

雨が上がった第2ターン。ソ連軍は機甲騎兵4個中隊すべてに激しい連続攻撃を加え、すべてを壊滅させてしまいます。敵と接触している部隊を失った合衆国軍は、航空機と通信傍受を総動員して広範囲の偵察を実施します。

師団長への状況報告(SITREP)は驚くべき内容でした。ギーセンとその北5マイルにあるダウブリンゲンに、ソ連軍の戦車部隊の存在が確認されたのです(冒頭の画像です)。

NATO Division Commander

ギーセンにいるソ連軍は、第27戦車連隊所属。この連隊は午前中に機甲騎兵の左翼端を攻撃しています。それがギーセンまで降りてきたということは、ソ連軍は南西に向かってフランクフルトを目指していると考えられます。陽動の可能性もありますし、まっすぐ西に突破しようとしているところなのかもしれません。

師団長と参謀本部は、広く薄い防衛線では敵の突進に対抗できないと結論しました。まずは北側から第1旅団が前進し、敵の攻撃主軸が北側にあるかどうかを確認する。第2旅団は敵の自動車化狙撃兵師団に対して遅滞行動をおこなう。第3旅団はギーセンの北で予備となるが、その一部はギーセンのソ連軍を攻撃して拘束する。

手みじかに命令を通達した師団長は、自らも前線で指揮をとるための準備をはじめました。

NATO Division Commander

コントローラーが見ているマップはこのようになっています。マールブルクの南で守る合衆国軍の第1旅団をかわすように、ソ連軍右翼の戦車部隊が南にスイングしました。実際には、ソ連軍は第1旅団の所在を認識できていません。

合衆国軍はギーセン周辺のソ連軍の部隊数を正確に把握しています。しかし、正確な位置まで確認できているのは半分だけです。ギーセンの攻撃に向かう部隊は、途中で別のソ連軍部隊と接触してしまうかもしれません。

全体としてソ連軍は数で勝っているものの、ほぼ全軍が移動中である合衆国軍の所在をほとんど把握できていません。情報量で勝っている合衆国軍は、たとえ市街戦であったとしても、その防御効果を埋め合わせられるだけの奇襲効果を期待できます。

(さらにつづく、かもしれません)

# by gameape | 2019-09-26 22:27 | ソロプレイ | Comments(0)

2019年の猿遊会

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9月15日と16日の2日間、2019年の猿遊会を開催することができました。たくさんのウォーゲーマーさんたちにご参加、お声がけいただいて、とても幸せなゲーム会になりました(主催者の感想です)。貴重な時間をさいて、人によっては遠くからの移動費用や宿泊費用などを使って、来ていただけたことをとてもありがたく思っています。

どうもありがとうございます。本当に楽しい時間を過ごすことができました。

2019年の猿遊会で撮影した画像はFlickrのアルバムでご覧いただけます。プレイされていたゲームは全部おさえたつもりですが、もし撮り逃がしがあったとしたら、次回がんばります。アルバムには準備期間中に撮ったり作ったりした画像や、当日の僕の食事の画像が紛れ込んでおりますので、あしからず。



あのゲームがすごかった、こんなすごい人が来てくださった。そういう話がないではありませんが、どのゲームも楽しくて、どの人も嬉しかった、なのであります。

気を使ってるとか、いい人発言だとか、そういうことではないです。いくつものウォーゲームがプレイされている部屋で、いろいろな人とお会いしてお話しして、ゲームを見て、撮影して、Twitterにポストしてリプライして「いいね」して。。。という時間は、非常にぜいたくだと感じました。

ウォーゲーム浴、かつ、ウォーゲーマー浴。ウォーゲーム温泉。そんな感じ。温泉のあるところで泊りがけの猿遊会とかいいなぁ(妄想)。

最後になってしまいましたが、会場のテーブルの片付けにご協力くださったみなさまには、強く深くお礼申し上げます。片付けや設営をもっともっとエレガントにやれたらいいなぁ、とは思っているのですが、なかなか実現しません。

以上、「今年の猿遊会はどんなだった?」とか「猿遊会というゲーム会があると聞いたけど、どんなところ?」と思ってらっしゃる方には、まったく役に立たない内容になってしまったことをお詫びします。

# by gameape | 2019-09-18 22:30 | 猿遊会 | Comments(0)

境界線級・独ソ電撃戦

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「独ソ電撃戦」でドイツ軍は4個、ソ連軍は5個のフォーメーションを持って戦います。マップには境界線(バウンダリ)が示されていて、フォーメーションごとに決められた数のユニットをセットアップします。しかし、ゲーム開始後に境界線は使わず、ユニットはどこへでも自由に動けるようになります。

TCSやNATO Division Commanderのように、ゲームを通して境界線を使うウォーゲームをしたい。そこで「独ソ電撃戦」を無理やり境界線ありでプレイしてみました。上の画像にある赤いスティックがソ連軍の、青いスティックがドイツ軍の境界線です。

独ソ電撃戦

慣れてくると上の図のような境界線が見えてきます(個人の感想です)。境界線を越える移動も攻撃も退却も禁止で、ZOCだけは境界線を越えて及ぶことにしました。

ソ連軍はミンスク周辺にセットアップされる13軍が前線に送り込めなくなったり、終盤にあちこちの戦車ユニットをかき集めて反撃するのが難しくなったりします。また、ミンスク以外の町にセットアップされる軍集団予備のユニットたちは、どの軍に編入するかを決めるまでは移動不可で、一度決めた編入先は変更不可です。

独ソ電撃戦

境界線の変更はターンに1回、自軍戦闘フェイズ終了時としています。かなり長考できるので、対人プレイには向いてないかもしれません。

1回だけプレイしてみて、とりあえず「これは全然ダメだわ」ではなかった、という印象です。対戦ゲームとしてちゃんと機能するかどうかはわかりませんが、ソロプレイする分にはとても楽しかったです。

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使用したスティックは、2019年の猿遊会にご参加いただいた方に、お土産としてお渡しする予定です。境界線を示す以外にも、何かしらの役に立てば嬉しいです。

なお、数はあまり多くなく(おひとりにつき10本程度)、全体の数にも限りがあるために来場時間などによってはお渡しできないこともあります。

# by gameape | 2019-09-14 20:57 | 考えごと | Comments(0)

NATOの旅団長

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NATO Division Commanderのシナリオ「Incident on Bundestrasse 49」を、プレイヤー2人とコントローラーでプレイしているつもりのソロプレイです。第1ターンのソ連プレイヤーターンでは両軍の前衛による交戦が始まりました。上の画像はマップ西端にあるギーセン市街で様子をうかがう合衆国第8歩兵師団第1旅団。

NATO Division Commander

最前線(FEBA = Forward Edge of the Battle Area)の様子。雨のため航空機は飛ばず、師団司令部が戦場に到着していないため無線傍受による索敵もほとんど効果を得られずで、接触していない敵の所在はまったく見えていません。上級司令部からの情報や避難民の声などを勘案すると複数個師団が前線のすぐ後ろに存在していると考えてよさそうです。

機甲騎兵部隊が北側で第7親衛戦車師団を、南側で第27機械化狙撃兵師団を確認しています。戦車がより多く配置された北側が攻撃の主軸かもしれません。

NATO Division Commander

ソ連軍が第2ターンに戦車1個連隊をマップ西端から突破させてしまうと、最悪の場合そこでゲームの勝敗が決まります。後手の合衆国軍としては、第1ターンに適切な対処をする必要があります。師団長がマップに進入するのは第2ターン。それを待っている余裕はなく、第1旅団長こそが「NATOブリゲード・コマンダー」としてゲームの主役を張らねばならない局面です。

第1ターンの戦闘でそれなりの損害を受けているとはいえ、マップ中央の守りは機甲騎兵にお願いしてよさそうです。第1旅団としては大きく展開して両翼で遅滞行動をすることもできます。NATOのドクトリンでは1個旅団を30ヘクス幅に展開することを認めています。

しかし、それでは殴られっぱなしですし、砲兵や工兵が効果的な支援をおこなえません。ギャンブルではありますが、右翼と左翼のどちらか一方に集中したい気もします。選ぶならば平地が多く、かつ敵の主軸と目される左翼(北側)でしょうか。

NATO Division Commander

コントローラーが見ているマップはこのようになっています。ソ連軍は2個師団がそれぞれ4列縦隊で前進してきました。最初の攻撃(または強行偵察)を実施する連隊がアウトバーンや一般道を使用したため、後続の連隊は悪路を進まねばならず、それほどの前進はできていません。

しかし、第2ターンに雨が上がれば疲労無視の強行軍で移動力を倍増させて、西に突破することもできるのではないかと思います。突破の目標は北か、南か、中央か、果たして。

(もしかしたら、つづく)

# by gameape | 2019-09-13 22:29 | ソロプレイ | Comments(0)