The Old Musketeersは1914年以前のゲームを専らにプレイすることを目的としたウォーゲーム会である。
今年の5月に第1回が開催されており、今回はその第2回目である。
風聞するところによると、その起源は何年も(10何年も?)前に遡るらしい。
僕は何らかのテーマや制限が設けられたウォーゲーム会に興味がある。
すべてのゲーム会がそのようなものであるべきだと思うのではなく、そういうゲーム会があってもいいじゃない、と思っている。
とは言え、東京の端っこに住んでいる僕が、札幌で開催されるThe Old Musketeersにおいそれと参加できる訳ではなく、第1回目は涙を呑んで本州から成功を願っていた。
そして今回、早くもその第2回目が開催されるとのことで、今度ばかりはということで参加させていただくことにした。
主催者であるサッポロ辺境伯さんをはじめとした北海道のウォーゲーマーの皆さんには、ただごとではない歓待を受け、嬉しいやら恐縮するやらで心がいっぱいになる思いだった。
同じようにおもてなしすることは自分にはできないかも、とちょっとビビっているくらいである。。。
ゲーム会に参加したメンバーは全部で5人。
プレイされたゲームは次のとおり。
- Grant Takes Command
- Here Come the Rebels!
- Stonewall Jackson's Way
- 信長包囲戦
- Battle Line
Grant Takes Command
初めてGCACWシリーズをプレイするということで、WBCのビギナー向けセッションで使用されている「Race for Spotsylvania」を選択。
塹壕アクションを使うのはある程度GCACWシリーズに慣れてからの方が面白いのだろうけれど、ルールをまんべんなく使うこのシナリオは最良の導入シナリオの1本なのは間違いないと思う。
Here Come the Rebels!
約1時間で終わる「South Mountain」。
短いシナリオを選択することで、より多くの札幌のプレイヤーと対戦させていただくことにした。
このシナリオは4人のプレイヤーによって4回プレイされていたと思う。
ゴリ押しと迂回、撤退と徹底抗戦のバランスをどう取るかが楽しい、何度でもプレイできるシナリオだと思う。
Stonewall Jackson's Way
この日にプレイされた、唯一の複数ターンのGCACWシリーズシナリオ。
Manassas周辺の駅を焼いて後退したJacksonに詰め寄ろうとした北軍に対し、南軍はStuartに弱体な北軍(Sigel)を襲撃させてポイントを稼いでいた模様。
信長包囲戦
ASLプレイヤーとして有名な「今日も6ゾロ」さんとの僕での対戦。
お互いにこのゲームに慣れておらず、途中何度もルールブックを読み返しながらのプレイとなった。
反織田をプレイした僕は最終ターンまで終始押されっぱなしで、最後の最後に徳川家康を中立化して織田側の支配エリアを減らすという姑息な技に走ったものの、やっぱり押し切られて敗北。
朝9時から夕方までの間に、参加者のほぼ全員と対戦させていただくことができ、GCACWシリーズを複数回プレイすることができ、しかも自分以外がGCACWシリーズをプレイしているのを見る(これが実に楽しいのである!!)ことまでできたという、文句なしのゲーム会になってしまった。
わがままを聞いてくださった札幌の皆さまに、いくら頭を下げても足りない状態である。
頻繁に実現することはできないが、今後も色々なゲーム会に参加してみたいという気持ちがますます強くなった。
また、The Old Musketeersのような個性的な企画が無理なく増えていけば面白いなと思う。