普通じゃないルール
2008年 08月 17日
ウォーゲームのルールはいくらがんばって読んで覚えても、よほどそのゲームを繰り返してプレイしない限り忘れてしまう。
でも、印をつけておけば、ルールを忘れてしまったとしても、その部分の周辺だけを読んで何とかプレイできるのではないかと思ったのである。
印をつけながらふと思ったことは、印がつけられていない部分というのは自分にとって「ウォーゲームのルールとして普通であるもの」なのではないかということである。
それらは自分の中に「普通のウォーゲームのルール」として存在しているので、忘れる心配をしなくてもよいのである。
例えば、「同じヘクスにいる複数のユニットは、同じヘクスを攻撃しなければならない」というルール(7.22)に印をつけたが、「同じヘクスにいる複数のユニットはひとまとめに攻撃されなければならない」というルール(7.21)には印をつけなかった。
後者は「普通のマストアタックのルール」の範囲内にあり、前者は「マストアタックのルールとしては普通じゃない」と僕は思うのである。
僕が印をつけた箇所は次のとおり。
- 移動力は一律6 (2.4)
- スタック制限は2個 (5.32)
- 敵軍ZOCから退出できるのは退却、戦闘後前進、及び敵軍ユニットの除去 (6.3)
- 橋か浅瀬がない限り、ZOCは川を越えて及ばない (6.6)
- スタックしているユニットが攻撃する場合は攻撃力を合計しなければならない (7.22)
- 退却を決めるのは所有プレイヤー (7.71)
- スタックしているユニットを別々のヘクスに退却させられる (7.71)
- 戦闘後前進できるのはユニット1個だけ (7.76)
- 戦闘力比は任意に下げられる (7.9)
- 砲兵の射程は3ヘクス (8.11)
- 複数ヘクスを攻撃する際、砲兵は防御側の1ヘクスを射程に収めればOK (8.22)
一方、前述したスタックによる攻撃の制限や、スタックしているユニットによる退却、戦闘後前進が1ユニットのみ、というのは「普通じゃないルール」だというのが僕の感覚。
これらの他、退却時にスタック制限に引っかかったときの再配置(7.8)は独特のルールだとは思うけれど、このルールは僕にとってBlue & Gray (というかNAW系、か?)と強く結びついたルールなので、印をつけなかった。
最後に、ここで言う「普通か普通ではないか」は、その良し悪しとは全く関係がないことを念のため書いておく。