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ウォーゲーム、シミュレーションゲームのあれこれ


by たかさわ

CWBとTCS - 早期退却&反撃戦術

この文章を書きながら、防御側がとることのできるトリッキーな作戦として、「敵の目標と作戦が判明した時点で、さっさと守備隊を退却させてしまい、早期に敵の作戦を成功させてしまう」というのが可能かもしれないな、と思いつきました。
TCS実行チェック(1):攻撃直後の防御
冒頭の文は10年近く前にA Home Of Game Apesに掲載した記事の抜粋。
archive.orgは非常に便利でありつつ、困りものにもなりつつ。。。

Tacctical Combat Seriesでは、敵が占領している地点を奪うという行動と、奪った後にそこを守るという行動のために別々の命令が必要である。
それゆえ、プレイヤーは攻撃命令が成功したときのことを踏まえて、防御命令を温めておくことになるように思う。

しかし、命令の実行には時間がかかるため、ときには攻撃命令の達成から防御命令の実行開始までいタイムラグが生じてしまう可能性がある。
このタイムラグの間、部隊は「命令を受けていない状態」となり、能力が制限される。
そのようなスキをわざと作りだして反撃してしまおう、というのが冒頭にある「トリッキーな作戦」である。

10年も前の記事を思い出したきっかけは、この手法と似たことがCWBにもあると思い当たったためである。

CWB とTCSの大きな違いは次の2点だと思う。

・CWBには「命令の成功」がない
・CWBには「軍団攻撃頓挫」がある

TCSでは、命令に従って目標を奪取した部隊は「命令の成功」を宣言して「命令を受けていない状態」になる。
しかし、CWBには「命令の成功」がないから、次の命令を受けるか、今の命令をキャンセルするまでは「攻撃中」になると考えられなくもない。
(この辺は明確なルールがないように思います。。。)

そして、CWBでは「攻撃中」の部隊に軍団攻撃頓挫ルールが適用される。

防御側はこれを利用(悪用)できるかもしれない。
敵の目標地点の目星がついたら、そこからさっさと退却してチマチマと射撃を続ければよいのである。
うまくいけば、敵は軍団攻撃頓挫チェックに失敗して後退してくれず、そうなれば追撃開始である。
(敵陣に切り込むには別途複雑命令を用意する必要がありますが。。。)

この種の手法を使ってプレイするつもりは全然ないのだけれど、こういう考察を巡らせることは結構好き。
くどいですが、この種の手法を楽しそうに話すことはあっても、実際に使うことはありません。
たぶん。。。

。。。上の記事を書いた後に、以下の記事を拝見しました。
シンクロニシティでしょう(^^;。
・「未発令状態が3ターン以上続くと10ヘクス後退」の削除。
 これにより「作戦成功→未発令に→次の命令が受け取れず後退」
 と云った妙な展開が無くなりました。ほっw
 Tactical Combat Series(TCS)4.0はどう変わったのか

by gameape | 2010-03-22 22:13